第３話
カク●ム投稿済み７話までアップします。ヨロシク
※お仕事のアレコレ 説明回
衣食住が決まった・・全然だめ。世界の全てが住まいの人ってホームレスと変わんないよねー
こちとらマイホーム世代だから、雨露が普通に凌げないのは問題外だし。そんなの検討したりしないよ。その辺の解決・・２か月は暮らせるらしい支援があるから何とか成るはず。
「ああ、覚えていたんだね。今回は金貨２枚・・か銀貨２００枚の支援だよ。他の貨幣に銅貨もあるけど、ここでは持ち運びを不便にする事で盗難被害を軽減する設定にしたわけ。それが上手く嵌らずにあちらこちらで、盗難事件が起こってるけどそれは人災だよね」
「・・金貨１枚分だけ銀貨でお願いします。あと仕分け用の子袋も数枚付けて下さい。うん、お金がちょっと貯まったら俺の体重と変わらないとかすっごく嫌だわ。ジャリジャリ音だけでカツアゲの対象じゃんか。耳の大きい奴には近寄れない。」
「はは、硬貨の周りに溝を掘って音を減らしているよ。お金を紙で束ねていた江戸時代は馬鹿に出来ないよね。」
「そりゃあ商人と悪代官がお約束だから。拭き取り紐が直ぐに乾いて、軽く叩くだけで綺麗に下に落ちるんたぜ～化粧まわしで秘所を隠してたっぽいよね。」
「それって厠事情じゃない？川下より被害が大きい風下・・母屋の隣の側屋の事だね。それに倣って建物を作ると犯罪が増えるし、臭い飯を食う人も増産しちゃう悪循環だったり。トイレに行かないアイドルなら関係ないね。」
「いくよ！グッジョブもするな。中指に替えるのが慣れ過ぎてて怖い。」
「・・種族特性の悪食は取得必須だから、それはしっかり取ってよ。トイレが友達に成っても、ぼっちは脱却されないから。」
「秘密結社に入る気は無いけど、仲間付き合いは避けるよ。人質に取られるとか最悪だから」
「そうそう、関係各所は事務的に感情を挟まない方が、上手く行く事が多いからね。ほんと上手くやってね。そんな困らない生活に成るまでちょっと掛るし、格上の魔道具の能力の吸引も自力が付かないと無理だから。」
「・・出来んのもびっくりだけど、中々大変なわけか」
「中身が複雑だから、そんな感じかな。代表的な五大元素・地、水、火、風、空を混ぜ合わせて作られた魔道具なんかは、理解してからじゃないと無理だね。あるあるで知られている火属性なんか、自然界の何処にあるのよって感じでしょ。火災ＮＯ！保護観察がヤバいよ。」
「家裁じゃねえか！未成年なめんなよ、今の俺だけども。」
「ほうほう。ああ、ゴースト系の中には、火で攻撃して来るのも少しは居たね。もっともそいつ等も弱点が火系だったりするから命掛けだけど。」
「いやいや、不死系の魔物なんだから命掛けとか無いだろ。死んでるし。」
「そうだね、成仏するのが願望だもの。攻めて魂を輪廻に出したい・・いや、回し終わった残りカスの魂だよ。何処にも貰い手は居ないから。」
「いやいや、リサイクル法に引っ掛かる案件じゃないか？」
「ないない。吐き出した二酸化炭素くらいの扱いだよ。それを何だかんだ言う奴は、一日の半分は呼吸を止めようよ。それで５０％削減出来ちゃうから。そんなのを利権で何とかしているから、何の改善もないわけ。」
「大丈夫！こっちの世界はもっと古代文明です。利権？美味しいの？・・文明の格差が何故か折り合ってる。どっちもダメ人間ばかりだったわ」
「いつでも何処でも欲の皮が厚い奴が多いの。」
神様のやるせなさそうな顔が何ともし難い、でも俺が出来る事は少ないけどな。もうあっちへ行こうかな？・・いやいや現地の天候を知らないまま行くのは不味いじゃん。
そうでしょ？ポーンと野原に放り出されたら土砂降り・・土砂って字面ですけど雨ざんざんなあれね！局地的なそれ！
不味いでしょ？不味くない？廃水処理など皆無の場所なんだよ、あっちこっちから鉄砲水がドンドン飛びそうじゃん。メディアも冠水情報を何度も流して遣ってます感で推すし、現場で靴の中まで冠水していた俺ですもん。
水害を一緒に避けるゴブリン達・・その画はまさにシュールだな。
「凄い災害地域の予想だけど、遥か遠くの山裾ならその可能性が出るくらいだね。小雨はたまにちょろちょろ有るけど、風物詩に成る程でもない。どこも割と森林が大きいから、雨雲もその上に集まるんだよ」
「いや、だからの心配じゃん。俺の目的地が森の中だもの。森三ち・・ギリギリだなこれ。」
「今朝中央区からの発令では、向う一週間は穏やかな晴れ間が続くんだつて。ただ地域広域魔法が放たれると、それの影響から熱中症に成り易いらしい。水分補給はしっかりね。死霊やゴーストも体液を吸水しようとするから、肌の露出がかなり控えた方がいいよ。」
「・・なんの予想だよ・・冷や汗しかでんわ」
「あー馬車移動が今回はあるけど、御者台に屋根付きの馬車とか作られて無いから。渡したマントのフードでがんばって。不快に慣れとく？」
