第61話 古代竜との対決をして
いつもの通り、誤字脱字にはきをつけてますが、もしは見つけたらスルーでお願いします
そこそこの速度で森を駆け抜ける。
500人からなる騎士団によって護衛される形で、エール共和国のお城に向かっていた。
やっと森を抜け、草原が広がる場所に出た。しかしその瞬間を待っていた奴があらわれた。
「みんなーっ!戦闘体制!まとまるな、まとまったら、直ぐにやられらるぞー!」
50代のダンディーな人、実は騎士団長でした。
空には黄金に輝く古代竜が、大きな羽を広げて空を飛んでいた。
「でかぁーーーーーっ!」
みんなも古代竜を見つめて、声も出なかった。
「椿君、あんな大きな古代竜相手に勝てますか?」
「本当にでかいっ!まさかここまでとは思わなかった。ジャンボジェット飛行機より大きいし、あの金色に光ってるのは鱗?」
「椿君、どうしますか?」
馬車の中のお姫様達は、怖いって言うよりあんな大きな生物がいる事に驚いている。
「女神様~。あれと話しできはいかな?」
「「「「「「えっ?」」」」」」
みんな驚いている。僕の世界では古代竜なら人とはなせるから、一応女神様に聞いてみた。
「あのドラゴンと?話しできるよ。」
「ふ~ん、なら一度川原の番長対決で友情作戦をやってみるかな?」
「「「「「「へっ?」」」」」」
みんな息がピッタリだね。
「女神様、僕はあの古代竜に勝てるかな?」
「「「「「「うそっ!」」」」」」
「私は楽勝だけど、太郎まだ本当の力を解放していないね。」
「うそっ!さすがは女神様!さすが!実は、あの古代竜と戦って力を手に入れたいんだ。」
入るかはわからないけど。
「わかったよ。危なくなったら、あの古代竜即千切りで殺すから。」
「女神様がそんな事言ったらダメだよ!とにかく、あの古代竜と話しがしたいんだ。」
「つ、椿君、本当に大丈夫なんですか。」
「えっ?そんなのやって見ないとわからないよ。」
女神様以外、太郎の会話にゾッとしていた。
「じゃあ、とりあえず行ってくるね。」
まるで、近くのコンビニに買い物をしに行く感覚で、太郎は御者台から飛び出した。
「椿君、その力はなに?」
みんなも唖然。
女神様は1人でおおはしゃぎ!
太郎は「天翔と天駆(これ、魔法じゃないよ。ただの身体能力。)を使い、古代竜の所までやってきた。
「ねぇ、もし話しが出来るのならちょっと話ししないかい?」
「お主、わしが怖くはないのか?」
「古代竜かしゃべった!」
エール共和国の騎士団も眺めているだけで、事の成り行きを見守っていた。まさしく、触らぬ神にたたりなし。
「はぜお主と話し合う必要がある。」
「あなたのおかげで、かなり困ってるんだよ。」
「そんな事は、我には関係ない。」
「お前に関係がなくても、こっちは大有りだ。話しにならないなら、殺るか。」
「お前ごときが何を言っても、ただの虫けら同然だ。」
空中で、古代竜がブレスを太郎に向かって吹き出した!
もうすぐ夕方も終わる空が物凄いブレスで、明るくなった。
騎士団、全員がもう終わった。殺される。ほとんどが諦めていた。
多分。今のブレスであの若造は殺されただろう。と、そしてその若造が古代竜を怒らせ、怒りの矛先はこっちにくるに違いないと。もう、逃げることも諦めていた。
しかし、王子様や、団長。馬車のなかにいる少女達は、まだ空を眺めていた。団員の1人がそれをみつけて、あわてて空を見渡すと…………
バッキィーーーーーーン!と鈍い音が響いて、古代竜が飛ばされていた。
「お、お前は何者だ?勇者や英雄ですら、我々には勝てないのに。」
ブレスを放つ瞬間に瞬間移動で古代竜の背後に周り、身体強化で固めた拳を思いっきり古代竜の顔を殴ったのだ。
さらに攻撃は続く。飛ばされた古代竜の後ろにまた瞬間移動をして、今度は反対の顔を思いっきり蹴りあげた。
がっぎゃー!
古代竜がなんか弱そうに見えた。
さらに攻撃が続く。
今度は上空に瞬間移動をして、上から顔に蹴りをいるれた。
ゴッーーーン!
しかし古代竜は墜落する瞬間に大きな翼を広げた。
「人間族にしてはなかなかやり…………
古代竜は、最後のセリフを言う前に墜落して気絶してしまった。
ズッドーーーーーン!
空から太郎が馬車目掛けて降りてきた。
みんな、大歓声!(馬車のお姫様達)
エール共和国のみんなは唖然!
「この、椿太郎って言う人物は一体何者だ?」
馬車の元にもどり歓喜の輪の中で、みんなが喜んでる。
でも、その後すぐにレーダーのレッド警報が鳴り響く!
なんだか、お仲間の到着のようだ。
エール共和国の、騎士団全員ぬか喜びを体験した。
また、古代竜が出てきましが…………。




