表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/45

追跡

なかなか来ないねー。

今日は来ないのかな?


「今度は鬼ごっこしよう!」


「いいよー。鬼は誰がやる?」


「じゃあ、俺やる!」


「よし、みんな逃げるよー!」


モミジが子供達と遊んでいると、扉から3人の男が入ってくる。


「おい、今日こそはDestinChevaliersに入って貰うぞ」


「何回も断ったはずです」


「いいのか?そのうち子供が消えるかもしれないぞ?」


「卑怯です!」


「俺らも忙しいんだ、明日までには決めておけよ。安全か、破滅かをな!」


そう言って男達は去っていった。


あいつらがDestinChevaliersか…

じゃあ、追いかけましょう!


「じゃあ、私達そろそろいかなきゃ。また後でねー」


「えー。もうちょっと遊んでってよ!」


「みんな、また来てくれるみたいだから我慢しようね?」


「はーい。じゃあまた来てねー」


絶対手がかりを掴んでみせる!


「ファイネさん、行きましょう!」


「ん、みんなまたね」


モミジ達が急いで教会を出ると、さっきの男達が路地に入っていくのが見えた。


見失わないように、けど見つからないように注意して進もう!


しばらく男達は民家を回って協力者を集めていた。

男達は10件ほど回ったところで走りだした。


あ、気づかれた?

追いかけなきゃ!


モミジ達も男達を追いかけて走っていく。

すると、男達は川の近くの入り口から下水道に入っていった。


下水道?

罠とかがありそうで怖いね。

モンスターもいるだろうし。

あ、秘密の通路とかもありそう…


「私が先に行く。後ろに注意して《光魔法 光源(ライト)》」


「分かりました」


モミジ達は下水道の中を男達を追いかけながら、怪しいところを探していく。

しばらく進んで男達が角を曲がり、モミジ達が角を曲がると男達は消えていた。


あ、いない!

この辺りに隠し通路があるの?

じゃあ、探索で見つけられないかな?


「《探索》!」


うーん、だめかー。

あれ?

ここの壁、違和感があるな…


モミジは壁を押したりスイッチを探したりするが、壁は開かない。


「ここに何かあるの?」


「何かは分からないけど、違和感があるんですよ」


「どいて」


そう言うとファイネはレイピアに魔力を流し始める。


あ、無理やり壊そうとしてる!

避けなきゃ。


モミジが壁から離れると、ファイネが壁に斬撃を飛ばす。

すると壁は崩れ、通路が現れる。

が、その横では避ける方向を間違えたモミジが水路に落ちてしまっていた。


うわー、臭い…

しかも少しねばねばしてるよ…

早く出なきゃ。


モミジは水路から出ようと歩き出すと、何かを踏んでバランスを崩し転んでしまう。


うう、帰りたい…

けどDestinChevaliersを追いかけなきゃいけないし…

DestinChevaliersめ!

絶対見つけ出してみせる!


水路に落ちてしまったことをDestinChevaliersのへの怒りに変えてモミジは歩き出した。


「行きましょうファイネさん!」


「ん、行こう」


モミジ達は隠し通路を進んでいく。

隠し通路は脇道がなく、しばらく進むと扉が見えた。


ここがDestinChevaliersの基地なのかな?

これで終わりにしてみせる!


モミジは扉を開けて部屋の中へと入る。

そこではたくさんの人が1人の人物の演説を聞いていた。

ただし、その人物は壁に映し出された映像で、ここにいるわけではないようだった。


「今こそ腐りきった王族・貴族の支配を打ち破る時だ!まずはそこにいる冒険者を殺し、革命への足掛かりにしようではないか!」


あ、ばれてる。


その人物の演説を聞いた人々は、何かにとりつかれたような動きでモミジ達へと向かってくる。

モミジはレイピアを構え、戦いに備える。


「殺しちゃだめ。気絶させる」


じゃあ、鞘に入れて固定!

これで準備OK!

あの、指導者みたいなやつに一泡吹かせてやろうじゃない!


「スラッシュ!」


モミジは鞘を着けた状態で殺傷能力のない斬撃を放ち、人々を気絶させていく。

だが、部屋の中にいた100人ほどの人々は倒れた人を乗り越えて攻撃してくる。


これじゃきりがないよ。

このまま戦っても、全員気絶させる前に止められなくなるよね。

この状況なんとかできる方法はないかな?

うーん、さっきから動きは単調で他の人を気にしてる様子もない。

多分あの映像の人に操られてるんだろうね…

ならあの映像を止めれば操れなくならないかな?

とりあえずやってみましょう!


「ファイネさん。ちょっとあの映像止めてきます!」


「ん、分かった」


あの映像を出してるのは…

あった!

机の上の水晶から光が出てる!


モミジは人を広範囲のスラッシュで押し、水晶への道を作り出す。

そして道が埋まる前に水晶へとスラッシュを放ち水晶を割った。

映像は消えたが、人々の動きは止まらず、どこからか声が聞こえてくる。


「残念だったな、それは操りとは関係ない。もう遊びは終わらせようか!」


男がそう言うと、人々の動きが統率の取れたものに変わっていく。

そして徐々に距離が縮んでいく。

モミジ達はスキルや普通の攻撃で何人かを倒すが、すぐに後ろから新しい人が出てきて穴を埋めてしまう。


「さあ、終わりだ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