第62話 古代竜が次々と。
今回も読んでいただきありがとうございます。
一応チェックをしましたが、それでも見落としの誤字脱字があるかも。その時はスルーしてお読み下さい。
みんながいる馬車に戻った。
女の子達は喜んでいたが、僕のレーダーが警報を告げる。
僕と同じレーダーを持つ先生と、女神様はすぐに反応した。
「お仲間の登場かぁ。それにしても。」
全部で4体のおそらく、古代竜達だ。
「みんな、まだ馬車から出たらダメだからね。じゃあ、先生、女神様ちょっと行ってくるね。」
またまた、コンビニに夜食を買いに行くような感覚で、4体の古代竜を相手にしに行くなんて、だれも思っていないだろう。
エール共和国の騎士団達が再び恐怖した。
1体の古代竜を相手にすら出来なかったのに、なんと4体の古代竜が、次々と上空にあらわれた。
「あはっ、参ったな。伝説の古代竜が4体もあらわれるとは。夢でも見ているのか?」
「王子っ!ほうけてないで、移動を開始しましょう。椿殿が我々に被害が出ないように戦ってますが、さすがに4体の古代竜を相手だと、我々が足手まといになります。」
「そ、そうだな。よしっ!全体、椿殿の邪魔にならない場所まで後退をする。いそげっ!」
わっーーっ!
「あっ、気を使って、後退をしてくれたのかな。なかなかの判断力だ。さすが、王子と団長。それとお姫様達は…………あっ馬車が動き出した。先生か女神様の判断かな?、うん。森の中なら大丈夫。」
太郎はエール共和国の騎士団と先生達の馬車の移動を確認をしたあと、上空へとさらに上昇した。
「話のわかる古代竜ってのいなのかなぁ?」
そう思いながら、空を飛んでいる4体の古代竜の所に向かう。
「ねぇーーーーっ!僕と話をしないかい?」
(いや、違うな)
「すいませ~ん!話し合いをしませんか~!」
「フンッ!金竜を倒した位で、いい気になるなよ?」
太郎は、黒い古代竜がなにかを話してる隙に、4体の古代竜のもとに瞬間移動をした。さすがにこれも古代竜達は驚いた!
そして、飛び回っていた古代竜達は太郎を囲むように、空中で、ヘリコプターと同じようにホバリングしだした。
「あのぅ~、誰か僕と話をしませんか?」
「はぁっ?この小僧今さら何を言ってんだ!金竜を倒しておいて今さらだぞ!」
黒い古代竜が、金色の古代竜と同じ様にかなり短気のようだ。
誰か話のわかる古代竜はいないのかな?
「おまえ、我々が怖くはないのか?」
「さっきもあそこの古代竜に言われたよ。」
太郎は地面で気絶している金色の古代竜に指を指した。
「「なっ?、あれはお前がやった事なのか?」」
白と銀色の古代竜が言ってきた。
「あ~っ、本当は話し合いで終わるなら。と思って話しかけたら、すぐに喧嘩腰になって、いきなりブレスしてきたから、やむを得ず。」
「バカなっ!おまえ事き人間族に、古代竜が負ける訳ないだろうっ!」
「いや、あの古代竜もまったく同じ事言ってた。何、もしかして兄弟か何かだった?」
太郎は少し笑いながら話しをした。これに、黒い古代竜がキレて太郎をいきなり襲ってきた。
太郎の狙いどおり、古代竜から先に手を出した事を認めさせる事に成功した。
さっきの戦闘だと、この4体の古代竜が見ていなかったから、この状況がどうしても欲しかった太郎であった。
「はい、正当防衛成立!」
黒い古代竜は反対側に仲間がいるため、ブレスが放てない。それでも強靭な顎と鋭い歯で噛み殺しに飛んできた。それを目の前で一瞬にして姿を消し、また姿があらわれたと思ったら、黒い古代竜の頭の上にすかさず重い蹴りを一発。
そのまま、黒い古代竜は地面に激突し、気絶してしまった。
残りの古代竜は唖然として見ていた。
これは、古代竜だけではなく、エール共和国の騎士団のみんなや、お姫様達も同様だった。1人をのぞいては。
「ねぇ~、どうしても話し合いはできないかな?」
太郎は、残りの古代竜達にまた聞いてみた。
地面では、古代竜2体が、ピクピク気絶してた。
いよいよ、古代竜達との対決ですが、これ一方的ですね。
今回も含め、感想や、ご意見などありましたら是非お待ちしています。




