第92話 太郎の怒り
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男に蹴り飛ばされ、宙に舞う先生。
しかし、その先に1人の男が空に浮かんでいて、蹴り飛ばされた先生を優しく受け止めた。
太郎「先生!」
先生「椿君?お願い、先に逃げたあの娘達をた、たすくて。ゴホッ。」
太郎「先生。わかったよ。後は安心して。」
先生「つば、……太郎……。」
涙を流しながら太郎を見つめ、ゆっくりと目を閉じた。
太郎「せんせい?ねぇ、先生?起きてよ。お願いだ!愛、起きてくれーーーっ!」
太郎の悲痛な叫びがこだまする。
男「なんだ、お前?その女の男か?」
太郎「あ~っ、あ~っ、そうだよ。」
男「そんぐれぇ~の事でビィビィ泣いてるのかよ!ダッセッー野郎だぜ。まっ、お前もすぐその女の所に行かしてやるよー。」
太郎はゆっくりと地上に降り、先生を地面に降ろした。そして先生の頬を撫でながら、ゆっくりとキスをした。
太郎「愛、待っててな。」
男「ぎゃはははははっ。この男気持ち悪りいー。死んだ女に何してんだよ?ぎゃはははははっ!」
太郎「お前がやったのか?」
ふ
男「はっ?聞こえないぜ、キモいやろーの言葉なんか!」
太郎「お前がやったのかと聞いているんだ!」
太郎は大声ではなす。もうキレる寸前だ。
男「まぁ、こんないい女を殺しちゃったのは勿体なかったけどな。生きて捕まえれば良かったぜ!」
太郎「お前は俺が絶対に殺すっ!」
男「ぎゃはははははっ、お前が俺を?ばかじゃねぇか?お前なんか、一発でしょう?ぎゃはははははっ。」
男は下品な笑い声を上げながら、太郎にライフルを向けた。すると。
男「なっ!?」
太郎は一瞬で男の懐に飛び込んだ。
男も慌てて間合いを取る為に後ろに下がった。
太郎はさらに男の懐に入っていった。
男「ば、バカなっ!俺のスピードについてくるなんて。」
男は、今度は空に逃げようとした瞬間、太郎の右ストレートパンチが男の顔にめり込んだ。
男「ぎゃあああっ!」
男は倒れ込み、持っていたライフルを手放し、両手で顔を押さえた。
太郎は男の近くまでくると、落ちていたライフルを拾い、銃口を倒れている男に向けた。
太郎「お前、簡単に死ねると思うなよ。」
男「へっ、お、お前こひょ、たすゅかるとおもふなよ!い、いまここにたいぎんがすゅぐにくりゅからな。」
太郎「バカかお前は。もういいから。今すぐにお前は死ぬんだよ。」
太郎の酷く冷たい言葉が相手を萎縮させた。
男「ま、さゃかや、やめりょ!」
その瞬間。ダッッダダダダダッーンと銃声が火を吹いた。
太郎は容赦なく、男を蜂の巣にしていた。
太郎は、男を見下ろし死んでいるのを確認したあと、ライフルを放り投げた!
太郎「愛…………。」太郎は、呟いた
太郎は泣きながら、レーダーの確認をする。
ユーナは、馬車に着いたみたいだな。とりあえずはユーナに任せよう。
こっちは…………結構な数だな、
太郎はレーダーで確認した敵の数が、万を越えていた。
その後すぐに先生の所に向かった。
太郎「愛、間に合わなくてごめんな。今、みんなの所に連れて行くからな。」
太郎は先生を抱き上げ、天駆によって空を駆け上がり、馬車へと向かった。
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