対ウルフ
本日2回目!どこまで毎日投稿続くかな?
さてウルフか…
見た目は普通の狼だから攻撃は爪と牙だけかな?
それと鑑定はそろそろレベル上がるかな?
「《鑑定》!」
ウルフLv5
レベル高い!
攻撃あたったらまずそうだね。
回避重視で攻撃!
避けられた!?
動き速いし、こっち見てなかったよねさっき!
音かな?
って考えてる場合じゃないね。
ウルフがモミジめがけ不規則な動きで走りよってくる。
攻撃を避けなきゃ!
ウルフが走って来てるからタイミングあわせて横に避ける!
ウルフはモミジの横を通りすぎる瞬間に爪を振り、モミジの腕を少し傷つけた。
あ、ちょっとあたった!
ダメージは1だったけど、このままだとそのうち避けられなくて殺されるよね…
なら、攻撃してきたところにあわせてこっちも攻撃すればいいかな?
やってみてだめならまた考えよう。
じりじりとウルフが近づいてくる。
攻撃は前からだから、タイミングをあわせて剣を体の前に持っていけば射程はこっちが長いから当たるはず!
さあ、こい!
飛びかかってきたウルフにモミジが降り下ろした剣があたる。
攻撃はしっかりあたったしこっちはダメージを受けていない。
また攻撃してくるのをまって今みたいにカウンターをあてられればいける!
また攻撃してきたウルフにカウンターをあてようとするが、ウルフは今度はジャンプをせずに足に噛みついてくる。
すぐに剣で何度か切りつけウルフを足から離すが、20ダメージほど受けてしまう。
ジャンプをするときとしないときの見分けがつかない。
カウンターだけだとかてないけど、自分から攻撃しても避けられるから、攻撃を待つしかない…
横に避けながら攻撃する?
いやそんな動きしてたら、いつかタイミングを間違えて攻撃を受けることになるだろうし…
あれ、攻撃してこない?
HPが減ったから行動パターンが変化したのかな?
あれ?ウルフの目に魔方陣?
少し離れた場所にいたウルフの目に魔方陣のような模様が現れ光を放ち…
モミジへむけて風の弾丸が放たれた。
モミジは弾丸を避けることができず、ダメージを受ける。
えっ、今のは魔法?
少し草が揺れたと思ったらダメージを受けてた?
ダメージは15で結構でかい。
見えないからおそらく属性は風。
注意していればわかるはず。
またウルフの目が光を放つ。
目が光ったからくるはず!
あれ?灰色の玉が見える。
これはスライムのときのやつと同じ現象…
何かのスキルが発動したのかな?
とりあえずこれで避けれるね。
攻撃を避けウルフの方を見ると、ウルフは魔法の反動か少し体を硬直させている。
あ、今体動いてなかった。
さっきまでずっと動いてたから、魔法を撃ったら少し隙ができる!
なら次の魔法は前に出て避ければ攻撃が当てられる!
またウルフが目を光らせ魔法を放つ。
やっぱり見える!
条件は分からないけど、攻撃を予測するスキルを持っているみたいだね。
これで決める!
モミジはウルフのところまで走り抜けると、ウルフの口の中に剣を突き刺した。
まだ倒れない?
ならもっと奥に突き刺す!
力を入れ剣を喉の奥へ奥へと押していくしばらく剣を押していると、ウルフの動きが止まり光になって消えていった。
100Gと50経験値を手に入れました
ウルフの牙を手に入れました
レベルが3上がりました
頭の中に無機質な声が聞こえてくる。
やった、勝った。
HPはまだ半分くらい残ってるけど、攻撃を予知?するスキルがなかったら勝てなかったね。
ウルフでこれなら次のモンスターには勝てる気がしないな…
何回かウルフを倒してレベル上げないと絶対勝てないだろうけど、そろそろご飯の時間だろうからログアウトしないとなー。
「おめでとうございます!ウルフを倒したのはあなたで317人目です!これは報酬の10000Gです。いやーすごいね317人のうちの1人だよ」
前半と後半の違いはおいといて、私で317人目?
このゲームの初回生産は10000だったから…
「勝率3.17%!?」
「まあ、本来は群れで出るとはいえ推奨レベルはレベル10。さらに今回は魔法も使う特殊個体だからね、HPと攻撃力は低くなってたけど、それでも十分強いし、普通は君みたいに何回もスライムと戦ったりしないからレベルも1のままだから」
うーん、なんかすごいことをやってしまった。
これのせいでゆっくり情報集めができないなんてことにならなきゃいいけど…
「これに勝った人が公表されたりは…」
「3体目に勝つ人がいなければ希望する人は公表するけど、それがどうかした?」
「なら公表はしないでください!」
「えーいいの?回りのプレイヤーに「ウルフに勝ったモミジさんだ。お前話しかけてこいよ」なんて言われるかも知れないのに?」
「それが嫌なの!」
そんなことになったら絶対めんどくさいクエスト手伝ってくださいとか、アイテム売ってくださいとか、どうしたら強くなれますかとか…
嫌だー!
めんどくさいことに巻き込まれたくない!
「残念、まあ気が変わったら後のメールでYes押しといて。メールでNoを押さないと公表されるから気をつけてね」
絶対忘れないように後でメモに書いとこ。
「わかったじゃあご飯食べるので落ちます!また明日!」
さて、今日のご飯は何かなー?
モミジのが光になって消えていった後、1人の男の呟きがむなしく響いた。
「え?まだチュートリアル終わってないよ?俺明日君のことずっと待ってなきゃいけないの?」