やっぱりやりたいだけの3人だった
……………………あれから結局。
コンコン
「どうぞう。」
「セーラ様失礼します。お食事用意ができました。」
「そう、ありがとう。それで今日のメニューは頼んだ物かしら。」
「はい、そのように手配しております。」
「じゃあ、今から着替えてすぐに行くわ。」
「では、お待ちしております。」
「さぁ、足ろう早く行きましょう。」
「あ、そだね。でも俺のパンツと服は…………」
「太郎様、こちらにクリーニング済みですわ。」
「クリーニング?」
「洗濯済みだってマリーダは言ってるの。あのぐらいの身分だとそう言うねよ。」
「知らなかっ」
マリーダから受け取った服とパンツはまるで本当のようにクリーニング済みだった。
「いや、実際本当にクリーニング済みだからね。」
「な、勝手に心残り中を読むな。」
「そんな事できる訳ないでしょう。顔に書いてあったからよ。」
「そんはに顔に………………出てたかも。」
それから四人は着替えが終わり、メイドさんの案内でスタスタとついて行く。
「…………………。」
メイドの案内書がまだ続く。
「………………………。」
なんと、お城の外にまで案内が続いている。
黙ってついてきた太郎はそろそろ黙っていられなかった。
「なぁ、一体何処まで行くつもりなんだ?」
「ふふふふ。」
「それはヒ・ミ・ツ。」
イラッ。
「あはっ。太郎ってそんなにイラつく程お腹がすいてるんだ?」
「だから人の心の中を勝手に読むな!」
「…………太郎ってそんなにバカンスだったっけ?」
イラッイラッ。
「太郎、我慢して。もうすぐつくから。」
マリーにからかわれて機嫌が悪い太郎は、口調も声色も悪かった。
「で?あと何時間で付くんだよ!」
「そんなに怒らなくても………ぶひはっ。」
「ふふふふふふ…………あはっ。」
「あなた達、そんなに笑ったら太郎がキレるわよ。昔っからそうじゃない。」
「あっははははは、確かにそうだったけど。さっきさの返答が可笑しくて。」
「ふふふ。そう?」
「セーラ、だってあと何時間は予想外の返答だったのでつい。ふふふふ。」
イラッイラッイラ
「そうですわね。太郎様って昔からお腹がすくと我慢出来ないで人でしたね。」
「そうそう。」
「お昼は給食があるのに、午前中からお腹がすいては、香織に作ってもらったお弁当を食べてましたね。」
「………………そんな事が当たり前のように続いて行くと思ってましたわ。」
「………………そうだよね。もうあの頃に戻れないだよね。」
さっきから意味深な事を言ってるからか、太郎のイライラがなくなっていた。
「なぁ、もしかして俺達って何処かで会った事ある?」
「…………。」
「…………。」
「…………。」
あれほど騒がしかった3人からは沈黙と言う答えが帰ってきた。
「さぁ、皆様どうぞこちらです。」
お城を出てから普通に街道を5分ほどメイドさんに案内してもらった先には…………いい臭いを店から放っていた焼肉屋があった。
「さぁ、皆様こちらです。」
メイドさんに案内された焼肉屋さんに3人は馴染みの店らしく、躊躇なく店に入っていった、。
「さぁ、太郎様。」
太郎は焼肉屋の看板を見ながら思った。
「あいつら、ただやりたいだけだろつ?」
太郎の考えは間違ってはいなかった。、
いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
うぅぅぅぅ、誤字が多くてすみません。




