第4話
カク●ム投稿済み7話までアップします。ヨロシク
※盗賊達の近くの草原です。
「ほう・・」
この体が神の説明の状態に成り、ゴブリンを3デスしたら身体が軽くなった。それに想像しちゃってた繁殖関係のスキルが出ていない。まあそっちは種族特性の範囲なんじゃないかな?そんなの本能だろうし、生存本能は上位にランクされる筈だ。
俺が想像妊娠するとかほんと勘弁だからな。
これで何とか周りとチャラくらいの身体能力になったか?身長が縮んだので身体が急に重く成るわで超パニックだったし。
身長150cmのヤバ可愛な女・・うなじょじゃねえし!目にゴミも入らねえ。しかしデカいな目が。ゴミ入りが得意な一重の細目でも困ったけど。
あとね、鼻が邪魔でアヒル口の先が見えにくい。ついでに頬が緩い・・油断すると膨らむ表情をするな絶対。むぅとか得意になるかも?
「あっ」
状態異常耐性?そんなの個別表示に無かったけど。となると獲得が解りづらい種族特性の中に含まれてたのかな?変なの持ってるのが居たからね。荷物持ちなんたらが。もう底辺の最底辺で荷物持ち!舎弟職だわ。
ゴブリンの中の舎弟なんだぜ?そこで荷運び出来ない奴は、ハブられる訳?兄貴分にケツ掘られジャニ・・おおっと、どんな生存本能なの?危険だね。
ありそうな剛力は見ないけど、棒術とか持ってる奴もいた。拾った枝で棒術とか、そっち関係の人がめっちゃ怒ると思う。
「んっあああ・・」
食虫植物らしきのが巻き添えを食らってグシヤグシャに・・うん、そこも一緒に吸収しちゃえば問題なし。死別前なら俺のモノっと。
「微弱・・麻痺?」
良く見えなかったよ。無暗矢鱈にゴブリンが飛び出すから、条件反射的に消失からのぶっ刺しも事務的にしてるからなあ。考えるの怠いし。骸も放置!荷物は無理だよ。ちっさいお手てに期待しないで。
一休みしながら果実をむしゃむしゃ中、外皮が柔いちょっぴり甘系な奴。熟れたスモモにクリソツです。大っきく感じるのは俺がちっさいから?オート倹約屋を自負してます。喉は普通に乾くけどな。
「うららーーー」草原の傾斜を滑走しとる。
これありましたよ、びびりな俺があっという間に死ぬかもと。だがそうじゃない!30分前の俺は俺じゃ無かった。意味解らん?俺もそう思う。
「あっ、」
逃げやがった。だがそれでも俺は遣る。なんせ昔の俺はこれがちゃんと出来なかったからな。
幼児という障害から歩行困難を克服・・ちょっと成長してハイハイに未練も無く成ったが、お外にGOーなんて直ぐじゃなかったし。
連れられ甘えたの克服があっても憧れの公園デビューはずっと先で、気づけば遊具に溺れるのを躊躇う歳に成っていた。
だから何だって?滑り易い傾斜が目の前にあったら滑るしかないよな!うん、森に草原が食い込んで傾斜になっとった。
俺はスキルの不壊マントの威力を発動し、かっこ良さげに滑って行る。そこで魔物3体に囲まれ・・訂正、ヘビ3匹だったわ。
そこで慌てて上に戻ったけど、ヘビ達は俺を警戒したまま動かない?鎌首もたげても弱わ弱わにしか見えねえよ。ボーリングのピン?狙うだろ?ストライクを。
「ありがとね」
スパコーンと弾けてくれたのも3回目までで、4回目のチャレンジに奴等は不参加に成った。そうですか飽きましたか。でもね、ピンよりボールの方が難易度が高いのよ。横回転ドリルが真っ直ぐ進むと思うな。
滑ってる草も刈れちゃうから。ウサ子は最初から不参加です。草原滑り完!
