0-3
前回のお話
右手を失って、絶望の淵で死亡。
「やぁ、君は試練を受ける?」
秀司に声を掛けた子供のような声は何も答えない秀司に再度問うが、その声は不満の色が窺える。
「ねぇ、君も試練を受けないの?」
何も答えない秀司に残念そうな子供の声が響く。
「やっぱ夢で見せるのは駄目なのかな? でもやる気が段違いなんだよなぁ……はぁぁー、また違う人間に声掛けよっかなぁ……」
秀司は子供のような声に初めて反応を返す。
「……夢?」
「おっ! 試練に興味ある?」
初めて秀司から反応があったのが嬉しかったのか、子供の声は弾んでいる。
「君は試練を受けてくれる?」
「……さっきのは夢?」
「うん。夢だよ。まぁ、1年後には現実になるけど現時点では夢だよ」
秀司は夢という言葉に安堵して目を開く。
「……あれ? 何も見え……真っ白?」
秀司は目を開けたはずだが、周囲は真っ白な空間で自分の手足も見えず、感覚すら存在していない。そして、子供のような声を発する者の姿も確認が出来ない。
秀司は動かない手足にその他の感覚も無い。重さも痛みも全てだ。
そして、徐々に匂いや音も無い事に気が付く。
不思議な声は聞こえているが、真っ白な空間で何も感じない現状は、生き埋めになっていた状況よりも悪くなっていると感じている。
そんな秀司の動揺を読んだのか、子供のような声は慌てる。
「待って待って。混乱するのはわかるけど説明させてよ」
秀司は唯一聞こえてくる声に心の中で同意する。
「良かったぁ。ギャーギャー騒ぐばっかりで、何も聞いてくれない人間が多くて困ってたんだよ」
秀司は心の中で同意しただけで声を発していない。しかし、声の主は秀司の心の声が聞こえているかのように返答している。
秀司は再び疑問に思う。
(なんで同意したのが伝わ……)
「それは君の魂と会話してるからだよ」
殆どノータイム。それも食い気味に返ってきた答えに秀司は驚愕する。
「驚くよね。でも僕の説明は聞けるみたいだね」
子供のような声からは喜びが伝わってくる。
「僕の説明を聞ける人間が少なくてちょっと焦ってたんだ。あんまり小さい子は選びたくないからね。あっ、質問があったら声に出しても良いし、念じてもどっちでも良いよ。僕にとってはどっちも同じだからね」
秀司は自分が無意識に念じた『さっきの地震は夢?』という質問に声の主が答える。
「じゃあ、もう1回言うね」
秀司の心の声は駄々洩れ状態だが、今の状態がありがたいとすら感じている。
「今から1年後、君が見た夢は現実になるよ」
「さっきの地震は夢で……右手を失うのも夢?」
「そうだよ。僕が見せた夢だけど、君たちが何もしなければ現実になるよ」
秀司は心の底から安堵する。右手を失った訳では無い事に歓喜する。
子供のような声は歓喜に震えている秀司に問う。
「君が見た夢を現実にしない為に、僕の試練を……」
「やる! なんでもやります!!」
秀司は子供のような声の問いを最後まで聞かずに即答した。
食い気味に了承した秀司に子供のような声は弾んでいる。
「良いねぇ。やる気に満ち溢れてるねぇ」
「当然。テニスで世界一になるのが俺の夢。死ぬのも手足を失うのもごめんだ」
心が読めるという事は発した言葉が本心だという事も完全に伝わっている。
「久しぶりにやる気に満ち溢れてる人間を見たよ。いやー、気持ちが良いねぇ」
(あれ? そういやこの声って誰だ?)
