怪しい洞窟
デスペナルティが解除されたー!
早速洞窟に行きましょう!
「みんな、デスペナルティ解けました!」
「じゃあ、洞窟に行きましょうか」
洞窟を見つけたサラを先頭にモミジ達は森を進んでいく。
モミジ達と別れたところで右側に進んでいくと、少しずつ傾斜がつき始めた。
こっちは山だったんだね。
じゃあそろそろ洞窟があるのかな?
「洞窟はここから少し登ったところです。ついてきてください」
サラはそう言って山を登っていく。
もちろん道はなく足場が悪いため、草や枝をかき分けながら進むことになるのでスピードは遅くなる。
ときどき足を踏み外したりしてしまうこともあり、なかなか上へは登れない。
それでも着実に進んでいき、20分ほど登ったところで洞窟の入り口が見えた。
あ、あった!
ここから見ると普通の洞窟っぽいけど、何が怪しいんだろう?
モミジが洞窟を覗き込むと、洞窟の壁には血の文字が書かれていた。
「うわっ!」
えっと、これ血文字だよね…
何でこんなところに…
「ねっ、怪しいでしょ?」
「うん、確かに怪しいね…読めるかどうか試してみるから、洞窟に入るのはちょっと待ってて《解読》!」
この言語は現在のレベルでは解読できません。
え、解読できないの?
前みたいにひらがなぐらいは読めると思ってたのに…
「ごめん、だめだった」
「モミジさんでも解読できない文字…」
「いや、私は解読のスペシャリストとかではないよ?」
「いつも気になることがあるとずっとそればっかりやってるから、解読とか得意なんじゃないんですか?」
「解読が完全に弾かれたからね…とりあえずスクリーンショットを撮って…じゃあ先に進みましょう!」
「はーい、それとリン、前にやってたゲームのこと教えてよ」
ザクロがゲームのことが気になったのか歩きながらリンに声をかける。
「長くなるけど大丈夫?」
「じゃあ、今日はパジャマパーティーだね!」
「パ、パジャマパーティーですか…」
「夜更かししてもいいですけど、明日起きられるようにしてくださいね」
サラさんはザクロちゃんのストッパーなのかな?
苦労してるんだろうね…
「大丈夫だよー、早く寝ても起きられないから!」
「ならいいでしょう…じゃないです!早く寝てください!」
「早く寝ても変わらないんだって」
「なら、夜更かししたらもっと起きるのが遅くなるでしょう!」
いや、ストッパーじゃなくてお母さんかな?
そうだ、探索しておかないとね。
「《探索》!」
反応は…
天井?
動いてないしアイテムかな?
けど、この高さだと取れなさそうだけど…
この洞窟は天井が今のところ高く、3.5メートルほどだった。
ちなみに洞窟は壁についている苔が光を放っているため、明るいわけではないが視界は確保できていた。
石を投げたら落ちてこないかな?
モミジは石を手にとって天井の光に向けて投げる。
7回目で石が光にあたった。
よし、あたった!
光も落ちてきてるし成功だね!
モミジが光を見ていると、急にその光から何かが飛んでくる。
モミジはそれに気づけず、頭にあたってしまう。
「つ、冷たいっ!」
その声を聞いたみんながモミジを見る。
「左上に何かいる!水魔法を使ってるよ!」
「わかりました!ミレイ、光源お願い!」
素早くリンがミレイに声をかける。
「わかりました《光魔法 光源》」
ミレイの上に光の玉が現れ、辺りを照らしだす。
モミジが探索の光のあった場所を見ると、そこには1匹の蝙蝠がいた。
大きさは普通より2回りほど大きく、それ以外は普通の蝙蝠のようだった。
蝙蝠?
それでこんなに天井が高いんだ!
これはやっちゃったね…
せめて戦闘で役にたたないと。
「ザクロは攻撃を引き付けて!リンは後ろから攻撃!ミレイは光源の維持と回復!モミジは魔法で援護!私はこの距離だと難しいかな…」
サラさん…
指示が的確だからすごい残念…
サラさんの分まで頑張りましょう!
「はーい!《挑発》」
「わかりました!」
「は、はい!」
「じゃあ動きを制限するように威力は弱くていいから…《闇魔法》!」
蝙蝠はザクロに水の弾を撃って攻撃しているので、モミジは時間をかけ多くの弾を作りだす。
「リンちゃん、右に動かすからよろしく!」
「任せたください!」
モミジは蝙蝠の左側に弾を多くして弾を打ち出す。
「《ホーミングアロー》!」
蝙蝠は右側に動いて弾を避けようとしたところをリンの矢が撃ち抜かれ、光になって消えていった。
戦闘ポイントを10手に入れました。
「うーん結構弱い?」
「モミジさんの誘導とスキルのおかげだからね… そういえば、あの蝙蝠どこから来たの?」
「天井に探索の反応があって、動いてなかったからアイテムだと思って石を投げたら蝙蝠だったんだよ…」
「じゃあ次からは私達に言ってからやってね」
「はーい…」
天井に蝙蝠がいるとは…
よく考えればわかりそうなのに…
次は気をつけないとね。
じゃあ、洞窟探索再開しますか!
ごめんなさい今日も小話無しです…
明日こそは…




