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無職

誤字脱字があればご教示くださいませ。

空いた時間でゆるーく書いてます。

ご了承くださいませ。


 ◆ニクス

  

 俺はさっきまで勤めていた騎士団を辞めてきてやった。

 さも自分のミスで辞めるといった表情を浮かべて。

 はぁーこれからはあんな堅い話し方しなくてもいいし、何より清々しい。

 俺はそもそも騎士団に向いてなかったんだな。そう思うことにしよう。



 騎士団長には『今回の責任を取って。』と辞職届を提出したので団長も二つ返事だ。

 そりゃそうだ。公爵令嬢が行方不明という機密文書がなぜか門番事務所で止まってたんだから。 

 それにより捜索が遅れたとの責任問題が起きているようだし。

  騎士団長からすれば、責任を取って辞める奴がいるって事は自分の首は守られると思っているのだから快く了承してくれたよ。

 まぁたかだか門兵()の辞職だけで納まる責任問題ではないと思うがwww 


 しかし腑に落ちないことも事実だ。捜索が遅れたことによる騎士団への責任追及は分かるが、そもそもなぜ王族や貴族街宛ての機密文書が平民街の方に交じっていたのか?その機密文書にはシルクイユの国印まで押されていたのに。

 まぁそんな国印まで押されている重要文書を普通に開けたアホもどうかと思うがww



 

 そうこう考え事をしていると冒険者ギルドにちょうど着いたようだ。




 さっきまでの真っ暗だった空は少しずつ明るくなってきている・・・・




 ・・・・・・・・・




//冒険者ギルド 窓口//



「いや私はギルドマスターに呼ばれてきてるんですよ!? 会わせてくださいよ!」


「申し訳ございません。我々はマスターからそのような伝言は承っておりませんので…」


「え、だって商会ギルドのマスターも来てますよね!? 確認してください」


「申し上げられません」


「えぇぇぇー、そんなぁー」



 窓口でそんなやり取りをしているもんだから、まだ数は少ないけどギルド内にチラホラいる他の冒険者たちが何事かと様子を伺いに来ている。

 窓口の女性はその状況がマズいと思ったのか『少々お待ちください』といって足早に関係者入り口へと消えて行った。

 少しフテ腐れて待っていると、場慣れしていそうな別の女性職員が窓口にやってきた。

 俺のタイプだ。



「失礼ですが、お名前とステータスカードのご提示をお願いしても宜しいでしょうか?」


「分かりました。ニクス・グレイグル/19歳/王都騎士団所属。・・でした。どうぞステータスです」


「ありがとうございます。拝見します」ニコ


(うん。カワイイ♡やっぱりタイプだ。名前は、、、メルフィルさんか。ムフ)




「ありがとうございました。ニクスさんの確認が取れました。どうぞこちらへ」


 と促され、メルフィルさんに続くように関係者入り口へと入って行く。

 そのまま2階にあるギルドマスターの部屋まで案内されたところで「どうぞお入りください」とだけ言い残しメルフィルさんは1階へと戻っていった。


(あぁ、言ってしまわれた。。。)




 ガチャッ



「何してんだお前? 早く入ってこいよ」

「は、はい!すいません””」


(メルフィルさんとは今度機会があったら話してみよう)

 とだけ思い、気持ちを切り替えギルドマスターの部屋へ入室した。




・・・・・・・・・・・・・・・




「・・・・・という訳だ。」



「はぁ~。という訳だ。じゃねーよ、まったく。。また勝手に。

 どうせ”鑑定”して()()()に興味でも持ったんだろう?」


「はは、流石だな!わかるか!?」


「昔から本能的に動きすぎなんだお前は。何が『王都の頭脳』だ、アホが」


「なにぃぃぃぃぃ~??」


「偶々いつも当たってるだけじゃねーか」


「聞き捨てならん!!」

「なんだとぉ!?」

「なんだぁぁ?」

「コノヤロー!!!」

「ちょっ!!ストーーップ!!! ストップストップ! 何で急にケンカ始めてるんですか、話が進まないですよ””」


「何だこのヘナチョコが!黙っとれ!!」


「そのヘナチョコは俺が見つけてきたんだ。間違いないだろうが”」


「タイミングが違うと言っとるんだ!!!今他にもっとデカい問題を抱えとるのを分かっとるだろうが!!!このバカ共が!」


「ぐっっっ!・・・そ、そりゃあ、、、…すまん」


「な、何かすいません…」(なんで俺も怒られるの。。)