思うだけで伝わった秀司の質問に子供のような声は困ったように答える。
「僕? んー、暇人……かな?」
「……神?」
「あー、たまに僕の事を神様って言う人は居るね」
威厳も何もない子供のような声。どこか親しみすら感じる声に秀司は疑問を感じる。
「神って爺さんじゃないの?」
「口調は警戒されないように気を遣ってるんだよ。誰も試練を受けないのはつまんないしね」
子供のような声は秀司の心から発する疑惑の思いを正確に読み取る。
「まぁ、君のイメージする神だと……こんな感じかな?」
感覚が無いはずの秀司はビリビリするような空気の震えを感じ取る。
そして、低く荘厳な声が響き渡る。
「其方……我が試練を受けるか?」
無いはずの秀司の全身に響くような低音だが荘厳な声。逆らえないという圧倒的なプレッシャーは、秀司の思考を完全に停止状態にして、YesやNoと声を発するのはもちろん、考える事すら困難な状態に追い込む。
すぐにビリビリするような空気の震えは収まり、親しみのある警戒感を持たせない声が響く。
「ほら、駄目でしょ? 試練を受けて欲しいのに、みんな緊張しちゃうんだよ」
秀司は心の中で同意した。今の子供のような親しみのある声が最高だと激しく同意した。
そんな秀司に子供のような笑い声が届く。
「ははっ、君は可愛いねぇ」
秀司の心に疑問が生じる。可愛いの意味がわからないのだ。
「人間は例え夢でも死ぬと怖いみたいでね。君みたいにちゃんと話が出来る人間は少ないんだよ。とりあえず死にたくないから試練を受ける。って人間が多いかな。夢を見せないで僕が勝手に選んでも良いんだけど、やる気がない人間を集めてもつまんないんだよね」
悲しそうな子供の声に秀司は答える。
「俺のモチベーションは天井ぶち抜いてアゲアゲっス。ポンポンポーンっス!」
「あははっ、皆がそうなら良いんだけどね」
試練に燃える秀司に子供のような声が告げる。
「いやぁ、君は気持ちが良いねぇ。……そうだっ!」
何かを思いついたような声に続いて真っ白な空間が一瞬だけ輝いた。
「試練を簡単にする訳にはいかないから、君だけ他の人とは違う条件にしておいたよ」
条件と言っても秀司には全く心当たりがない。
「ううん。気にしなくて良いよ。僕からの贈り物だと思ってくれたら良いから」
「あざぁっす!」
秀司の何も考えていないかのような即答での感謝。しかし、その感謝の気持ちは本物だ。
子供のような声は増々弾んでいく。
「ふふ。君は僕の遊びに最後まで付き合ってよね」
秀司は遊びという単語に引っ掛かりを覚える。
「ん? 聞き間違えたんじゃない? 僕の試練に最後まで付き合ってって言ったの」
「はい!」
素直な秀司に子供のような声は堪え切れない笑い声を漏らす。
「ふふふ。良いねぇ。やっぱり可愛いよ君は。応援してるよ」
「あざぁっす!!」
「うん。どれだけ試練をクリアしたかで災害の大きさが変わるから頑張ってね。何か質問はある?」
秀司は質問が思いつかない。今は試練をクリアする事だけしか考えていない。
「まぁ、僕とはいつでも話せるから何かあったら電話してね」
試練をクリアするという事だけを考えている秀司は、試練の内容や電話する方法などについても頭の中から吹き飛んでいる。
そして、子供のような声は少しだけ真剣な声に変わる。
「では、池田秀司。……目を開けて。試練の始まりだ」
秀司は声に従って目を開ける。
そこは真っ白な空間ではなく、見知らぬ天井が見えている。
秀司は大きなベッドの上で仰向けにしっかりと寝ており、身体にも感覚が戻っている。シーツや布団の肌触りは良く、枕の上質さも感じ取る事が出来ている。
秀司が身体を起こすと、布団に隠されていた上半身が現れる。そして、秀司はすぐに右手に視線を向ける
