えっ?ナニ?
「「「キャー!助けてっー!」」」
煩く騒ぎ立てる3人を引きずりながら太郎は魔王の寝室に向かう。
「いい加減にしないか!魔王と王女を敵にしてお前は怖くないのかっ!」
魔王セーラが叫ぶ。しかし……
「は?何が怖いのか俺にはわからないんだが」
「た、太郎様!これからいったい何をなされるつもりなのですか?」
「…………………楽しい事?」
「それはおまえだけだろう!」
伯爵の娘が叫ぶ。
「お前は仮にも貴族の娘だろう?言葉遣いが悪すぎる。」
「う、うるさいっ!こんな状況でそんな事言ってられるわけないじゃない!」
ギャアギャア煩い3人を引きずりながら魔王の寝室の前までやってきた。
「そう言えばなんで私の寝室の場所がわかるのか説明しろっ!」
「…………………なんでだろうね?」
太郎はすっとぼけた。
実は太郎の脳内マップに魔王城のすべてが記録されている。
太郎のチートの一部です。
ガチャ
「な、なんで寝室のカギまで開けられるの?本人の魔力認証じゃないと絶対開かないのに。一体何をしたの?」
太郎のチートの一部です。
「さぁ、楽しもうか。」
「「「キャーーーー!」」」
太郎は無理やり3人を寝室の大きなベッドの上に投げ込み、太郎は寝室のドアを閉め、さらにカギをかけ寝室全体に結界をはった。
「い、今この部屋にかなり強力な結界を………しかも無詠唱で太郎、一体貴方は一体何者なのですか?」
さすが魔王セーラ。太郎が結界を張った事に気づいた。
もちろんこれも太郎のチートの一部です。
「さて、早速始めようか。」
3人はジリジリとベッドの隅に逃げて行こうとするが、バインドで縛られている為まったく動けない。
「た、太郎様お願いします。私初めてなので優しくして下さい。」
1番最初に王女があきらめた。
マリーとセーラが王女のそのセリフに驚いていた。
「ま、マリーダ。な、何を言ってるの?まだあきらめたらだめだよ。私が何とかするから。」
セーラが必死に王女マリーダを説得にかかる。
「そうよ!セーラが何とかしてくれるから、マリーダもそんな事言わないで。」
太郎は3人の話を聞いていると、不思議に思う事に気づいた。
何故か3人ともタメ口なのだ。
魔王に王女に伯爵家の娘。
身分がかなり違う。
魔王セーラは一国の王。
王女マリーダはガンダ王国の王女。
1番の身分が低い伯爵家の娘マリー。
一体どんな関係なんだろうか?
「お前らは一体どんな関係なんだ?」
太郎は思っていたことを聞いてみた。
「「「………………………………。」」」
「3人仲良く黙りか。まあいいか。やることにはかわらないらかな。」
「「「!!!!!」」」
一体太郎は3人に対して、ナニをするつもりなんでしょうか?
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
最近、更新ペースが落ちて読みにくいかと思いますが、体調不良の為、調子のいい時に更新しています。
読んでくださる方々には本当に申し訳ありません。
あと、誤字もすみません。




