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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第4章 戦いと出会い
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第93話 ユーナ帰還

お願い。

確認作業はしていますが、誤字脱字がありましたら、スルーしてお読み下さい。

太郎は、先生をお姫様抱っこの状態で、馬車へと向かった。

一方女神様は…………


マリー「シーバ様もうちょっと頑張って。」

マリーは必死で馬車を走らせる。


リーン「ちょっと痛いけど我慢て。」


ニーナ「シーバ様…………。」


ヒトミは必死でシーバを取り押さえていた。

リーンが必死に治療にあたっていた。


シーバ「んーーーーっ!」

ニーナに舌を噛まないように口を押さえられ、リーンとヒトミが暴れる体を押さえつけられ何とか治療をしていたが、やはり膝から下を切り落とさなければならない状態だった。


そこにマリーの前から女神様の姿が見えてきた。

マリー「みんなさん、女神様来わ。」


一瞬、みんなはホッとした。

女神様なら、もしかしてシーバの傷を治してくれるはず。そんな都合的な考え方がみんなにはあった。


マリー「女神様ぁ~~!」

スタッ。

ユーナが馬車に降り立った。


ヒトミ「ユーナ様、シーバ様が……」

リーン「ユーナ様」

ニーナ「シーバ様を見て下さい。」


ガラガラガラガラ

馬車はかなりのスピードで走っていた。


ユーナ「どうしたのじゃ。」

リーン「いきなり敵の攻撃を受けて、シーバ様と先生がっ!」

ユーナ「先生はどうしたのじゃ?」


みんな、黙りこんでいた。

リーン「ユーナ様、それよりシーバ様の傷をなんとか出来ませんか?」


ユーナ「ちょっと見せてみろ。う~ん、これは酷い。膝から下はもうダメだろう。」


ヒトミ「そんな……ユーナ様の力で何とかなりませんか?」

リーン「ダメですか?」

ニーナ「うわっわわわわ!」

ニーナが泣き出した。


マリーも悔し涙を浮かべている。


ところが、ユーナが突然シーバの足に手をかざした。

優しい光がシーバの足を包み込む。

ユーナ「とりあえずの応急処置だ。今ここではれが精一杯じゃ。後はゆっくりと治すから、心配は要らぬのじゃ。ところで先生と太郎?」


ヒトミ「先生はシーバ様や私達を庇って、その場に残りました。先生からの命令なので仕方がなかったんです。敵の攻撃が激しくて、先生の命令がなければ、馬車も壊れ、私達も助からなかったはずです?」


ユーナ「ぬぬぬぬぬっ!どこのドイツか知らんが、わしの友達に手を出した事を後悔させてくれるわ。」


ニーナ「あっ、太郎様がこちらに向かってきます。」


ドタガタトダ

リーン、ヒトミ、ユーナが馬車の後ろに集まり出した。


ユーナ「ニーナ、とこじゃ?」


ニーナ「ホラっ!あそこです。」

ニーナは空を指差した。最初は黒色点ぐらいの大きさだったのが、段々と人の形になり、明かに太郎だとわかってきたが、太郎はおそらく先生を抱き上げながら近づいてくる。

物凄いスピードだ。あっという間馬車に追いつき。

ドタッ。馬車に降り立った。しかし、そこで見た太郎と先生は…………。


ユーナ「太郎…………」


太郎はゆっくりと先生を床に降ろした。


それを見ていたみんなは…………


リーン「えっ?」

ニーナ「先生?」

ヒトミ「…………。」

ユーナ「太郎…………。」


太郎「うっおおおおおおおおおおおおおおおっ!」


太郎は怒りと悲しみの咆哮をあげていた。



いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。


感想やご意見などありましたら是非お待ちしています。

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