失ったはずの右手は健在で指の動きも滑らかだ。その動きは幻覚でも何でも無く、確かに存在している。
拳を握る。開く。そして、腕を振る。全てが自分の思いのままで痛みも皆無だ。
秀司は右腕を抱きしめるように抱え込んで呟く。
「……良かったぁぁ」
しばらく右手を抱え込んでいた秀司は、そのままの状態で首をゆっくり左右に振る。
ベッドは壁沿いにあり、ダブルベッドよりも大きいほどで、いつも使っている自室のシングルベッドよりも非常に快適だ。
そのベッドの左側には小さなサイドテーブルが置かれており、上には電話が置かれている。
反対側は白い壁紙のシンプルな壁で窓は無い。
サイドテーブルの壁沿いには勉強や作業をするには十分な大きさの机が置かれており、キャスター付きの上質な椅子も備えられている。
ベッドの足元にある壁には大きなTVが埋め込まれており、サイドテーブルにある電話の隣にはTV用と思われるリモコンが置かれている。
そして、TVの横の壁には隣の部屋に通じているかのような扉がある。
秀司は広いホテルの1室に居ると判断するが、現在の状況が夢なのか試練なのか見当が付かない。
とりあえず抱え込んでいた右手を開放して右の頬を抓る。
「……いてて。夢じゃなそうだな」
しかし、すぐに首を左右に振る。
「地震の時も痛かったけどあれは夢だったんだよな……これも夢か?」
秀司は全身の力を抜いてベッドに倒れ込み、気持ちの良い枕が秀司を迎え入れる。
「どぉぉぉでも良いやぁぁぁあ」
右手がある。その事実に勝る事は無く、秀司は大きく身体を伸ばす。
「くぁぁー」
秀司は欠伸のような呻き声を出してからパッと起き上がり、そのままベッドから降りて呟く
「完全にホテルだな……。それも結構良いホテルだ」
謎の扉に近づきながら首を左に向ければ廊下になっており、その先には外に出る為だろう扉が見えている。
部屋の廊下の左右に何があるのかを想像するのは難しくない。クローゼットにトイレと風呂。洗面所まであれば上等だろう。
しかし、目の前の扉の先だけは予想が出来ない。
「こん中で試練を受けるのか? いや……普通は外に出るか……」
秀司は謎の扉のドアノブを掴んで下に押し下げる。
秀司は奇妙な部屋に1歩だけ足を踏み込んだ状態で部屋の中を窺う。
「……は? 何この部屋……」
押し開けた扉の先は非常に狭い真っ白な部屋だ。広さでウォークインクローゼットと良い勝負が出来るだろう。
窓は無く、壁や床、天井が全て同じ色で、輝くような白い大理石のような真っ白で奇妙な部屋だ。
秀司は部屋の奥を見つめながら呟く。
「こりゃ、ラケットバッグくらいしか置けないな」
秀司は愛用のラケットバッグをイメージした。
両肩に背負うタイプのバッグで、中にはラケットを複数本入れる事が出来て、服やタオルを入れるスペースも十分なラケットバッグだ。
そんな愛用のラケットバッグが秀司の見つめていた場所に唐突に現れる。
「……はぁ?」
秀司は愛用のラケットバッグに酷似している物を確かめたい衝動に駆られるが、狭く白い部屋に入る事に躊躇いを感じている。
しかし、ラケットバッグは見れば見るほど愛用のラケットバッグに酷似しており、ラケットが数本に、服やタオルまで入っているかのような膨らみもある。
秀司は前屈みで見つめていた姿勢をグイっと起こして、飛び込むようにして真っ白な部屋に入る。
「おっらぁぁあ!」
秀司は気合の声も出していたが、左手はしっかりドアを押さえて閉まらないようにしている。そして、左手で押さえているドアが急に強い力で勝手に閉まらないかチラチラと振り返りながら、伸ばした足でラケットバッグをジリジリと足元に繰り寄せる。
秀司は足元まで来たラケットバッグを手で掴んで、ドアが閉まらないようにラケットバッグで押さえつける。
「真っ白だからって怖くねぇし。ドアの内側も白とか……こ……怖くねぇし」
