第73話 あの方
第3章が、始まりました。ここまで、続けられるとは思わなかったです。
いろんな方に読んで頂いているお陰です。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
あと、誤字脱字はスルーでお読みください。発見しだい、修正します。
話はかなりさかのぼる。
そこには、5体の古代竜に囲まれた勇者と英雄と気絶している香織がいた。
「お主が勇者で、もう一人は英雄のアン・セリーヌだな。」
青い古代竜が話しかけた。
「それから、そこで気を失っている子が香織、勇者お主の妹だな。」
勇者とアンは唖然としている。
なんで、自分達の名前や、まして香織のことまで知っているのかまったくわからない。
そこで、銀色の古代竜が、自分達の心を読まれたのでは?と思うような答えが帰ってきた。
「なぜ、我々がお主達を知ってるのか、不思議みたいだな。」
「古代竜達よ。なぜ俺たちを知っている?」
勇者が、我慢しきれなくなり、突然質問を返した。
「我らがお主達を知っている理由か?」
白い古代竜が答えた。
「それは、まだ言えぬ。」
「では、俺たちに何の用がある?」
金色の古代竜が
「とある方からの命令で、お主達を安全な場所間でお連れしろと。な。」
「その、ある方ってのは?」
「今はそれも言えぬ。」
「じゃあ、安全な場所ってのはどこだ?」
「それも今は言えぬ。ただ、安心してついてきて欲しい。」
「何を信じろと?」
「うむ、そうだな。今は何もないが、今ここで、見知らぬ敵と戦って、香織の命まで落としたいか?勇者よ。」
「勇者、今は黙ってついてこい。」
(アン、どうする?)
(私は、勇者にまかせるよ。)
勇者は少し考える。
「香織だけ無事なら、俺たちはどうなってもいい。」
「それはダメな話だ。お主ら3人を連れてくるように。との命令だから、3人で一緒にきてもらう。勿論、命の保証はしよう。」
「わかった。で、どうすればいい?」
我らの背中に乗るといい。
銀色の古代竜がふせ、の体制になり、勇者達を背中に乗せた。
「少し距離があるが、一眠りしててくれ。」
白い古代竜が、何かの魔法を唱えると、勇者と英雄は、そのまま深い眠りについた。
古代竜達は空を飛び上がり、そのまま姿を消した。
いつも読んで頂き、本当にありがとうございます。
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