悪魔召喚
本日ラスト!疲れたー。明日も投稿します!
「久しぶりー、えっと田中さん?」
「菅野です!とりあえず3体目のモンスター出していいですか?」
「いえ、レベル上げたいのでウルフ出してください」
レベル上げないで挑んでもまず負けるだろうし、本当に風魔法なのかとか、なんとか他に見る方法はないかとか、いろいろ知りたいこともあるしね。
「はあ、分かりましたではウルフですね。あ、ここでウルフに負けても3体目への挑戦権が無くなることはないので」
さて、レベルをどこまで上げようかな?
とりあえずこの前のスキルレベルが上がるまでやって見よう!
◆◆◆◆◆
ふー、疲れたー
今回の成果はこんな感じ。
・ウルフの魔法は周囲の草が揺れていること、かなり見えにくいこと、飛んでいるとき風の音がしたことから、風魔法であっていると思う
・風魔法は空気の揺らぎ?みたいなもので見える
・ウルフを爪、牙、皮をあまり傷つけずに倒すとたまにアイテムとしてドロップする(ドロップ率は牙>爪>皮)
・鑑定と分析のレベルが上がった。鑑定以外は使ってないはずだから、多分分析が攻撃を予測するスキル
・分析の発動条件はまだ不明
・レベルが5から10に上がった
こんな感じです。
ちなみに結構攻撃避けきれなくて死にました。
この前は運がよかったんだね。
今のところ分析が発動しているのは遠距離攻撃だけだから、遠距離攻撃以外には効果がないのかもしれないなー。
それと、この前のから経験値が半分になってて、10まであげるのにけっこう苦労したよ。
レベルが高い敵を倒すとボーナス経験値をもらえるのかな?
それは後で確かめるとして、問題は次のモンスターだよね。
もちろん勝ちたいんだけど、かなりきつい戦いになりそうだね…
「すいません!3体目のモンスターお願いします!」
「あーやっとか。これでチュートリアルから抜け出せる…さて、3体目だけど呼び出すのは俺じゃなくて君だ」
「え?私が呼び出す?」
「ああ、説明不足だったごめんごめん。えっとまず君にこれをあげよう」
「魔方陣が書かれた紙?鑑定してみればいいか《鑑定》!」
悪魔召喚の羊皮紙 ☆☆☆☆☆
この紙に魔力を流すと悪魔を呼び出すことができる。
どんな悪魔が召喚されるかは製作者すらも分からない。
レアリティーが分かるようになったのかな?
☆5か…うーんよく分からないな。
他のと比較してみれば分かるかな?
他のアイテムのレアリティーは、
・初心者セット ☆
・薬草 ☆
・スライムの核 ☆
・HPポーション ☆
・ウルフの皮、爪、牙 ☆
で☆1しか持っていませんでした。
結局レアリティーについてはよくわからないな…
それで魔力を流す?
とりあえず聞いて見ようか。
「魔力ってどうやって流せばいいんですか?」
「その紙を右手で2回タップすると選択できるよ。そして召喚した悪魔のだす条件をクリアすればOK。わかった?」
今の言い方だと必ずしも戦う訳じゃなさそう。
いい悪魔を召喚したいね。
それと魔力を再現することはやっぱりできてないのかー残念。
「リアリティーはないけど、魔力を操るには練習しないといけないから救済措置だね」
まさか心をよめる!?
そんなはずないか…
それより魔力を再現するなんていったいどうやったのかな?
まあ、その辺は理解できないからいいや。
魔力を操る練習は後でやるとして、早速悪魔を召喚しようか!
えっと、紙を2回タップしてと。
魔力を流しますか?
Yes No
もちろんYes!
魔力が足りません
え?これチュートリアルでしょ?
仕方ない魔力上げるか…
モミジ Lv10
HP 50→100
MP 50
力 5
耐久 5
敏捷 5→10
知識 15→50
器用 5
魔力 5→10
運 5
スキル
・鑑定Lv1→2 ・解読Lv1 ・直感Lv2 ・分析Lv1→2 ・探索Lv2
スキルポイント 9
とりあえず魔力が10で足りたので、他のステータスもいくつか上げときました。
特化とはいっても他のステータスも重要なことはわかってるからね。
ステータスが条件で解放されるクエストとかはあるだろうし…
まあそれは後にして改めて悪魔を召喚しましょう!
紙を2回タップして、
悪魔を召喚しますか?
Yes No
Yesっと。
あ、魔方陣が点滅してる?
まぶしいっ!
魔方陣がひときわ強い光を放ち…
「やあ、こんにちは。私は…そうですねラプラスとでも名乗っておきましょうか。以後お見知りおきを」
貴族服を着た悪魔が目の前に現れた。
うわっ近い!
一旦距離を…
距離をとろうとしたモミジの肩を悪魔ラプラスがつかむ。
「まだ攻撃はしないのでそう怖がらずに」
いつ動いたのかわからなかった!?
こんな化け物と戦って勝てるはずがない!
それに影がない?
さすが悪魔!
「さすがに手加減はしますよ。そうじゃないとゲームにならないですからね」
心が読まれてる?
このゲームそんな機能までついてるのか…怖っ!
「さてルールを決めましょう。制限時間逃げるか、私にダメージを与えるかどっちがいいですか?モミジさん」
逃げるのかダメージを与えるか?
普通に考えたら逃げる方だけど、情報が足りないな。
「とりあえず制限時間と与えなきゃいけないダメージ量を教えて」
「そうですね、制限時間は1分、ダメージ量は1でどうですか?」
1分間?ダメージ1?
あのスピードで動かれるならどちらにせよ勝ち目はないけど…
手加減がどれくらいかかな。
「あなたの手加減っていうのはどれくらいなの?」
「逃げるなら私は魔法を一切使わない、ダメージを与えるなら私の攻撃はすべて1ダメージにして、私はその場から一切動きません。これでいかがですか?」
それならダメージを与えるしか選択肢はないね。
あのスピードで動かれたら1秒も持たない自信がある。
「ダメージを与えるで」
「理由をお聞きしても?」
「あなたなら心よめばわかるでしょ」
「まあ、そうなのですが…やはりあなたがいってくれませんか?」
「まあいいか。あなたは逃げる時にあのスピードで動かないとはいっていなかったからね」
「まあそうですね。これで第1の試練は突破でいいでしょう」
第1の試練?
あ、これ間違った行動をすると死ぬやつだ…
ずいぶん厄介な悪魔を召喚しちゃったみたいだね。
「では戦闘に移りましょうか」