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第15話 魔力循環日和と毒の恐怖

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


名前  :尾崎友斗

レベル :3 

種族  :人

称号  :迷宮から生まれた男 迷宮とともにあるもの

年齢  :10歳

性別  :男

属職  :なし

状態  :筋肉痛

加護  :なし


生命力 :34/34

魔力量 :35/38

攻撃力 :17

防御力 :15

筋力量 :24

体力量 :24/24

耐久  :21

敏捷  :17

魔法威力:20

魔法制御:45

精神強度:50

知力  :37


スキル :日本語

     剣術LV4

     大声LV6

     観察LV3

     暗算LV4

     早口LV8

     石頭LV5

     忍耐LV12

     魔力操作LV12

     魔力隠蔽LV6

     魔素同調LV7

     毒耐性LV1

     隠密LV2

     腹時計LV3

     脱兎LV2

     思考の渦LV3

     空腹耐性LV1

     血抜きLV1

     集中LV5

     精霊語LV7

     魔力循環LV3


スキルポイント:0

魔法  :生活魔法

     土魔法

     光魔法

     水魔法

     風魔法

     雷魔法

     氷魔法


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 暇だから魔素を体に纏いつつステータスを見る。取得した3つのスキルを見ると既にレベルが1じゃなくなっている。スキル取得前の経験もどれくらいかは分からないがレベルに反映されるみたいだ。体を動かさなくても鍛えられそうなのは、魔力循環と集中ぐらいかな。精霊に話しかけるのもいいけど、無闇矢鱈に話しかけて拒絶されても嫌だし今日はこれくらいにしとこう。胡坐をかいて目を閉じて風の音に耳を澄ませながら魔素を霧散させて体の中の魔力を循環させる。生まれた頃よりかは魔力量も増えたがそれでも全然だろう。瞑想をしている修行僧の気分でゆっくりと循環させていく。ただ目を瞑って座ってるだけだと眠くなっていたかもしれないが魔力循環をしているのでフラフープみたいな感覚で途切れないようにやるもんだから眠くなることは無い。30分くらい静かに続けて心なしか体も温まったぐらいで一旦循環を止めて今度は目や鼻、耳に頭皮に至るまで魔力を送って溜めてみることを始める。細かいところに限定して送るのは案外難しい。遊び気分で続ける。ちょっと飽きてきたところで今度は合わせ技、細かいところに魔力を送りそこで循環させる。やっぱり右手が一番慣れているけど、慣れていない操作しにくいところを重点的に行う。次は元に戻して全身を意識して魔力を循環させる。また休憩して水分を水魔法で補給しつつ、最後に魔力を循環しつつ、魔素を纏う。纏ってから魔力を循環させたり、魔力を循環させてから魔素を纏ったり、交互に適当に繰り返す。課題をある程度見つけたところで終了する。お腹の感覚ではおよそ2時間近く経ったみたいだ。小腹が空いたので、軽めに肉を食べる。今はまだ大丈夫だが、もう少し食べ続けたら飽きそうな気がする。違う食べ方や違う食べ物も模索していかないといけないな。栄養分も偏りまくるし。


 とは言っても、毒の有無の正確な判断が本当にできないのが怖い。毒耐性なんてこんな低レベルじゃ気休めにしかならないだろう。もしかしたら次の日に狩る生き物や採集する果実、植物が猛毒が入っているかもしれない。薬草なんてのもあるかもしれないし、きちんと知識があれば解毒薬も作れるのかもしれないが、今の自分には圧倒的に知識が足りない。この山や森の名前も知らないし、この場所が世界でどの位置なのか何も分からない。分からないなら分からないなりで何か対策を練らなければいけないがどうしたことか。今のところ浮かんでいるのは毒耐性のレベルを上げることだが、猛毒だったら少し上がっても意味が無いかもしれないし、まず上げるには今の毒耐性のレベルで丁度いい強さの毒をもったものを食わないと効率が悪い。鑑定のスキルがあれば万事解決なのだが、無いものねだりは時間の無駄か。できることを考えよう。最初に果物を食べたときにやったように、初めは肌に擦りつける。あのときは赤くなったかどうかですぐ食べていたがこれからは30分後に肌が赤くなるかどうかも確認しよう。次に臭いをかぐのだが手で仰いで何の臭いもしなかったらじかに嗅いでみよう。無色で無味無臭だったら意味がないかもしれないけど、無色無味無臭でも肌に擦りつけたら反応はあるはず。これから追加として食べはしないが口の中に入れてみるのも確認として入れよう。なんか変な味だったり、酸っぱかったり苦かったら口から出そう。結局今の自分ができるのはこれくらいか。否、もう一丁頑張りたい。


 毒が無いものを食べればいいのか? 毒が無いものってなんだろう。テレビに出てくるジャングル奥地の部族の人が昆虫を食べているのを見たことがあるが、そこでよく食べられているカブトムシの幼虫みたいなものなら食べれるのだろうか。うーん、これも偏見か。


 あっ、今度は名案かも知れない。水中毒みたいに普段食べたり飲んだりしているものでも、許容量以上に摂取すると毒になる。水魔法で作った水を思いっきり飲んでも毒耐性スキルが上がるかもしれない。いやいや、それで死んだらどうするんだ、自分。責任とれんのか? 否、自分自身に言い寄って何してんだろう。


 気を取り直して考える。今自分が取れるのは自分の嗅覚や味覚などの感覚で確認する方法だけだ。他には鑑定スキルや高い毒耐性スキルで抵抗する方法を考えたが今現在はその方法をとれない。なら違う方法だ。自分が考えるしかない。


 よし、思いついた。希釈すればいいんだ。そこら辺の草花でも食べられるなら食べてみたいが、そのままじゃ毒があるか分からないかもしれない。そこで、同じ草を3本以上採ってきて、そいつを煮出した水の一部をまた同じ量の水に入れてその水を飲む。その前に肌に擦ったり感覚に頼るのは大前提だがその後に希釈したのを飲んで死ぬならもうお手上げだがそこまですれば大抵のものは大丈夫だろう。その希釈したのを飲んでステータスで状態が毒になっていなかったら、その水を徐々に濃くしていってその度にステータスを確認すればいい。もし、途中で毒になるんだったらその水を毒耐性のレベルを上げるために常飲しよう。最終的に煮出した水から灰汁を取ったやつを全部飲み干しても何もなかったら食べられることにしよう。はー、考えるのやっと終わった。それにしてもさっきから鑑定スキルなんて言ってるけどあるかどうかも分かんないけどあることを願おう。

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