第87話 巨大な鳥と旅人達
お願い。一応確認はしてますが、もし誤字脱字があった場合は、スルーしてお読み下さい。
後日、修正や訂正をします。
時間はまだお昼になる頃、太郎は今日野宿する場所の周囲をパトロールしていた。
たいした危険は無さそうなので、近くにいる弱い魔物なのどを倒して、小川の側に止めた馬車の所に帰る途中で、危機感知が働き、同時にレーダーにも警告音が鳴った。
太郎「チッ、いきなりか。」
面倒くさそうに、太郎は舌打ちをした。
太郎「ちょっと遠いが、しょうがない、さっさと片付けて帰るか。」
太郎は、天駆能力を発揮し、空を駆け抜けた。
レーダーの反応の近くに行くと、旅をしている人達が、巨大な鳥に襲われていた。
すでに何人かは、倒れていている。
太郎は少しだけ考えた。俺達の存在がバレて大丈夫かな?
しかし、そんな考えも直ぐに消えて、腰の剣を取りだし、巨大な鳥に向かって行った。
一太刀だった。
太郎は、巨大な鳥の背後から鳥の首を切り落としたのだ。
すぐに襲われていた人達を助けに、駆け寄った。
太郎「おい、大丈夫か?」
3人倒れて、2人が「助かった。」と言う感じで、腰を落としていた。
残念な事に、倒れていた3人はすでに事切れていた。
次に、地面に腰を落とし悲観に暮れていた2人に所に話を聞く為と、怪我が無いか確認をしに行った。
太郎「大丈夫か?」
フードを被った2人は肩で息をして、ショートソードと短剣をそれぞれ持っていた。太郎は側まで行き、もう一度話かけた。
太郎「お前ら、大丈夫か?」
その2人は、すぐに立ち上がり太郎に向かって剣を向けた。
太郎「ち、ちょっとタンマ。俺は何もしないぞ。俺達が野宿する近くでこの魔物に襲われていたお前達がいたから、助けただけだ。でも、そこの3人は残念ながら助けるのが間に合わなかったけどな。」
2人はまだ、太郎に剣を向けているが、話は聞いていた。
太郎「もう、大丈夫そうだから、俺はみんなの所にもどるよ。」
太郎はもう一度、周囲に危険がないかをレーダーで確認をして、その場から走ってみんなの所に行こうとした瞬間に。
「待って下さい。」
女の人の声がした。太郎が振り向くと、そこには頭に被っていたフードを外し、向けていたショートソードや短剣を鞘に納めた2人の女の子がいた。
「お願いです。ちょっと待ってくれませんか?」
太郎は「しょうがない。」って感じで、2人の所に近づいた。
太郎「2人とも怪我は無いか?」
「はい、大丈夫です。あ、あの遅れてごめんなさい。助けて頂き、本当にありがとうございました。本当にもうダメかと思ってました。」
太郎「その3人は仲間だったの?」
「はい、私達の護衛をしてくれていた人達です。」
太郎「そうか。じゃあ、こんな道端にそのままじゃかわいそうだな。」
太郎はそう言って、街道から少し離れた場所に、少し深い穴を掘った。
いや、掘ったと言う表現は正しくはないかもしれない。
少しやり方が強引だか、穴を掘る道具が無い為腰にある、片手剣に魔力を通しそれを地面に突き刺した。
地面に突き刺した状態で、正方形の形に、地面をとうふを切るみたいにサクサク切れていく。
それを見ていた2人の女の子が、凄い驚いた顔をして見ていた。
地面を正方形の形に切り終わると、剣を鞘に納めた。
そして太郎は、倒れている護衛の近くにある盾を持ち出し、それにも魔力を流し込んだ。するとそれをスコップ代わりにして地面を掘り起こした。
やはり、スプーンでプリンかヨーグルトを食べた時みたいに、地面がサクサク掘れていく。あっという間、堀終わりら、太郎は2人の所に近づいた。
太郎「あのさ、今からあの3人を埋葬するけど、必要な物ってある?」
2人の女の子顔を見合せないた。
「あのう、大丈夫です。」
太郎「そうか、じゃああの3人は、そのまま埋葬していいか?」
「はい。こんなことまでしてくれて、本当にありがとうございます。」
それから太郎は、3人の埋葬を終える。2人の女の子は、簡単な石を積み上げたお墓に向かって手を合わせていた。
それを見ながら太郎は、レーダーで周囲の確認をしていた。
レーダーを夢中で確認していた所に、女の子2人がやってきた。
「今日、何から何まで本当にありがとうございました。」
太郎「あ~あっ、そう何度もお礼はいいよ。」
「はい、わかりました。それで、まだ自己紹介をしていませんでした。私は………………。」
太郎「ちょっと、待って。」
太郎が空を見上げた。すると、
「太郎ーーーっ!」
そらから、女神様が降りてきた。
太郎は軽いため息をつあた。
(面倒くさくなりそうだ。)ふと太郎の頭に過った。
いつも読んで下さり本当にありがとうございます。
第4章に入り、また展開が変わりました。
感想やご意見などありましたら、お待ちしています。




