第66話 お兄さん(おねえさん?)
いつものように、誤字脱字などありましたらスルーでお読み下さい。
結局、今日も、短いかな?
遠い道のりだった。
ここはエール共和国。結局、王子と騎士団長に強引に説得され、今ここにいるわけだが…………。
さすがに疲れた。今、
御者台にいるのは、僕と先生。他のみんなは、お昼寝中!朝だけど。
「椿殿、もうすぐ宮殿につきます。」
しかし、みなさんタフですね。
真っ白なお城が見えてきた。街も活気があり、好き行く王子と騎士団長に、フレンドリーに挨拶を交わしていく。
「あの王子様結構人気者なんだ。」
「みたいね。確か第2王子だっけ?これだと、王様や第1王子も人気者なのかしら。」
こちらに、王子が気まずそうに寄ってくる。なんだろう?と思っていたら、
「すいません。ここまできてもらって申し訳ありませんが、兄である第1王子の話は、持ち出さないようお願いします。」
うん?なんかまずいのかな?
「実は2年前に他界してまして。ただ、母が兄の事を溺愛してまして。」
「その兄は、生まれながら病弱でして、生まれてから3年持たないと言われました。所が、母の物凄い愛情と、一生懸命な看護で、16才までなんとか生きる事ができました。」
「………………。」
「しかし兄の死がどうしても、受けいられなかったのでしょう。その時母の心は折れてしまいました。」
「で、今は?」
「はい。すぐにわかると思います。」
「父上、母上、姉上、ただいま戻りました。」
姉上?
「無事、戻ってきて何より。古代竜を相手にしてると聞いて、心配で心配で。」
「父上、母上、姉上、紹介します。5体の古代竜を退け、我が国を救って頂いた命の恩人です。」
「椿太郎と言います。」
「そして、こちらの美女、美少女が椿殿の奥方になられる方々です。」
「アーゼスト国の元第2王女、オリビア・アーゼストです。」
「アイリス王国の元第1王女、アイリーン・アイリスです。」
「ギュエル王国の元第1王女、シーバ・ギュエルです。」
「サノキア王国の元第2王女、マリーダ・サノキアです。」
「ローゼン王国の第1王女、ニーナ・ローゼンです。」
「私は、椿太郎様のメイド、ヒトミです?」なんで私がメイド?友達でいいよね?
「私は、ユーナ・エリアス、魔法の女神です。」
「「「「「「「えっ?」」」」」」」
「えっーーーーーーーーーっ!」
「な、な、何を言っているねかな~?」
「あっ、間違えました、魔法使いのユーナ・エリアスです。」
「ほっ、」
「よく参られた、勇者。のような人。私は、スーパー・D・エールだ。そして、妃のポロ・D・エールだ。」
「あの古代竜を5体も退けたその勇気。この恩は、未来永劫忘れる事なく、我が国で語られよう!今宵は宴だ。ゆっくりと楽しんでくれ。」
「ありがとうございます。」
「まだ、夜まで時間はある。ゆっくり
りしてもらっても構わない、街を楽しんでもらってもかまわないので、この国をゆっくり楽しんでくだされ。」
ワイワイ、ガヤガヤ。
「あっ、そうだ!王子。この街には奴隷商はありますか?」
「椿殿、本当に好きだなぁ~。ニヤリ」
「えっ?何が?キョトーン」
「なんだ、そう言う事でしたか。それでは、案内します。こちらです。」
「へぇ~、奴隷商って初めてきたよ。」
「わたしもー!」
「あっ、私もですね。」
なんだ、みんな初めてか。
ヒトミ「私は、来たことあるよ?」
なんで、そこ疑問系?あれ?うつった。
それより何しに?物凄く気になる?
「自分も初めてですねぇ~。」
「まっ、すぐに終わるだろう。」
☆ ☆ ☆
カー!カー!
「こんなに時間かかるとは思わなかったぞ!」
マリー「ええっ、本当に疲れました。」
シーバ「術解除に時間と大金が飛びましたね。」
リーン「ん、確かに。」
ニーナ「スゥースゥー」
ヒトミ「私、付き合う必要なかったよね?」
ユーナ「ムニャムニャ 」
「今時、ムニャムニャって言いながら寝てるヤツは、僕は知らない。」
「そう言えば、まだお姉さんの紹介します。してもらってないけど?」
みんな「あ、確かにね。あの玉座の間にいたよね。とか色々。」
「そ、それは、またの機会にでも。」
「今夜しかないだろう。お兄さんは話を聞いて事情はわかったけど、お姉さんまで、聞いてないぞ」
「なんか、怪しい。」
「あやしいあやしい!」
「王子、もうそろそろいいのでは?」
「?」
「椿君、あのお姉さんね、実はお兄さんなの。」
みんな「はいっ?」
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