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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第1章 異世界強制転移
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第7話 力の内容

2018年5月7日、誤字脱字の修正をしました。それから、物語の話や登場人物のセリフなども少し変更しました。

だいぶ読みやすくなったと思います。



次々にクラスメイト達が素直従うように、違う部屋に移動していく。あれだけ文句たらたらだったクラスメイト達が素直すぎる。


意識がぼーっとして、みんな何も言わず歩いていく。太郎や香織も続いて歩き出す。太郎の中で「おかしい、何で体が言うこときかないだ?」

そう頭の中でかすかに太郎は思うだけで、結局はみんなと同じで順番に並んで歩いて行く。


先頭を歩いていた生徒が、違う部屋に入っていく。

そこには現代日本人が想像するメイド姿と同じメイド達が生徒の数だけいて、先頭から入ってきた生徒達を案内され、1人1人に長テーブルのイスに座る。


地球にはこんなに大きなテーブルは無いと思う。

座った後に、メイド達から手渡された紙がなせがテーブルから少しだけ空中に浮いている。


日本では見た事が無い紙を渡し終わると、メイド達が生徒の少し後ろに立っている。


ここで、杉本先生改めてスーギー・モットーが部屋に入ってくる。


生徒達が一通り席につくと、1人の筋骨隆々で背の割りと高い、いかにも歴戦の戦士って感じでの人とすごく偉そうな感じの少し貧弱な男性と、それを警護する騎士団が入ってきた。

そこで、1人のおそらく宮廷魔導師らしき貧弱な男が、何か唱えている。


太郎達クラスメイトは、意識が段々ハッキリとしだし、杉本先生がいる方に振り向く……けない。体がまったく動かない。それでも目は動くし、口も動かせる、息も出来るけど、声が出ない。なぜか呼吸ができる凄く違和感のある状態で、ハッキリと言って気持ち悪い。


先ほどの、歴戦の戦士って感じの男が突然話しをし出す。


「この度、貴殿らをこの星「テラ」のアーゼスト国に召喚したことをお詫びをする。私がこの国王のドン・アーゼストである。」


ザワ


「突然このような事をして大変に申し訳ない。事態はかなり深刻な状態で、この星の国々の滅亡を防ぐためとは言え、断腸の思いで君たちを勇者として召喚する事にした。


今こけにいる13名が特別な力で勇者や英雄、魔族や魔王に対応できるこの星唯一の真の勇者達なのだ。どうか、この星を救う手助けをしてはもらえないだろうか。そして勇者と英雄、魔族や魔王を討伐して欲しい。

今回ここにいる者は(優しい性格、相手を思い会える者、成績が優秀)などを考慮した関係、クラスメイトの約半分になってしまったが、こちらに一緒に君たちと来てもらった。スーギーから話しが終わっていると思うが、この事に対してみなは拒否する事ができない。なぜなら君たちを元の世界に送り返すのに必要な魔道を勇者と英雄、それから魔王が持っているそれぞれの2つの転移の魔道具が必要たからだ。勇者や英雄、魔王を討伐し、この魔道具を手にいれれば、みんなを元の世界に帰すことができるのだ。わかってくれたかな。」


太郎やクラスメイト達は「どうして?」そう思っただろ。


国王の話しが続く。


「もし、勇者や英雄、魔王を討伐できたあかつきには、どんな願いを一つかなえよう。」


(((((勝手にに連れてきたくせに、上から目線!どんな願いも叶えられるなら、自分達で勇者や魔王討伐を願えるばいいのに!)))))


まったくその通り。なんでもかなうなら、勇者や魔王討伐をかなえればいいだけだ。しかし。


「今みんなは、この願いで勇者や魔王討伐すればいいはず。と思ったことだろう。しかし、この願いは、勇者と英雄、魔王にはなぜか効かないのだ。これはすぐに試してみたんだが何度試してもダメだった。

それで、わざわざ地球にスーギーを送り込み、このような特別な力を持った子らを召喚してまで呼びよせたのだ。勝手な事だとは分かっているが、今はどんな事もしてこの「テラ」を守りたい。この通り是非みなの協力をお願いしたい。たのむ。」


国王は深く頭を下げていたが、みんなは。


(((((いや、知らないし。)))))


まったく俺達にしたらとんでもなくいい迷惑。それでも地球に帰る手段が勇者や英雄、魔王の持つ魔道具でしか帰ることはできないのか定かではないが、確認のしようがない。生徒達は今はただ泣きたくて泣きたくて、でも今は泣けない。いや泣くことができない。例の変な呪文をかけられたせいで。


「では、これで失礼する。今日突然この宮廷に現れた勇者と英雄の事でいそがしくて申し訳ない。このあとは、スーギーと各1人づつ付けたメイドに質問なり話しを聞くなりしてくれ。それからここから逃げてもかまわない。この宮廷から出たあとは後を追わないし、罪は負う事や罰せられる事もない。但し生きて行く保証はできないよ。」


国王達が部屋から出ていき、生徒達の体の自由が少しづつ取り戻してきた。

杉本先生が国王のいた場所まで出てくると。


「今話しをした通りです。このあとみなさんの能力を調べるため、目の前にある少し宙に浮いている紙に右手をかざしてください。」


「あと少しで右手が自由になるはずです。右手をかざした後、名前、年齢、性別、力の内容。これらが表示されます。あと、中には怒りに任せて紙を破ろうとする人がいるかもしれませんが、この紙は絶対に破れないので、始めに忠告しておきます。」


(ちっくっしょう、何もできないなのか?せめて早く体……)


徐々に……徐々に右手が動き後ろにいたメイド達が生徒達の手をやさしくとり、紙の方へ手をかざす。


それぞれの紙にぼんやり文字が浮かんでくる。

「あと、10分ほどできれいに文字が浮かんで出てきます。文字が浮かびあがってくるまではこのままで待ってて下さい。」


太郎や香織達の紙にもぼんやり文字が浮き上がってきた。


椿 太郎 17歳 男


瞬間移動 ワープ レーダー 最高剣士

透視 空中浮遊 ・・・・・・ ・・・・・・・

・・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・ ・・・・・・・

・・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・


(あれ?特別な力って1人2、3個って言ってなかたっけ?あと、残りのは?)


杉本先生が近くまで来て、各生徒の紙を確認してる。太郎の近くまでやってきた、太郎紙を見て……二度見した!


「えっ?」先生思わず変な声が出る。


(これ、かなりまずいかな?香織はどうだったんたろう?)


三ヶ日 香織 17 女


・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・

・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・

・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・

・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・


香織(なにこれ)

うん、太郎より意味不明だ。






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