表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第2章 異世界への旅立ち
57/538

第57話 しつこい奴ら

あれから、女神様が力尽きるまで、時間を止めながら南にあると言う転移門に向かってる最中は終わった。只、ひたすら馬を走り続けている。


女神様はあれから爆睡中だし、ニーナとリーンもお昼寝中。


シーバは、常に後方を警戒していてくれている。

馬車の操作は、僕と先生とマリーで交代しながら走って行く。


もちろん、交代は先生とマリーだけです。


「だいぶ離れたかな?」


「そうね。でも、どうして私達の場所が分かったのかしら。」


確かにそれは問題だ。なぜ分かったのだろう?何か察知される要因があるのか、場所がわかる魔法の類いでもあるのか?


「先生はどう思います?」


「うーん、もしかし場所がわかる何かを召喚したのかしら。」


それだ。現に人工衛星まであったからありえる。確かアメリカの映画やドラマで、特殊捜査班が、人工衛星を使って、走ってる車のナンバーまで突き止めてたのがあったけど、あれは実在してるのか。


「先生、異世界からの召喚って、地球限定なんですか?」


「召喚の事は、ほとんど知らないの。地球から、このテラまでの事しか教わらなかったから。」


う~ん、仕方ない、女神様が起きたら聞いてみるか。


「先生、召喚って難しいのですか?」


「そうね。私みたいに、魔力があまり無い人には無理ね。」


「えっ?、じゃあ、先生はどうやって僕たちを召喚したんですか?」


「私が使った方法は、この世界なら誰も文句や問題にはならないやり方なの。」


「それって、まさか?」


「多分、椿君が思っている方法よ。生け贄を使う方法ね。」


「やっぱり。じゃあ、先生も生け贄を?」


「そうだけど、椿君が心配する事はしていないわ。私が使ったのは、食用で卸された、牛やブタなの。でもこれだと召喚できる人数が限られてしまうの。だから。グラスの半分しか連れてこれなかったの。その中で、こっちの世界にきたら危ない人物は避けたの。

この状況を、ゲームみたいに楽しむ人達がいそうだから。」


「なるほど、どおりで女の子の数も多い訳だ。」


「でも、国王は地球で住んでいる奴らを殺して生け贄にすれば、学校ごと召喚できたはずだ!って激怒されて、今椿君と一緒にいるわけです。」


「そうだったんですか。あれは先生にできる最小限の賜物なんですね。学校ごと召喚とか、なにがあるかわからないから、ゾッとします。先生は先生で大変だったんですね。」


「椿君にそう言ってもらえるなら、少しは許されるかな?」


先生と今までの話をしていて、気づいたことや知らなかった事などがあり、話は弾んだ。


シーバ「太郎様、後ろから何かが飛んでやってきます。黒い鳥のような……。」


すぐさま、レーダーで確認をする。

なっ!マジであんな物を、召喚したのか?」


レーダーに映っていたのは、某国のヘリコプターだ。


シーバ「段々音が大きくなってきました。」


パタッパタッパタッパタッパタッ。


ヤバい、どうするか?左の森に隠れよう。

馬車をいきなり左に向けた。その拍子で寝ていた人達は起こされる羽目になったので、怒り心頭だ!

ギャースカ、ギャースカ!


「みんな、後にしてくれ!今は隠れないとマズイから。」


「隠れる?誰から?ねぇ、太郎誰から隠れるの?」


「後ろから追ってくる、ヘリコプターからだよ!」


一堂「へりこぷたー?」

みんな後ろを見る。

マリー「なんですか?あの変なおおきな鳥は?」

リーン「なんかうるさい!」

ニーナ「なんか飛んでる、飛んでる!」


ヒトミ「あれも、太郎様の世界の武器かなにか?」


「そう、ヒトミの言う通り、あれは空を飛んで、 いつまでもついてくる武器だ!おまけに、魔法みたいな爆弾が遠いとこから正確に狙ってくる。馬車には、天敵だよ。森に入って、隠れないと。」


ドッガッーーーン、ドガッ、グシャリ、バッーーーン、ドッギャーーン。


あれ?ヘリコプターの団体様が次々と爆発しながら地上に落下している。


もはや、一機もいない。何があったんだ?そしたら、みんなが1人を見ていた。


「あのう、女神様~。あのヘリコプター達に何かしたんですか?」


「当たり前じゃない!女神たる私の睡眠をじゃましたのよ!まったく!即天罰よ!」


僕の婚約者は、寝起きが悪いことが発覚しました。怖いので以後気をつけます。


「そうなんだ。助かったよ。ユーナ。君は本当に何でもできて、僕を助けてくれるんだね。」


「エッへへへへへっ。太郎、私スゴいでしょう?」


「うん。本当にスゴいね。でも、今また力使ったから、少し眠いんじゃない?」


「うん、まだ、少し寝るね。太郎、おやすみ。」

すぅーーーー。


はやっ!相変わらずスゴい寝付きにもビックリだよ。


「ふぅ~、助かった~。じゃあ、行きますか。あっ!召喚の事、色々と聞くんだった。」


しかし、もう寝てしまったので、次起きたら聞かなくては。みんな無言のまま、コクコクと頷いた。


それより、また誰かがこないうちに早く逃げようーっと。



いつも読んでくださってありがとうございます。


そろそろ第2章が終わると思います。


そして、第3章は……まだ内緒です。


また、監視やご意見などおまちしてます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://yomou.syosetu.com/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