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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第3章 勇者と英雄と香織
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第77話 香織の力 その2

誤字脱字がありましたら、スルーしてお読み下さい。後日、修正などいたします。



おじいちゃんは、次々に聖剣?を取り出して、みんなの前にどんどん並べる。いや、山積みにしていく。


「お、おじいちゃん。もうこんなに要らないから。これじゃあ、聖剣の有り難みが全然ないよ。」

勇者は呟いた。

しかし、アンの目は輝いていた。


「あのう、これ一本もらっていいですか?」


「何本でももっていがいい。ほっほっほ。」


香織と勇者は呆れ顔になる。


「ほれ、香織。剣を持つのが嫌なら、持ちなれた竹刀にでもするか?」


「竹刀でも、イヤっ!」

「なぁ、香織。お前もしかして、この岩われるんじゃないか?」


「もう、そんなフラグ立てないで。」


「香織は確か、剣道2段、合気道2段、柔術2段。だったかな?」


「そう、なぜかみんな2段。あれ?なんでだろう?」


「ねぇ、勇者。香織って本当は強いの?」

「いや、俺は全然知らない。そんな事させられてたのか?」


「お兄ちゃんだって、やらされてたはずだけど?」


「まぁ、合気道と剣道はやっていたな。でも、俺は両方とも初段でこっちにきたからな。」


「ほっほっほ。こっちでは、剣と魔法が飛び交う世界だからな。だから剣道と合気道はやらせるように、わしがいいだしたのじゃ。」


「おじいちゃん、それじゃあまるで、最初からこの世界に来る事がわかってたみたいだね?」


「うむ。なんとか阻止しようとしたが、ダメじゃった。だから基本的な事いや、基本的な戦闘力をつけさせる必要があったのでな。」


「いや、おじいちゃんそれ意味がわからない。俺たちはこの世界に来るのが決定事項みたいな言い方だよ。」


「こればかりは、避けられんかった。しかし、この先はわしも介入するから安心していい。」


「で、おじいちゃんは私達に何をさせたいのかな?」

「うむ、とりあえず香織の力が見たいな。」


「えーーーーっ!嫌だよ!」


「香織、この先生き残って元の世界に帰りたいだろう?」


「それは、そうだけど。………………。うん、わかった。ちょっとだけ試してみる。」


「ほっほっほ。軽く岩をこの剣で割ってみせてくれ。」


「なんで、割ることが前提なのかな?」


「ほっほっほ。まぁ、大体はわかるからな。でも実際にやってみせてくれ。」


「うん、わかった。えっい!」


「「えっ?そんな、いきなり?しかも腰が引けてるし。」」


香織は聖剣を一本握り、簡単に剣を振り抜いた。


しかし、目を瞑りながら振り抜いた為、剣は岩には当たらなかった。


「うむ。大したものだ。」

香織が目をあけて、岩を見たら何ともなかった事に安堵した。


しかし、


パッーーーカァン。と綺麗に割れていった。


「えっ?」

香織は不思議に思って、剣をみたら剣自体も綺麗に折れていた。

香織の力に、剣が耐えられなかったようだ。


「これ、聖剣だよね?」


割れた岩を見ていた勇者とアンは、唖然としていた。


「これが、本当の香織の性能なのか?」


「お兄ちゃん、私はロボットじゃなくて、人間ですから。」


「ほっほっほ。」


なんともそこの知れない、香織の力だ。



いつも、読んで頂き本当にありがとうございます。


感謝やご意見などもお待ちしてます。



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