そして、秀司は座り込んでラケットバッグを開ける。
「おぉ! ラケットが2本入ってる」
秀司はラケットを1本取り出してジーっと見つめる。
「ん? あれ? これ……俺の?」
握ったグリップのサイズに心地良さを感じる上に、グリップテープの巻き方の癖やフレームにある見覚えのある細かい傷。
秀司は持っているラケットをクルクル回してから、軽く振ってみるが、その感覚はいつも使っている愛用のラケットそのものだ。
先ほど失ったと思った右手でラケットを握る感覚は秀司にとって非常に心地が良い。
「あぁー、最高だ。テニスしたいわぁ……ぅあああああああああああああ!!」
秀司は呟くような感想と願いの後に絶叫した。目を見開いて絶叫した。
テニスがしたいと思ってから狭い部屋がグングン広くなって、床にはテニスコートが描かれている。もちろん天井も見上げるほど高くなっている。
広くなった部屋とテニスコートを見つめている秀司は、テニスコートと白い壁を交互に見つめる。
そして、秀司がもう少しテニスコートと壁までのスペースが欲しいと、贅沢な思いを抱いた時。その思いを汲み取ったかのように部屋が広がっていく。
秀司は呆然とした表情で、出来上がったテニスコートを見つめる。
「マジかぁ……。まだ夢の続きだったかぁ……あっ、それならハードコー……なるんだ……」
仕上げとばかりに大理石のようだった真っ白な床は、秀司が普段練習している学校のハードコートに変貌する。
調子に乗り始めた秀司は買い物カゴに入った大量のテニスボールをイメージする。
「はっはっは! 俺のイメージ通りじゃないか!!」
狙い通りテニスボールと買い物カゴ、更にカゴを載せるカートまで出現させた秀司は、カートを押してベースラインまで意気揚々と進む。もう勝手に扉が閉まっても怖くはない。
3球手に持った秀司は2球を着ているスウェットのポケットに突っ込んで、ベースラインの中央からやや右側で構える。
秀司は左手に持ったボールを3回ほど弾ませる。サービスを打つ前のルーティーンだ。
左手を高く伸ばしてボールを投げ、膝を曲げて腰を少し捻る。1秒にも満たないほんの僅かな静止状態から膝が伸びていき、身体は弓のように反っていく。
右肩の上付近にある力みのない右手に持たれたラケットは、1度ダラリと下がった後に跳ね上がるようにして上に伸びていく。
弓のように反っていた上半身が戻っていくのと連動して捻っていた腰が回り始め、内側に捻られていた右腕はラケットとボールが当たる瞬間に、外側に捻られていく。そして、手首もその動きに連動して折れ曲がる。
ボールとラケットが当たる瞬間にラケットスピードが最速になり、小気味の良い音を響かせてボールがぶっ飛んでいく。
しかし、最初の1球目だった事もあり秀司の力は入っておらず、サービスの動きを確認する意味しか持っていなかった。
サービスを打ち終えた秀司は手に残る感触に慌て始める。
「やっべ。ストレッチしよ」
ラケットバッグにはシューズを入れるスペースもあり、当然のようにそこから愛用のシューズも出てきた。
いつものようにシューズに突っ込まれていた靴下は履いたが、1人で軽く練習するつもりの秀司は、スウェットの上下を身に着けたまま、怪我で泣いた夏の大会を再現させない為に入念なストレッチを始める。
ストレッチを終えた秀司は次々にサービスを打っていき、徐々にボールの速度は上がっていく。先ほどの地震の夢や試練の事は頭にない。
トスの位置。ボールの回転量や軌道。サービスの事だけを考えて、真剣にサービスの練習をしている。
秀司は夢の中で世界中のプロテニス選手と練習した事がある。その時の目覚めは最高で最悪だ。まさに夢のような時間だったという最高の気持ちと、夢かよという落胆の気持ちだ。