ゴブリン・・レベル上げが解り辛いな。3体殺処分でレベル13、追加10体でレベル17、さらに10体追加してもレベル18?関連性が全く見えないから、ゴブリン検証は終了にする。
テンション?維持の為に睡眠を捕った。寝ては起き起きたら寝るを繰り返したら、以上に身体がこわばった。
大木の張り出ている枝に、身体を固定して寝てたのが悪かったのかな?寝起きに目の前の木の枝からこっちを見ていた、ミミズクみたいな怪しい鳥に目が有ったから?言い掛かりを付け様としたら飛んで逃げられた。
食っちゃ寝から脱却・・何度も果実が成ってる木に戻ってたら前に進めないからな。柔らかい葉は数枚を確保して置く。お尻は安全に!アイドルでもないが。
数え切れないとか数えてないとか、何でも構わないけどゴブリンは殲滅しつつ進む。おっ!スキルに水属性の表示が加わった。これはテンションが上がるね、身体とかも洗えそうだからもっとレベル上げしないと。葉っぱがそのうち不要に成るな。
・・夜目?希薄?木登り・・おい!ヤバいの持ってる奴が居たぞ。俺の睡眠の邪魔をする奴は率先して死ねや。
そういえばあのミミズクっぽいの、鷹の目なんとかを持っていたな。あれかしら?視線で殺せる威圧とか出せちゃうのかな?熱視線?これっきりです。
ゴブリン達が暴れのたうち回るから、食虫植物にも被害が及んでるのね。だがごっさんです。余禄でもよか。麻痺?消化?ゴブリンでも美味しく頂けますとか説明されても頂きません。あっ蜘蛛?見た目は毒々しいけど毒なしなんだと。
錯乱状態で糸を出しまくって、繭になってた蜘蛛を助けておいた。あっちこっちグリグリ撫でたのが不味かったか。威嚇だが悲鳴だか解らんが鳴き声に聞こえたもの。
助けた恩返しとか絶対にないし!むしろ狙われる?仕返し的なやつで。
蜘蛛とかかなり好きなんですけど、相思相愛には成れなかったな。始まる前から終わってたか。
サル?サル来ちゃったか?クソったれサル達なら、絶対に投擲スキルとか持ってる筈だ。性格も悪いだろうし、攻撃だって遠距離系じゃないかな?
そんな奴はこの世からサルれ・・ほんと遠距離な。語録も遠距離ですべった・・奴等遠く過ぎてあっちもこっちも何も出来ん。分析の結果も出せなかった。
何だ?テリトリー侵害を拒否ってるの?行かねえよ。
だいたい森の奥・・何か違ったね。奥へ突っ込んで魔物狩りしてる場合じゃ無いんだよ。今は木々が少なくなってる山裾の盗賊のアジトを目指さないと。サルのお出でませはいらん。草原に戻って確認したら山裾を目指して森の裾を・・ウサ子とヘビに絡まれないようにな。
戻って確認にあいつ等とのひと悶着はお約束で済まし、それっぽい山を見続けながら進む。丸っと1日以上は掛る感じ?森の裾の先に果実を発見する事も絶対要だ。
地面に水饅頭・・スライムだ。森の裾の少し上の方から沸いてる水が数メートルあって、そんな場所に色とりどりのスライムが!茶赤?緑っぽい青みたいな2色だけだわ。色なしは何かを吸収し直ぐに色付きになってるからな。
その青に決めたスライムのゼリーは、胃荒れとかを直す効果があるらしい。胃薬のまんまやんけ。キャベツに見えない葉っぱなのに。
路端に生えてる草を齧ってる犬が、ペットフードの辛さを言ってたな。ペッっと吐き出しふうっっと・・すいません。勝手に思い込みました。猫には胃に優しい食べ物を上げてたから、他人のペットまでは気が回らんよ。
茶赤ってピンクって呼びたいよね?モンスター♪♪俺的にピンクとしよう。オゥケイレディ!ざっピンク・・ゼリーにすると細胞の活性化が良いらしい。
粘液?溶かすの?人外まっしぐらだよ。外聞の悪いスキルは魅力を感じないな。この湧き水は飲料可なんだけど、湧き出ている場所はスライムに占拠されてるの。
俺は格上の上位者なので、潰さないようにペッと弾いといた。スライムの液体混りの水とか無理だから。
それでも果実は見逃さないよ!
