昔々の、TRPGのために書かれた詩歌 ① 物語の雰囲気作りの歌 -森の歌-、他数歌
-前文-
これは昔々に書いたTRPGシナリオ内に掲載した自作の詩歌です。その幾つかを掲載させていただきました。
(詩を書いたのは初めて、ではないですね、これは二度めです。初めては高校の授業の課題でした、たぶん(笑))
当時、この詩はシナリオの味付けに創作したものでした。
文章は誤字とルビ振りを直したくらいで、詩自体はいじっていません。
古いものなので、文章の流れにがたつきが目立ちますが、直すことはやめました。
ゲームの世界観の雰囲気を、少しでも味わえるのなら良いのですけど(笑)
書いた自作のTRPGシナリオの中で、背景設定としての情報、ゲームシステムの世界設定のイメージを引き出して、シナリオに登場させたキャラの情報を加味して、当時書いたものでした。
でも、セッション内で詩を朗読したり、歌ったりはしませんでしたね。セッションをプレイしていたゲーム仲間に見せただけです。
さすがに人前で、そういう演技ができる強心臓は持ち合わせておりませんでしたので(苦笑)
『ヒロインの口ずさんでいた歌』
-古歌(恋歌)-
人の心は闇なれど貴方は遥かな灯
私は貴方を思い歩み続けよう
その道が苦しき道であろうとも
◇
-浜道の歌-
主亡き浜道を
波は歌い風は踊る
人が行き去ろうとも
それは変わらぬ神の歌声
◇
-森の歌-
鳥は歌い愛を囁き
木々はざわめきを繰り返す
水は清く岸を洗い
陽は美しく森を彩る
緑深き森は我が魂の帰る所
◇
-月の精に捧げる歌-
星落つるほどの天空
瞬く星影
輝ける月そして緑なす森
今宵は汝が為の夜
木立の中を吹く風と
泉に移る月の影
岸辺に座る我が前に
碧なる月の汝が瞳……
◇◇◇
読んでいただき、どうもありがとうございました!