決着!
これでチュートリアル終わりです!
章を設定した方がいいですかね?
「ほう、まだ戦う勇気があるんですか」
「未来を見れると知ったら、他の人は諦めてしまいましたよ」
「それと、どうやってそこから出るつもりなんですか?」
私の他にもこの悪魔と戦った人がいたんだね。
そして、ここから出る方法か…
そうだ!これならいけるかも!
「さあ、あなたも早く諦めてしまいなさい」
「いいや、私は諦めないよ。ここから出て倒してみせる!」
そのためにやることは、武器で弾を攻撃すること!
さっきは体以外にあたったときも消えてたから、攻撃すれば消えるはず。
さあ、やるぞ!
剣で周りの弾を攻撃!
やっぱり消えるね。
なら、このまま攻撃し続ければ道ができる!
よし、抜け出た!
さて、どこだ?
「よくそこから抜け出しましたね」
「ですが私のことを見つけられますか?」
また周囲から声が聞こえてくる。
うーん、これも幻覚の一種なのかな。
そしてどこかにいる本物を見つけないといけないと。
探索とっててよかったね。
「《探索》!」
モミジを中心に青い円が広がっていき、あちこちに光が見えてくる。
さて、どれが本物だ?
おそらく地面にある光は薬草で、それ以外の浮いてる光が偽物と本物だね。
それで偽物と本物を見分ける方法だけど、浮いてる光が全部見える位置に行って、攻撃してくるまで待つ!
おそらく偽物の攻撃はダメージ受けないだろうから、分析が発動したときに赤いのがあればそれを射ったやつが本物!
さあ、私はいつまでも待ち続けるよ。
また声が聞こえてくる。
「おや?攻撃しないんですか?」
「どこに私がいるかわからないんですか?」
「あなたは本当に私を倒せるんですか?」
「あなたが攻撃しないのなら、私から攻撃しますよ」
すると、浮かんでいた光の周りに魔法が現れ、モミジへと飛んでくる。
よし、きた!
分析も発動して、赤い弾が来た光もわかった。
今度こそ終わらせる!
モミジはいくつかの魔法を受けながらもその光がある場所へとたどり着き、光に向けて剣を降り下ろし…
またもや地面の剣が突き刺さった。
え?また偽物?
「残念でしたね」
「今度こそ本物だと思いましたか?」
「もちろん保険はかけておくに決まってるじゃないですか」
「どうです、今度こそ絶望しましたか?」
「自分の無力さに気がつきましたか?」
「そんなあなたに1つ贈り物をしましょう」
目の前におそらく偽物である悪魔が現れて告げる。
「慈悲のない絶対の死をね!」
目の前の悪魔が消えて、少し奥に新しく悪魔が現れる。
声をあげ笑う悪魔の影が醜く歪んでいる。
「では、さようなら」
その声と共にモミジを取り囲むようにいくつもの黒い弾が現れ、モミジへ向けて発射された。
「今回はなかなか楽しかったですね。また、こんな人が私を呼び出してくれればいいのですが…」
背を翻し、歩き出した悪魔の背に剣が突き立てられた。
「残念ながらいくつか見落としてたねラプラスさん」
「どうやってあれを生き残った?」
「わからないのかー。君の力はその程度だったのか。なら教えてあげるよ。1つ目は影。よくあるパターンだけど、最初出てきたときのあなたと戦いが始まったときのあなたには影がなかった。そして今のあなたには影がある。これで本物か偽物かの区別がついた。そして2つ目、生き残った理由はこれだよ」
モミジはそう言って地面をさす。
「まさか、薬草か!」
「正解!私が今までにとった薬草を食べれるだけ食べて、なんとか生き残ったよ。本当に苦くて苦くて、もう食べたくないな…まあそういうことだよ。残念だったね」
「まさか本当に第2の試練を突破するとは…では、最後の試練に移りましょうか」
まだあるの!?
もうこれ以上は無理だと思うんだけど…
「まあ、最後の試練は報酬をあげようというだけのことですよ。最後の試練では、このチュートリアルの外つまり通常世界で私を見つけてもらいます。もし見つけることができれば、あなたに報酬をあげましょう。ではこれをどうぞ。また会えることを祈っていますよ」
そう言ってモミジにハンカチを渡すと悪魔ラプラスは光に包まれて消えていった。
「終わったー!それで、報酬は?」
もちろん報酬は忘れてないよ。
「うわー、本当にクリアした…これで11人目だね。本当におめでとう!これは報酬の称号だよ。そしてこれでチュートリアルも終わり、お疲れ様ー。そこのゲートに入ると始まりの町に行けるから、じゃあね!」
菅野はようやく終わった!といいながら消えていった。
称号 悪魔に打ち勝ちし者 を手に入れました。
称号をセットしますか?
「する!」
称号をセットしました。
ボーナスとしてすべてのアイテムのドロップ率が0.01%上昇します。
えっと、そこまで強い訳じゃないけど嬉しい効果だね。
悪魔とドロップ率に何の関係があるんだろうね…
まあいいやこれで、チュートリアルも終わり!
次は何をしようかなー。