第55話 なぜ?
今日書いた文章は、長めに書けたと思います。
いつもの如く誤字脱字はスルーしてお読み下さい。
なるべくチェックはしてますが。
「地底人かどうかわからないが、香織はその地下の何処かにいるみたいだな。」
ニーナ「それは、地下の世界に行くって事なの?」
「あぁ、そう言う事だ。しかし、これは地上の人間には知られていない事で、当然地底人も地上人がいることも知らないんだ。まぁ、もっとも、今ここにいるメンバーは知ってしまった訳だが…………。」
「この事は絶対に秘密だし、当然女神様の存在も同じく絶対の秘密だ。この話を他の誰かに聞かれると不味いから、時間を止めて話をしている。」
「女神の私が地上に顕現をしている事、尚且つ人間の婚約者を作った事と、地下の事を教えた事とは絶対の秘密。誰かに喋ろうとしたり、喋らされそうになっても、私の力で封印したから、絶対に喋る事はムリだけどね。あと、黒魔法使いで、精神系の魔法や心の内を覗いてもわからないようにしてあるから。」
「但し、自分から利益を受けるためや裏切り行為で喋ろうとしたら、その瞬間、命は無いと思ってくれ。ちなみに、これは僕や先生にも同じ事だから、安心してくれ。」
ヒトミ「無理やり知らされた秘密で、行動や言動を管理された?」
マリー「私は太郎様がいたからあの絶望な状況から助けていただき、今の自分がいます。そして、1人だった私に素敵な仲間ができました。さらに素敵な太郎様を愛する事もできました。私には、例え死の淵に立たされても太郎様を信じています。」
マリー、やっぱり君は最高だ!
シーバ「私もマリーと同じ考えです。ただ、マリーと違うのは太郎様から頂いたこの命、いつか太郎様を守る為に使わせてもらいます。」
シーバ、いつも熱いやつだ。でも女の子にそんな事はさせないよ。
リーン「太郎様が言うのなら、それはすべてが絶対。私も太郎様が大好き!」
うぉ~、リーンが結構長く話をするのは珍しいなあ~。しかもリーンのやつやっぱりかわいいなぁ~。
ニーナ「太郎様?みんななんの話をしてるの?」
通常運転のニーナもかわいいな。
ヒトミ「私はみんなと違って、太郎様の事なんか好きじゃないんだからね?」
ヒトミその疑問系は少しは…………ツンデレか!
「私は責任あるし、みんなで元の世界に一緒に帰るのが目標だからね。」
一堂「帰るって、どこに帰るのですか?まさか、元の世界ですか?」
「うん。みんな揃ったら、元の世界に帰るよ。…………。女神様、露骨にイヤな顔しないで下さい。みんなも一緒にくればいいと思ってるんだけど、みんなは一緒くる?」
一堂、まるで長風呂をしすぎて、のぼせたような、でも顔をくしゃくしゃにしながら笑ってるのには、ちょっと引いた。
「太郎のせかいかぁ~」
マリー「太郎様の世界にぃ~」
シーバ「太郎様と一緒にぃ~」
リーン「太郎様て帰る。」
ニーナ「太郎様とお出かけ!「
ヒトミ「太郎様がそこまで言うなら、帰るのに一緒でもいいけど?」
「私は当然帰ります。必ず!」
あ~ぁ、みんなそれぞれだけど、一緒に帰ろうね。………………。ハッ!
香織になんて説明しよう。そんな僕は地面に項垂れてた。そしたら、
「椿君、あきらめて、三ヶ日さんにおしおきだべぇ~!を貰うのが椿君の試練だよ。」
「先生、さらっと怖いこと言いますけど、一旦怒った香織は大変なんです。」
「だから、それが試練だよ。こんだけ美女や美少女を侍らせ、さらに女神様を婚約者にするなんて。このハーレムヤロー。」
あっ、先生最後の方、かなり怖いです。
気を取り戻して。
「それで、地下の世界には普通は絶対に行く事が出来ないそうなんだ。」
「女神様、そうなんですよね?」
「そう、それは地下に住む人も同じで絶対にこれない。でも、わたしの力を使えば行けるよ。香織を探しに。ただ、私の勢力の範囲じゃないのと、何か強力な結界が張ってあって、香織がどの層にいるかまではちょっとわからないかなぁ~、」
使えないダ女神様。
「で、ユーナ、まず何処に行けばいい?」
「えーっと。ごにょごにょ、ここから南に行った場所に転移門があるよ。そこが一番近いかな。」
「転移門……そんなもんがあるんだ。」
ヒトミ「太郎様のダじゃれはキツいから、やめた方がいいかも?」
そうですか。
「じゃあ、話は大体終わったから、これからユーナに道案内をしてもらって、出発しよう。途中の街で、食料の購入や宿屋でゆっくり休みもう。」
「じゃあ、ユーナ時間を戻していいよ。」
「うん。わかった。」パチンッ!
時間がまた普通に流れて行く。うん?
「僕のレーダーがいきなり反応しだした。」
「いたぞ!椿のやろーを殺せぇー!」
「あっ、先生も見付けた。みんなこっちには、先生がいたよ!」
なんだなんだなんなんだ!
これはマズイ!
「ユーナ、悪いけど僕達は以外はまた時間止めて!」
「うん、わかった。」パチンッ!
「ふぅ~、ユーナ助かったよ。」
「ニへへへへへっ。」
「先生、あいつらクラスの奴らですよ。どう言う事なんでしょう?」
「そうね。確実に殺しに来てたわね。」
「先生、そんなあっさりと言わなくても。」
「でも、あれは普通の状態じゃなさそうね。」
「太郎。アイツらか?太郎のクラスメイトなのは?」
「うん、確かにそうなんだが……。」
「太郎、あいつら全員、精神系の魔法で洗脳されてるよ。」
「えっ?ユーナそんな事までわかるの?」
「私を誰だと思ってるのだ。私は魔法の女神だよ。」
「うぉ~、ユーナさすが!じゃあ、あいつらの魔法解除できる?」
「うん。簡単だよ。でも、今はムリだけど。」
「えっ?だって今簡単だって。」
「今は時間を止めてるからムリだし、時間動かすと、解除する間にあいつらすぐに襲ってくるよ。それとも太郎の力であいつらを殺すか?」
「あ~、そうだ。そんな事は絶対に出来ないよね。ここは、あいつらが追ってこない場所まで逃げるか。ユーナ、ギリギリまで時間を止めておける?」
「うん。やってみる。」
「よし。じゃあみんな急いで馬車に乗って、先に行ってて。僕はあいつらが追ってくるのに、時間がかかるように、時間稼ぎをしてくる。シーバ、短剣を貸してくれ。」
シーバ「はい。太郎様、こちらでよろしいですか?」
「うん。サンキュー。ちょっと借りるね。」
「椿君、生徒達を傷つけたりしないように。」
「先生わかってるよ。」
「よし、今度こそ出発してくれ。」
マリー「太郎様、お気をつけて。」
リーン、ニーナ「頑張ってね~。」
ヒトミ「無理しないこと。いい?」
ブレないなぁ~。
さてと、始めますか。
なんか変な展開になってきました。
今日も読んで頂き、本当にありがとうございます。
また、感想や意見などおまちしてます。




