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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第1章 異世界強制転移
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第6話 先生の話しもそろそろ……

2018年5月7日、誤字脱字の修正をしました。それから、物語の話をや登場人物のセリフなども少し変更しました。

だいぶ読みやすくなったと思います。


そして、太郎が痺れを切らし、先生に詰め寄らんばかりに話しをし出そうとする。


そんな、先生は今度はさっきより大きなな声で話しを続ける。

「今、ここにいる皆さんで、勇者英雄を捕まえて……いえ、討伐して欲しいのです。


(((((………………ムリなので、家に早く帰えしてください。)))))


みんなの心の叫ぶ声がなぜか太郎には聞こえてきた。


先生は構わず話を続ける。


「この話しが終わらない限り、皆さんは地球……日本帰れません。」


生徒達が一斉に

「先生、それウソですよね?」

「マジ?」

「私、帰らなきゃ。」

「そんな話、信じる訳ないでしょ?私も帰ります。」

「先生、なに言ってるかわからない。」

「って言うか、ここどこです?」

「先生の言ってる事おかしいでしょう?」

「先生!ちょっと質問があります。」


太郎はクラスメイト達を見て、ここにいるほとんどが女子が多い事に気がつく。


そして、ポケットからスマホを出し時間を確認し、ネットにつなげたり地図で現在位置を確認をした。


「何も繋がらない。」


太郎は、騒いで帰りだそうとするみんなに大きな声で


「みんな、スマホや携帯でネットやメール、LINEが出きるか確認してみて。」


みんなが鞄や制服のポケットからスマホなどを出し確認する。


「どこにもつながない!」

みんな、それぞれ移動してスマホや携帯がつながる場所を探しだす。 当然、電話もつながらない。


太郎はまわりを見て外に出られる場所を探しだし、そこまで少し走り出すと電気が走り見えない壁にぶちあてる。


「バチイッ!」

「痛ってぇ!」


太郎は訳もわからずひっくりかえる。

その音を聞いたクラスメイトは一斉に太郎の方に振り替える。


「なんだよこれはっ?」


太郎は呟く。太郎は起き上がり、先ほど見えない壁に壁にぶつかった所に手を差し出してみる。ふたたび


「バチイッ!」


「先生、これなんですか?」

「それは結界です。」

「みなさんが、最後まで話しを聞いてもらう為に軽く結界がはってあります。先ほどの魔導師がはった結界です。2重にはった結界でも、勇者は関係なく内側に入りましたけど。」


先生はかまわず話しを続ける。


「ここは、みなさんがいた地球と違い、魔法が使えます。でも、地球から来た皆さんには魔法は使えません。」


「その代わりに、地球から来た皆さんは、特別な力が1人に最低1個、多い人で2~3個特別な力を持っているはずです。勇者が来た時、椿君が(太郎の名字)見せたはずです。」


(あの瞬間移動……)


「その力を使って、私達の世界を助けて下さい。勇者と英雄を討伐でき、魔族や魔王を倒した時、地球に帰る事ができます。これは、勇者と英雄討伐と魔王討伐の授業です。」


「「「「「えっ?」」」」」


しかし太郎が、


「ふざけるなっ!!」


(((((椿がキレた。)))))


当然、異世界の話しや勇者討伐より香織の事で頭がいっぱいなので、先生の話しには突然キレた。


「そんな事より、なぜヤツが香織の事知ってんるだ!」

先生の近くまで来て怒鳴る。


「私は勇者と三ヶ日さん(香織の名字)の関係は知りません!私もさっき知ったばかりです。」


「勇者にはどうすれば会えますか?」


先生は「私も知りたいです。その感じだと、椿くんは協力してくれますか?」


「勇者や英雄は、その力を使い、このテラの国々を滅ぼすと世界に宣言し、すでに2か国がこのテラから二人によって滅んでしまいました。」


しかし、クラスメイト達は。


「私達には関係ないですよね?」

「もういい加減にして下さい。」

「先生、早くして下さい。」

「もう、意味わからない。」

「椿君と三ヶ日さんで、勝手にやって下さい。私には全然関係ないんで!」


クラスメイト達はは阿鼻叫喚だ。

そんな中いきなり香織が……


「みんな、捲き込んだ形になっちゃってごめんなさい。こんな事になるなんて全然思わなかったから。本当にごめんなさい。」


太郎とクラスメイトか唖然と香織を見ている。


しかし、世界がまた話をしだした。


「今から、一人一人にどんな力があるかを調べていきます。簡単に終わります。」


なぜか、話しが強引に進む。


香織の謝罪や、太郎がキレた件、クラスメイト達の大クレームは?


「このあと直ぐにこの国、アーゼスト国王て謁見します。」


(((((えっ!ここの王様に?)))))


もう、地球には帰る事が出来ない。

そんな事を考えていたみんなは、だんだんぼーっとしたり、肩や首を項垂れたり、眠いけど寝れないそんな不思議な感じにおちいる。


太郎も倒れそうで倒れない。何となく立っている状態になり、ふと先生がいたはずの場所を見ると、先生がいなかった。香織はその前に確認済みだ。


廊下側の席のクラスメートが、1人また1人と連れ出されていった。













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