・・寄生された・・俺の背中に現在蜘蛛がくっ付いている。こいつ等は地獄の寄生虫らしい?
「ああ、それね」
これ、ちょっと大きめのムカデっぽい何かだいる。名前とか見ないよ、面倒だから。動きを止めて差し出せば、蜘蛛が糸を巻いて引っ張って離れて行く。
まあね、果実の実の周りに一緒に群がってるとは思わないよ?食い物泥棒?冤罪と言いたい。
弱肉強食だし早い者勝・・そっちが先に居ましたね。もう解ってますから、お好きな獲物を指して下さい。さくさく仕留めますよ。
ってかゴブリンなら・・デカいよね?運べないよね?俺は手伝ったりしないよ。群れに拉致されたら何日にも成りそうだもの。
うわっ!でっかいゲンゴロウ?虫は腐りが遅いのだろうか?ノルマ完遂ですね。
「ああん、何か・・悪食。最初の方に連れて行かれた良く解らない虫かな?大きく無かったから6匹も提供したが、早々に死ぬとは嘆かわしい。悪食スキルが来ちゃったよ。消失で奪ったままでは、虫の種族特性で中々死なないのに。止め刺したか?いや死ぬ寸前な訳だから、何を受けても即ご臨終だな。」
使える?死ぬ寸前なら罵声でも・・無いな。魂に記憶が無いから理解もなしだよね。軽いデコピンでも行けちゃうか?その場で殺さない為の証拠を残さない計画なのに、デコ死はダメじゃん。微毒に耐えてくれないかな?
しかし、蜘蛛が前足使って地面叩いてくるからついつい貢いでしまったわ。あれ集りだろ?何も言わないし言葉も解ったりしないけど、あんなヤクザっぽい人居るよね。うだつの上がらない上司にも似ている。
何でこんなのが出来ない訳?言われてる感じだったな。まあ、二度と集られないように逃げよう。女王蜘蛛感がパねえ。
「邪魔!邪魔!邪魔!」
良く解らない虫などもう間に合ったわ。これから俺は日の当たる世界に出て生きるんだよ。森じゃ無く林な、日陰がいっぱいだけど。あれ?隠れ易くない木の上って誰得?計画植林に失敗した場所もある筈だ。この木何の木気に成る気に成る♪みんなが毟った枯れ木ですからっておい。よわよわの枯れ木で朽ちる寸前じゃん!倒壊巻き込まれ子が俺だよ。虫食われか病気だよそれ。
「そりゃ!溺死しろ。地獄に溺れろ!」
蜂・・ダメな奴等だ。蜂なのに木を虫食いにするとか、仕事をしなさ過ぎる。口で齧るだけで済まそうと思うなよ。そんなへっぽこの木が巣って、毎日危険日じゃねえか。落ち着かねえ。ご利用は計画的にって教わらなかったか?
俺も使えない奴だけど。慌てふためいた蜂達の飛び散らかしに驚いた。こいつら水を掛けたくらいじゃ死なない、俺の握り拳よりデカいからな。反撃されそうに成ったから直ぐに全員消失をくれてやった。
シューってスプレー掛けてる感じの俺な、あれよりも完全に全て墜落したけど。ここで追撃は溺死攻撃をくれて、スキルの向上を目指した訳さ。うん、余裕で歩いて逃げ初めたのは種族特性?プチプチプチプチと踏み潰しじゃなく剣潰し。汚れはダメね。