 ピッケルさんも自分では元Sランクとは言っていたが全然そうは見えないw。方や冒険者ギルマスのガイザーさんは流石というべきか、圧がすごいんだ。雰囲気で何故か誤ってしまった。 こめかみを抑えながら”やれやれ”とでも言いたそうなガイザーさん。こ、怖い。。。




「はぁ。。まぁいい。今回正式に城から依頼が入った」


「王族から直接か?」


「ああ、そうだ。公爵家のご令嬢にして王都の誇るSランク商会だからな。王族も結構慌てふためいているようだ。大層に転送魔法を使って機密文書を送ってきた。早急且つ内密に終息させろ。と」


「転送魔法を使うあたりが相当焦っているな。しかしSランクでも一部の魔導士しか使えぬアレだろう?王宮魔導士だとAランクだけだ。そんな魔法使える奴が居るとは思えんが」


「ただの書面をAランク魔導士5人係掛で発動させて送ってきたんだ」


「なるほどな。その魔導士たちはしばらく使い物にならんなww」


「だろうな、、」



(Sランクやら転送魔法やら、俺には理解できないような単語が並びすぎて話についていけません。泣)




「んで、”影”はもう動いてるのか?」


「ん?ああ、とっくの昔にな」


「であれば、すぐにでも見つかるだろう、、、どんな形であれ。」


「そうだな。原因は魔物かも知れんし、又は賊かもしれんし。生きて見つかってほしいものだが。」



  (!!!!!!!)

  (どんな形!?そ、そうか。確かに無事に見つかるとは限らない…)




「それで、、お前。ヘナチョコの属性はなんだ?」


(ムカッ)

「ニクスです!ヘナチョコではありません!!」


「そんな事知っとる。能力も使えない奴なんぞ、ヘナチョコで十分だ」


「くっ””(何も言えねー) 雷です。。。」


「ほお!雷か。そりゃいい属性に巡り合えたものだなw」



「はい。。ですがさっき言われた通り何の能力も使えないヘナチョコです。。。」


「がはははは。そうだな!確かにそのままではヘナチョコだな!!」



「おい、ガイザー。そこまで笑ってくれるな。俺が見つけた逸材だ」


「ああ、悪い悪い。それで?今日連れてきたのは何か意味があるんだろう?」


「そうそう。”影”に生きの良いのが入ったんだろう?ww」


「あぁぁ??お前何処から聞いた。」


宿()()だ」


「あのクソババアめ…」


「殺されるぞw」



「屁でもないわ。しかしそれがコイツを連れてきたのと何が関係するんだ?」


「ふふふ。その新しい小僧とパートナーにして一気に能力を活性化を図ろうと思ってな!」

「無理!!!」



「そ、そんな食い気味に否定せんでもいいだろう?やってみない事には、」

「無理なものは無理だ」


「何故そんな否定する??小僧は騎士団に在籍していたせいで能力が表に出てきていない。今の今まで魔物の討伐隊には配属されずにきた。きっと騎士団上層部が小僧の才能を潰してたんだ。それが原因だってことはお前だってわかるだろう?パートナーがいた方がお互いカバーし合えてを討伐することで危険も減る。レベルも上がって能力も活性化する。winwinだ」



「そこまで言わんでもわかる。しかし、()()()とのパートナーはダメだ」


「お前がそこまで否定させる理由は何なんだ?」



「アイツは規格外だからだ。会ってみればわかる…そこのヘナチョコじゃぁ、潰れてしまいじゃ」



「そんなのやってみなければ、、


「俺でも五分なのにか??」


「は、はぁぁぁあ??」


「本当に五分かも怪しいものだ…だから無理なんだ。わかったか?そのヘナチョコは別の奴につける」



 ゴクッ


「な、何者だ、ソイツ…」


「アレンの孫じゃ」


「あのアレンか?? ま、孫!? まだ子供???」


「他にどのアレンが居るんだ。子供だろうが実力の世界だ」



「なるほど。な、納得だ。。。でもそれなら尚更すぐにレベルアップ出来るんじゃ…」


「お前はもう耄碌(もうろく)したのか?そんなことしたら今度は自分自身の能力にやられるだろうが」



「う、うっかりしとった。そうだな。。。じゃあお前に任せるとしよう」


「そうしてくれ」



(うん。全然話にはついていけなかったけど、誰か俺の為にコーチャーをつけてくれるみたい^^汗)



 どうにか俺の今後については話がまとまったようで、冒険者ギルマスのガイザーさんが手回ししてくれるようだ。まぁ俺としたら能力の使い方を教えてくれるなら誰でも良かったし、もうすぐ能力が活性化して雷の力が使えるようになると心躍らせていたんだ。


 地獄をみるとも知らずに。。。



何処かご指摘・思ったことがあればお申し付けくださいませ。

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