第94話 敵怒りの殲滅
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太郎は、ゆっくりと先生を降ろした。
「うっおおおおおおっ!」
太郎は涙を流しながら雄叫びを上げた。
周りにいたみんなはビックリして太郎を見上げた。
太郎「ユーナ、先生を頼む。」
そう言い残すと、太郎は再び馬車から飛び去っていった。
ユーナが声を駆けようとしたが、遅かった。
ユーナ「太郎…………」
ニーナ「先生!先生っ!」
ヒトミ「なんでこんな事に………」
マリー「………………くっう、ぐふっ。」
ユーナ「とにかく、シーバと先生を何とかしなくてはな。」
ニーナ「ユーナ様、先生はなんとかなんるんでしょうか?」
ユーナ「ここでは2人には何も出来ないが、あそこなら……」
ヒトミ「女神様、あそこってどこですか?」
マリー「ヒトミ、場所がわかったら、教えて。直ぐにそこに向かうから。」
マリーは馬車を操りながら叫んだ。
ユーナ「しかし、シーバはともかく先生は…………。」
ニーナ「先生はもう無理なの?」
ヒトミ「女神様パワーでなんとかならないのですか?」
ニーナ「それは無理じゃ。一度死んだ人間を生き返らす事は、天界でも禁じられておるのじゃ。」
ニーナ「そんなぁ、じゃあ先生は絶対に助からないのですか?」
ヒトミ「女神様ぁ~何とかして下さい。女神様ならできるでしょう?」
マリー「うっう、グスッ、えっえっ。」
ユーナ「その前に、シーバを治すのじゃ。馬車を止めて、シーバを外にだすのじゃ。」
マリー「でも、敵が……」
ユーナ「大丈夫じゃ。太郎が今頃敵を相手にしている。そのうちに早く治すのじゃ。先生はそれからなのじゃ。」
マリーは、森を見つけその場所に向かう。
マリー「ユーナ様、森を見つけました。そこに向かいます。」
ユーナ「わかったのじゃ。」
場所は森に向かった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
その頃、太郎は敵と遭遇していた。
太郎「お前らは何なんだ!」
敵「なんだぁ~コイツ?1人で何しに来た?」
太郎「もう一度言う。お前らは何なんだ!」
敵「お前らはなんなんだ?ぎゃあああっ!ばかじゃねぇか?そんな事言う必要はぬぇし。」
敵兵の下品な笑い声に太郎がキレた。
太郎「じゃあ、お前ら全員死ね!」
敵「バカか?この数を相手に死ぬのはお前だよ!」
太郎「じゃあ、お前から死ね!」
敵「なにいっ、ぐはっ!」
敵の胸に大きな穴があいた。
太郎は瞬間移動でての前に出て、太郎的に、普通の正拳が胸を貫いたのだ。
敵「みんな、コイツを殺せぇ!」
一斉に機関銃や対戦車砲ミサイルや、ライフルなど、近代的な武器が火を拭いた。
しかし、そこにはもう太郎の姿はなく、一万からなる軍隊の一番後ろにいたのだ。
敵は、それに全然気がつかない。
太郎は後ろから敵をよく見てみたら、戦車や装甲車などが何十もあることに気がついた。
太郎「どこの国の戦車だ?見たことがない形だ。」
そんな事を思いながら、太郎の隠れていたサイノウの1つ、気功砲を使う為、体中の力や魔力を両手に集中していた。
この力は、旅の途中にレベルが上がった時に解放されたようだ。
初めて使う技なので、物凄い集中力を発揮しなくてはならない。当然この気配に気がつかないバカはいないようで、すぐさま敵から攻撃を受ける。
太郎「もう遅いっ!」
太郎がそう叫ぶと両手から物凄い光がまっすぐに敵に当たる。
この光に当たった瞬間に敵兵や武器、戦車などが簡単に消えていく。
敵兵は声も上げられず、光とともに消えていく。
太郎は驚くほど冷静に、そして冷酷に敵兵や、戦車などを消していく。
太郎から放たれた光が消えていくと、太郎の前にいた一万からの敵兵や戦車たど、全ていなくなっていた。
太郎は力をほとんど使い果たし、地面に転がる。
太郎「はぁ、はぁ、はぁ、一応レーダーで確認をしなくちゃ。」そう言った瞬間、太郎は意識を無くした。
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