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護衛1

空いた時間で書いてます。更新遅くてすいません。

誤字脱字があればご指摘ください。


朝食を終えた俺は早速ギルドへ顔を出してみた。

思ったが吉日っていうしね。


ギルド内の受付横にある依頼掲示板をみる。

王都なだけあってまだまだ大量に依頼はある。

俺は朝一の混む時間帯を避けてギルドに行き、人気のなさそうな依頼をこなすようにしている。



そういえば俺は晴れてCランク冒険者を名乗ることが出来る。ギルドカードを貰えたことが予想以上に嬉しかった。そのギルドカードには大きく『C』と表示されている。色はブロンズだ。

Bランクに上がるとプレートもシルバーになる。楽しみだな。

商会ギルドも同じプレート基準らしいから、リィーンの商会はプラチナプレートと言うことか。。。


一つ上の依頼まで受けれるから、俺はBランクまで依頼を受けることが出来る。

ただ、急にBランクの依頼を受けるのも”背伸びしすぎ”と思われそうだから、Bランクを受けるならパーティ依頼の物にしようと最初から考えていた。

王都だからソロで活動している冒険者も多いし、ソロが集まって簡易的なパーティで依頼をこなす事も出来る。



そして今ナイスタイミングな依頼を発見したのだ。


**************

- ブラッドリー公爵領”ブレスバルド”までの護衛任務 -


難易度 - B+ 

依頼主 - ケイスル商団(Cランク)

積荷  - 作物・ポーション etc...

報酬  - 金貨5枚(護衛者で均等割り)

       魔物の素材(別途協議)

ギルド条件 - 最低護衛人数5名 

集合場所  - 内壁門 冒険者の集いの場

**************



うん。いいじゃないか。

報酬は均等割りだから少し安めだけど、まずBランクの依頼というものを経験できる。

他の冒険者のレベルも見れるし、最低でもCランクの冒険者が5人は居るし。

護衛任務だから安全に隣の街まで行ければ任務完了だろ?

シンプルで分かりやすい。


コレにしよう!

人数制限があるということは一応受付に持って行ったほうがいいのかな?

ミルーさんとも話が出来るし受付に持っていこう。




「ミルーさん、この護衛任務を受けようと思うんですけど?」


「え?この護衛ですか?・・・まぁソウマくんなら大丈夫か」


「何か問題でもあるんですか?」


「うーん、通常の護衛任務であれば何も問題ないんです。ですがこの依頼には難易度に"B+"と記載されていると思います。"+"が付いている難易度はその記載のランクが依頼を受けるのが主になっています。ですのでCランク以下の冒険者は命の危険も伴う為、そういう依頼は避けるんです。

ブレスバルトまでの護衛任務だと必ずバンザ山付近のネイスリー渓谷を通過する事になるのでCランクの冒険者はソウマくんだけだと思いますよ」


「その渓谷を通ることが問題なんですか?」


「ワイバーンが出るんです。恐らく渓谷付近にワイバーンの群れの巣があるだろう言われています」

(あ、ワイバーンって知ってる!ドラゴンが小さくなった感じがワイバーンだった気がする)



「おぉー!!ワイバーン見てみたい!」


「ソ、ソウマくん!!そんな事大きな声で言っちゃダメです」コソ

「あ、なんか不味かったですか・・??」コソ

「Cランク以下の冒険者は絶対避けて通る魔物なんですから。なんだったらBランクだって対峙したくないと思っている魔物なんですよ」コソ



俺は場違いなコメントを大きな声で言っていたらしい。

良かった。今はほとんど冒険者がいない時間帯で。


「それに最近では盗賊被害もチラホラ報告が上がっています。ですので十分注意が必要なんですよ」


「なるほど。色々と重なってしまうと本当に危険なんですね」


「そうですよ!だから油断しないでくださいね」


「わかりました。気を付けます!」


「あ、あとケイスル商団のケイスル様は一応侯爵家なので気をつけてください。依頼主のケイスル様は何かと性格にクセがあるとの事です」


「なるほど。面倒くさい貴族なんですね」


「そうです。まぁあまり絡まなければ問題ないと思いますので^^」


「わかりました。気を付けて行ってきます^^」


「はい!その依頼は明朝に出発ですのでソウマくんが最後にします。ソウマくんは明日の護衛準備をしといてくださいね」


「わかりました。ありがとうございます^^」


「ケガしたらダメですよ?」


「は、はい♡」

(最後にその顔はやばいって””♡)



