シークレットクエスト
本日2回目です。
「依頼やって来ました!」
依頼が終わったことをカウンターにいたお姉さんに報告する。
「早いねモミジちゃん、何が終わったの?」
「全部です」
そんなに早かったかな?
スライムの核は結構落ちやすいし、薬草もそこらじゅうに生えてるんだけどな…
「もしかして探索と鑑定もち?」
「そうですよ。よくわかりましたね」
この人も鑑定をもってる?
いや、こっちに聞いてきたから予想か…
うーんなんでわかったのかな?
「薬草の見本見せてないのに全部を終わらせてきたからね」
「そこからわかったんですか、よくスキルの効果覚えてますね…それとアイテムどこに出せばいいですか?」
「まあ、それを覚えてるのも仕事だからね。基本的なスキルの効果は覚えてるよ。アイテムはこのカウンターに全部乗る?」
薬草100本以上あるからなあ…
乗らないよね多分
「多分乗らないと思います」
「ならこっちに来てちょうだい」
お姉さんはカウンターの後ろにある扉の片方に入っていく。
それについていくと、そこには倉庫が広がっていた。
「じゃあここにアイテムを出してくれる?」
「わかりました!」
まずはスライムの核10個でしょ。
次に薬草100本。
何かあった時のために残りは持っておこう。
そして最後にゴミたくさん!
「これで全部です!」
「凄い数の薬草だね。何かゴミの中に欲しいものがあれば持っていって。そしたら数を数えて来るから」
じゃあ、あの3つを貰おうかな。
「これ以外はいいです」
「じゃあ、ちょっと待っててね」
「わかりました!」
そういってお姉さんはアイテムを数え始める。
じゃあ今のうちに鑑定してみようか。
「《鑑定》!」
加工された魔石
加工された魔石。
魔道具の動力になる。
狂化ポーション
飲むとバーサーク状態になる。
力、敏捷が大きく上がるが、勝手に体が動くようになる。
効果時間は5分間。
ポイズンサーペントの鱗
ポイズンサーペントの鱗。
防具の素材になるが、一つの防具を作るために多くの鱗が必要になる。
うーん、取り敢えずポイズンサーペントの鱗は数がないから使えないし、狂化ポーションは使い道あるのかな?
加工された魔石は魔道具の動力になる?
魔道具ってなに?
武器が炎を纏ったりするやつかな?
それともギルドカードみたいなのかな?
どっかに図書館みたいなところがないか、探してみようかな。
「数え終わりました。スライムの核10個、薬草100本、ゴミ42個でした。これは報酬の590Gです」
42個もゴミを拾ってきたのか…
今持ってるのも足して45個かー。
当たり前だけどなかなかいいアイテムは落ちてないねー。
「ありがとうございます」
お姉さんは報酬をモミジに渡した後で、何かを考えているのか倉庫をうろうろと歩いている。
あれ?何か考えてるのかな?
「薬草を100個もとってきてくれたあなたに依頼したいことがあるのですが、話を聞いていただけないでしょうか」
お姉さんが何かを覚悟したような表情で話しかけてくる。
「まあいいですけど、どうしたんですか?」
「私の妹が先月から珍しい病気になってしまい、それを治すには月光花が必要だそうなんです。報酬はいくらでもかまいません。どうか月光花をとってきてもらえませんか?」
シークレットクエスト 月下に踊る花 が発生しました。
クエストを受注しますか?
Yes No
シークレットクエスト!?
薬草を100個納品したことが条件?
普通気づかないよそんな条件…
できることならやりたいんだけど、情報が少ないからね。
人の命がかかってるから、そう簡単には依頼を受けるかどうか決められないな…
私が受けたはいいけど達成できなくて妹さん死亡みたいにはしたくない!
「月光花はどんな草なんですか?」
「月光花は夜、月の光が出ている時にしか咲かないと言われていて、この近くだとオベーンの森に生えていたという情報がありました。だいたいレベル8から10ぐらいの敵がいる森なので、しばらくレベルを上げてから行けばいけると思います」
うーん、それだと私に依頼する理由がわからないな…
「なんで私に依頼しようと思ったんですか?聞いた限りだと他の人に頼んだほうがよさそうだと思うんですけど」
「この町にいる冒険者ってなんか最近おかしいんですよね。依頼を受けてやるとか、もっといい依頼はないのかとか、もう達成された依頼を受けたいとか。冒険者ギルドは人から依頼を受けているわけですから、同じ依頼なんてあるはずないのにです。つまり誰かにこの依頼をさせたら、他の受けられなかった人があの依頼を受けさせろ!なんて言ってくると思うんです。モミジさんはそんな雰囲気がなかったので誰にも言わないでくれるかなーと」
確かにこれはゲームだけどさ…
プレイヤーバカなやつら多くないかな?
「わかりました。誰にもこの依頼のことは言いません。期限はどのくらいですか?」
「あと1か月以内に薬を作らないと妹は死んでしまうと言われました」
やっぱり情報は少ないけど場所がわかるなら、まだなんとかなるかな…
「わかりました。探してはみますが、見つからなくても恨まないでくださいね」
「ありがとうございます!本当にありがとうございます!」
シークレットクエスト 月下に踊る花 を受注しました。
「お礼は月光花が見つかった時にお願いします。じゃあ、月光花とオベーンの森の情報を探してきます。この町に図書館ってありますかね?」
「貴族街にはあったはずですが、その他にはなかったはずです。手助けできなくてすいません」
「ならギルドの資料を見せてください。オベーンの森についての資料があれば、月光花についてもかかれているかもしれませんしね」
「わかりました、こっちが資料室です」
職員についていき階段を登ると、そこには3つのドアがあった。
「右のドアが資料室です。左の2つのドアには入らないでください」
「わかりました、じゃあ全力で月光花を探します…えっと名前教えてくれませんか?」
「私はフィーナで妹はニーナです」
「では改めて。全力で月光花を探しますフィーナさん!」
「よろしくお願いします。モミジさん」
じゃあまずは情報集めからだね!
オベーンの森か…
一体どんな敵がいるのかな?