「慣れねえよ！それこそ完全な不壊マントにしてよ。ついでに不快に成らないのも追加で」
「そんな高性能なの渡したら周りが不快になるでしょ？そこそこで我慢しなさい。」
「いや、そんなに凄い性能でもバレなきゃ問題ないじゃん。シラコノリにしらこが入って無いなんて、知ってる人はかなり少ないと思うよ？」
「風味だったら言及出来たのに。」
「謎肉も不明のままです。・・マントはあれとして、着せられたブラウスが分析にボケ・・ん？見えたらバストアップ機能？・・おいおい、男にも不用だけどロリにも不用だろ！ここはパンプアップだろ。パンプさせろや！」
「よーし、今からならお昼前くらいの時間軸だね」
「いやいや、露骨な変えは仕方ないけど、現地着にはお腹を満タンにしてよ。１日か２日くらいノー補給でも何とか成る奴。虫や爬虫類を餌として追いかける事は避けたい。」
「それが美味かもよ？」
「無理！食べ飽きた爺がそんな感じだろ。俺は美味しい物に拘るつもりも無いけど、見た目を我慢するのは避けたい。いや・・ここは踏み込むとこだな。こっちの準備は出来てるから、天候に問題なしならもう行くよ」
「・・中央区は森の中じゃないんだけど・・付き合っとくよ。じゃお達者でー」
「うっひゃーーあぁぁぁぁぁ・・そこ？」
「そう。落としたらだいたい死ぬから扉を採用してるよ。破裂したやつを回収するのは大変だから。脳ミソが飛び散るとまともじゃ無くなるしね。ああ、出るとその扉も消えるからね」
「おう・・うわ！スライド式の自動ドアってコンビニかよ！！」
「あれ？押したり引いたりって古くない？恋愛相手だってスライド式の交換なら簡単でしょ？顔にも流行りがあるからね。」
「いや、これから殺伐な世界に行くのにそれっわおう！！扉に挟まったんですけど！！痛いんですけど！
「・・早くいけ！」
※ レッサリー国王 レッサリー王都近くの草原
「話しぶった切られた・・うん、草原だわ。しかも嫌いなピーマン臭い。それに背景の草が１５メートルを過ぎたら適当だわ。フジ？ＴＢ・・まあ仕方なしだな。それでもそこそこ凸凹させてはいるな。出てるのは兎穴？モグっておい。つい最近まで降ってたらしく、草の殆どが濡れまくりだよ。」
ちっ！しばらくは晴れだって聞いたから油断しちゃつたよ。しこたま降った雨あがりじゃそんなに変わらんわ。靴がぬれぬれに・・こいつを不壊にしちゃうとずっと履きっぱなしで身長が
「ん？んん？何が点滅してるかってステータスのボード？？あっ！２枚目の詳細って作り込みが細かいーーーって何よ。身長が１６０って話だったのに１５０まで減りやがった。現地で縮むとか何なの？」
ふっ「おおい！」今度は何？ウサ子のケツが通り過ぎ・・「ボーンラビ」
レッサリー国・亜種・ボーンラビット・・ほうほう。ラヴッ・・違いますね。ダメですね。
ふーん、分析の表示はそんなっておい！戻ってくるよ！ついてないよ！顔がほんとに怖いよ！ミホもびっくり。素早い回避でどうにか成ったけど、地面の穴に足が取られてコケたとも言う。ひとりズッコケ！遠くのウサ子が見てたかも？
足を挫かなくて良かった・・３度目なら慣れるんだよ。屈み込みから首と腹辺りをむんずと掴み、飛行機宜しく５メートル助走から空高くポーンとしてやった。
３度目だけど２段投げでナオヤもびっくり。
ふはっじゃくて逃げます、奴も顔面ダイブで遣れたりしないし帰って来て欲しくない。ここは逃げってとこだけど、目的地の森から離れる一方だよ。頑張るマンで大きく回り込みをすればヘビが飛び付いて来た。
シャアアーん？シャアアーって泣きが入ってるけど、尻尾を掴んでグルグル回しです。
俺の顔の半分くらいしか口が開かないのに、何舐めてんの！伸ばすよ！伸ばしきってベルトにするぞ。だがそりゃつて投げてやった。奴はお目めにバッテン張り付けて、地面にドリルをかましたな。
うん、スクリュウーじゃないよドリルだよ。頭でっかちだから潜りはしないか。
「全く・・」
ペイッてヘビを森の反対方に投げたから、目的地を変えずにすんだよ。あいつ等を分析したら、種族特性の他に猪突・・ウサ子が頑固過ぎ。あんなの貰ったらヤバくね？ヘビなんて皮膚の硬質がなんたらだったわ。ＴＶに出てたしわしわ都知事みたいになっちゃうよ。キモ顔ＮＯ！
「うわっ！」「ひゃっ！」「ひえっ！」っと、散々な虫攻撃を躱しながら、木々がちらほら有る場所に辿り・・うおい！落ち系とかもっと無理だから。何の蓑虫だよ。丸裸だから違うって？寧ろ何か着ろ。裸族は偉そうにしない。
それに貧乏くさい！都内のホームレスだって何か着てるぞ。夢の異世界なのに夢を潰すな。
ボカシ・・徹底的にボカすからな。あと・・オカマやお姉系も一緒にボカしまくる。神様デースしちゃる。