これ以上メルさんといると離れたくなくなっちゃうから、そそくさとギルドをあとにする。

まあ準備する物なんてないから昼食でも取りながら時間を潰すとするか。





------------------------------------


//冒険者の集いの場//



「ここでいいのかな」



冒険者ギルドから出て王都の外に出ようとすると必ず通る広場がある。


そこには臨時でパーティを組む為に集まっている冒険者や、自分のパーティへ勧誘するような冒険者でごった返している。依頼をこなしているとケガや命を落とすことも少なくない。そうなると新しい人員を勧誘する事もしなければならないらしい。聞こえてくる声は「属性は?」とか「得意な武器は?」「魔法は?」など、自分たちの需要にあった冒険者を探しているのだろう。


俺は声を掛けられる事はないだろう(子供だから)と思いながらも、なるべく目立たないように臨時のパーティたちを探す。


すると強い視線を感じた。(ん!鑑定された!?)



強い視線を感じた先に目を向けると、一人の男性が手招きしている。

恰好からすると冒険者だろう。

鑑定はされたけれどステータス隠蔽しているから全部見える訳ではないし、鑑定された視線に殺気などの嫌な感じがしなかったことからその男性の元へ向かうことにした。

男性の元へ向かいながら、その男性を鑑定してみた。



//シュウ//

 【年齢:22歳】

 【レベル40】

 【冒険者ギルド所属 Bランク―疾風】

 【HP:20500 MP:23700】

 【身長177cm 体重63kg】

 【属性】風 

 【スキル】シーフ/探索/鑑定/希薄/???/

 【特技】格闘術/(超)短剣術/探索/索敵/隠蔽/隠密/

 【装備】メタルナイフ【左】

     シーフダガー【右】

     風のスカーフ

     風の布服

     風のブーツ   



(おお、両刀使いだ。そしてスピードがありそう。あとは格闘術?)


【特技】格闘術-Bランク/近接の格闘術に長けている。

【特技】短剣術-Aランク/短剣術が非常に長けている。


【装備】メタルナイフ【左】-Cランク/攻撃補正+50。丈夫なナイフ。メタル加工されている。

【装備】シーフダガー【右】-Bランク/傷をつけた相手のスキルを一時的に奪う。奪われたスキルは一時的に使えなくなる。


(うおっ!強い!!すっげー強いよこの人。そしてこの武器もヤバいじゃん。スキル奪うとか・・・)



鑑定に夢中になってしまい、話しかけられた事によって我に返る。




「悪いが鑑定をさせてもらいながら最後の一人を待っていた。私はシュウだ。宜しく頼む。君も私のことを鑑定していたようだし、おあいこでいいかな?」


「ソウマです。遅くなってすいません。僕も失礼しました””」


(忍者っぽいし、渋くてカッコイイ”” 鑑定使えるなら鑑定されてるのに気づくよね。)



「ああ。時間は守られているから問題ない。では行こうか」


「はい」


「しかしその歳で鑑定を使えるか・・」ボソッ



(聞こえてます。。。)




しばらくシュウさんの後について行くと、他3人のメンバーが集まっていた。




「きみ、遅いっつーの!!待ちくたびれちゃったよ!」


どデカいハンマーを持った女性にいきなり怒られてしまった。



「いや、問題ない。気にするな」


「アタシはあんたに起こされて、長い間待ってたんだから!」


「先に待たせておかないと依頼に遅れる可能性があったんでな・・・」


「んなっ!!まるでアタシが遅刻魔みたいじゃないさッ!」


「・・・・・・・」


「痛い目を向けるなッ!!」



クスッ (二人のやり取りに思わず笑ってしまった)



「あ~何笑ってんのさ。そもそもキミが、、、

「ソウマ、こいつの話は聞かなくていい」「私の上から被せんなッ!!」



「ソウマ、さっきからうるさいのはライル。力だけは強いから気をつけろ」


「うるさいは余計だッ!」



「こっちがシャリーン。主にサポート役と回復だ。ザネッティ子爵の娘だ」


「初めまして。私はシャリーン・ザネッティ。宜しくお願い致します」


「よろしくお願いします」


(あ、ダメだ。やっぱり元日本人は敬語を使ってしまう習慣が身についてら。敬語だと敬語で返しちゃう)


「あっちで腰を下ろしているのがタンクのマーカス」


「よろしくお願いします」


(あ、右手だけ挙げてくれた)




「皆さんパーティですか?」


「ああ。王都の冒険者も多いが、ランクが上がれば否が応でも顔見知りにはなる。こうやって協力する依頼もあるからな」


「なるほど。あ、そんな事より自己紹介しないと・・・」


「いや、みんな知っているさ。ハワード公爵のご令嬢を救出したCランクの腕利きがくると・・・」


「ああ~。そ、そうですか」(何か恥ずかしい)