カゴの中の球を打ち切る頃には秀司の身体も温まっており、ボールを打つ音は『ドゴン!』という低音が響いている。
今も夢のような状況だが、1人で出来るテニスの練習は少ない。もう1人居なければ効率的な練習は出来ない。練習相手のレベルが高ければ大歓迎である。
ボールを打ち切った秀司は右肩をグルグル回して呟く。
「うーん。良い感じ。あとは練習相手がああああああああああああああ!!」
秀司はイメージした。練習相手に憧れの錦戸選手をイメージしてしまった。
錦戸選手は当然のようにテニスコートの反対側に現れて構えている。
錦戸選手は世界でも片手の指で数えられるほどに、サービスを打ち返すのが得意な選手だ。そのリターンとベースラインから打ち込む強力なストロークを武器にしている。
そんな世界の名手が秀司のサービスを待っているのだ。
秀司は空になったカゴにボールをイメージして出現させる。それは自然に出来た事で、摩訶不思議な状況にも既に適応している。
秀司は3回テニスボールを弾ませてから、全力でサービスを打ち込んだ。憧れの錦戸選手にぶち込んだ。
しかし、錦戸選手は秀司のサービスを読み切っているかのように反応して、鋭いフォアハンドで叩き返してきた。秀司は返ってきたボールに反応できずに、驚きの表情で叩き込まれたボールを目で追った。
秀司は錦戸選手に視線を戻して呟く。
「……読まれた?」
秀司の呟きが聞こえたのか、錦戸選手が口を開く。
「トスの位置と身体が開くのが少し早かった……かな」
秀司は錦戸選手の言葉を聞いて目を見開いて驚く。
「え、嘘……マジ?」
秀司のサービスは比較的高いレベルで、これまでの試合中で読まれた事は無かった。しかし、世界の最前線で戦うプロが見れば未熟であり、僅かな違いでコースと球種を読まれてしまう。
混乱する秀司の視界には身振りを交えてアドバイスをする錦戸選手が居る。
「あざぁぁぁあああっす!!」
秀司は微笑む錦戸選手に再びサービスを打ち込むが、普通に返ってくるボールに驚愕を隠せない。秀司は全力でサービスを打っており、今のは入った場所も悪くなかったのだ。
錦戸選手は笑顔で口を開く。
「今のは良かったぞー」
(いやいやいやいや、あっさり返すなよ!!)
秀司は心の中で悪態を付くが、その表情は満面の笑顔だ。
その後もバカスカとサービスを打ち込んでからストローク戦に移行するが、全く歯が立たない。それでも時折、錦戸選手が貴重なアドバイスを告げてくる夢の時間だ。
錦戸選手にサービスをお願いすればその通りになり、世界的にはサービスが弱点だと言われている錦戸選手のサービスに秀司は舌を巻く。
秀司が武器の1つだと思っていた自分のサービスは、世界的に見れば弱点と言われている錦戸選手より遥かに劣っていたのだ。
秀司の集中力が切れかけたタイミングで休憩を申し出る錦戸選手は神のようだった。
素直にテニスコートの横に現れたベンチに座って休憩する秀司の前に、錦戸選手がしゃがみ込んで様々なアドバイスを告げてくる。
摂取するべき食事なども秀司が実物をイメージすれば目の前に現れ、錦戸選手と一緒に食事をする夢のような時間。
食事や水分補給を終えて再び練習を繰り返す。そんな充実した練習を終えた秀司は錦戸選手に感謝を告げてから謎の部屋を出た。
秀司の気分は最高であり、ホテルのような部屋に戻ってもその気分は全く消えない。
流れるように廊下に向かってクローゼットからタオルとバスローブを取り出して洗面所に置き、スウェットを脱いでお風呂に向かう。
汗を流した秀司は気持ち良くベッドにダイブして眠りについた。
色んな事が出来ちゃう夢の部屋だ!
間違いなく試練じゃないね……試練……試練はよ
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次回もよろしくお願い致します。