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チュートリアル

「では、チュートリアルを始めます。まずは、ウィンドウを開きましょう。では、私のあとに続けて言ってください。ウィンドウオープン、はい」


「ウィンドウオープン」


そういうと、私の前に装備にアイテム、ステータス、設定そしてログアウトという文字が書かれた半透明の板が出てきました。

この設定が気になるなー。

まあ、チュートリアルを終わらせてから確認しましょう!


「良くできましたーパチパチパチー」


あー、勝手に設定のGMコールに手が延びるなー。


「やめてくださいお願いします!」


「次何かしたら、本当に押しますよ」


「はい、すいませんでした。では、次にステータスをタップしてください」


うん、絶対反省してないな。よし、チュートリアル終わったらGMコールを押してやる。

それで、ステータスをタップと…

よくあるRPGっぽい感じ。

今は装備はないんだね、ゲームが始まったら新しい装備を買いにいこう。


「じゃあ、今から装備を渡すのでつけてみてください」


・旅人の服・旅人のズボン・初心者の剣・初心者の盾・初心者の杖・初心者の弓

を手に入れました


これで装備を買う必要はなくなったかな?

さて、装備欄をタップして装備を着けて、武器はとりあえず剣でいいや。

よし、これでかわいい旅人の完成!

ゲームだから当たり前だって?

ゲームの中ぐらい美少女になったっていいじゃないか!


「では、ステータスの設定について説明します」


なんか、まじめになってるな。

まあ、いいや。

あれ?職業欄が追加されてる。

職業は無いと思ってたよ。


「この画面でステータスの確認とレベルアップしたときにもらえる、スキルポイント、ステータスポイントを使ってスキル、ステータスを取得、強化することができます。やり方は、最初と同じです。ふー、これで説明終わりっ!」


「あれ?職業についての説明はないの?」


「このゲームの職業は他のゲームの称号と似たような感じだから、自分で探してみて。あ、称号もあるからさ」


なるほど、それならある武器を使って敵を倒すとかが怪しいかな。

そして、口調急に緩くなったな。

次は、戦闘チュートリアルだよね?


「じゃあ、戦闘に移りまーす。そこに人形を出すので、それに攻撃して使う武器を決めてみてください。もちろん初期装備以外も武器はあるから探してみてね」


「はーい」


予想はしてたけど、他の武器もあるんだね。

この前やったゲームだと刀、銃、短剣、レイピア、両手剣…

ほとんど剣しか思い浮かばないな。

おっと、まずはチュートリアルをやらないと。


腰に吊るしてあった剣を抜いて、いつのまにかでてきてた人形に切りつける!

うん、いいんじゃないかな?

あ、この剣鑑定できるんじゃない?


「《鑑定》!」


でてきた!


初心者の剣

装備条件 筋力5以上

攻撃力+3


まあ、初期装備だし弱そうだね。

見た目もシンプルだし。

鑑定は手に持っているものを鑑定できるのか、それとも視界に入っているものを鑑定できるのか…

確かめようか!


まずは、地面に置いて


「《鑑定》」


できたから次は、視界に入らないようにして


「《鑑定》」


これだとできないのか。

つまり、視界に入っていれば鑑定できると。

次は距離を調べよう!


「《鑑定》」


◆◆◆◆◆


あれから調べた結果、だいたい5メートルぐらいが鑑定の効果範囲だった。

レベルが上がると、情報量が増えるのか距離が長くなるのか…

うーん、気になるなー!

あ、チュートリアルのこと忘れてた!

今何やってたっけ?


「あー、そろそろ満足した?早く続きをやりたいんだけど」


「すいません。ちょっと集中するとそれ以外ができなくなちゃって」


「30分鑑定をし続けてちょっとなのか?」


「何か言った?」


「いや、武器は剣でいいのかなーって言ったんだよ」


「そうだ、今武器を試してたんだった!」


次は弓を使ってみようかなー。


「ああ、また長くなりそうだ…」



◆◆◆◆◆


あれから弓と杖を使ったけど、弓は狙いがブレブレで動かない的なのに5分でたった1発しか当てられなかったし、杖は普通に使えたけど、魔法の補助効果がついていて魔法使い向けだったので、結局武器は剣にすることにした。


「じゃあ武器は決まった?」


「はーい、次は何をするの?」


「次は、モンスターと戦ってもらうよ。最初はスライムで、次がウルフ、そして最後はお楽しみってことで!一体倒すごとにボーナスがあるから頑張ってねー」


ボーナス!そして名前がわからないモンスター!

ああ、知りたいっ!

まずはスライムとウルフを倒さなきゃ…

あれ?このステータスで戦えるかな?

まあ、やってみるしかないね!


「準備はいいかな?それじゃあ始めるよっ!」


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