「ではそろそろ我々も商団との待ち合わせ場所に向かうか」




------------------------------------


朝 8:00(羊の刻)



外壁門の手前まで行くと集まっている人と馬車が数台が並んでいる。

出発の準備はすでに出来ているようだ。


近くまで行くと、その中の一人が部下?に対して怒鳴っている。




「馬鹿野郎!!あれほど値切られるなと言っておいただろう!!」


「申し訳ございません。しかし旦那様、やはりあの言い値では買い手が付かなかったのも事実でして、、、」


「くそっ!くそったれッ!! もうよい!!」



(あら~、何やら雲行きが怪しいね~)




「ケイスル侯爵、冒険者ギルドから依頼を受けて参りました」


(この空気で、、、シュウさん肝っ玉座ってんな)



「あぁ?冒険者か。宜しく頼むぞ。あぁ早速申し訳ないんだが、ウチの部下のせいでなあんたらの報酬が減ってしまいそうだ。そうだな、、銀貨6枚ぐらいかw」


「な、なんでアタシらの報酬が減るのさ!あんたらの都合で報酬を減らすんじゃないよッ!アタシらは最低でも金貨1枚で依頼受けてるんだから」


「報酬は依頼人が決めてよい事になっているだろう。ズベコベ言わずに仕事してりゃいいんだ」


「んなッ!アンタ依頼主だからってそんなの横暴じゃないか!」



「よせ、ライル。ケイスル様、ご無礼申し訳ございません。しかしながら我々も護衛任務に関しては正式にギルドを通しております。報酬を減らすのであればギルドへの正規依頼の訂正をお願い致します」


「・・・・チッ!面倒くさい。時間が勿体ない。ブレスバルドへ向かうぞ!」



ひと際豪華な馬車へケイスル氏が乗っていく。


「さすがですね。シュウさん」


シャリーンさんがシュウさんを褒める。



「ライル、侯爵に張り合うな。煽るだけでいい方向へ進まん」


「わ、悪かったよ・・・だけど本当にいつも鼻に着くやつだね」


「いつもの事だろう。さあ我々も馬車に乗るぞ。3:2で分かれる。一番前の馬車は俺とマーカスとシャリーン。一番後ろはライルとソウマだ」



それぞれシュウさんの言葉にうなずき馬車へ分かれて乗る。

出発準備が出来て御者が馬車を出す。


俺が乗る馬車は商団員が御者を務め、ライルと俺。あと少し荷物が乗っている。

(馬車苦手なんだよな。。。)



・・・・・・・・・・・・・・・




「ライルさん、質問してもいいですか?」


「ん?何?」


「ライルさんのその武器はハンマーですよね?前衛じゃないんですか?」


「あぁそんな事かい。いつもは前衛よ。ただ護衛の依頼となると別。シュウが『索敵』出来るから襲撃に備えるため一番前に乗る必要がある」



「なるほど・・」


「それにシュウの『索敵』は他のヤツよりも範囲が広い。きっとソロで活動していたらとっくにAランク冒険者だろうねww。私たちに行ってないスキルも持ってると思うし、、まぁシュウもそこまでランクに拘ってないみたいだけど」



「それでか。確かに僕も視界の悪い場所とか『索敵』で魔物の接近とか注意しますね」


「えっ!ソウマも『索敵』使えるのかい!?」


「ええ、使えますよ^^たぶん範囲は自分を中心に3kmぐらいあると思います」


「さ、3km~~~!!!???」


「はい。多分シュウさんよりは大分狭いと思いますけど””」



「いやいやいやいやいや・・・」


ライルさんはしきりに首を横に振っている。何か一々反応が面白いw



「あんたね~、シュウでも500mよ」


「へ??」



「だから、シュウでも500mの範囲よ。レベルが上がって昔より範囲が広がってたら分からないけど、3kmはあり得ないわ」



(ま、またやってしまいました。。。今後は本当に気をつけないと”)



「ソウマ、あんた自分のスキルを無闇やたらと教えたらだめよ。私を信頼してくれたのは嬉しいけどね」


「うっ。気をつけます。。」



「でもそれだけ範囲が広ければ、前でも後ろでも関係ないかもねw」


「じゃあ一応僕も『索敵』しておきます」



するとすぐさま反応があった。



「ライルさん!!すぐ見つけました!魔物がいます!」


「何!?分かった!シュウに知らせよう!!」



少し長くなりました。。。

誤字脱字があればご指摘ください。

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