祝い500話! 治らない!祝いなのに?
まさかの500話。
読んでくださる皆様に感謝しまくりです。
(さて、500話にもなった事だし、ビシッと決めるか。)
太郎はなぜこの話で500話になった事を知っているのかが疑問だが、その話はとりあえずあっちに投げて、ポイッ!そしていよいよ魔王セーラとの愛し合う時が来たようだ。
(違うだろう!)
太郎のツッコミをムシして。
「私は早く皆にこの部屋から出る事を命じたはずです。なのになぜまだ私の部屋にいるのですか?」
みんな黙り混む。
長い沈黙にイラついた太郎がこれでもか!っというぐらいに四天王の三人とラルに向けて殺気を……………いや、魔力を込めた殺意を向けた。それすなわち一瞬で殺せるよ?って意味だそうです。
ガタガタ震えるどころか、四人は一瞬で意識を刈り取られた。
「ったくめんどくせぇなぁ~!」
太郎は意識を失った四人をそれぞれ部屋の外、廊下に投げ込んだ。
部屋の扉を閉めて、鍵をかけたが、太郎はそれだけでは持たない事を分かっているため、部屋の内側全体に、魔法耐性絶対防御、物理耐性絶対防御、遮音と魔法をはった。
「た、太郎様今いったい何を……………。」
「うん?いや、また起き出して邪魔されたらめんどうだから、魔法で色々防御結界をはっただけだが?」
「そうですか。やはりあなた様は神の使徒。いえ、神さまそのままなのですね。」
太郎は………………ん?
「え?俺はただの人間だから。確かに神様や目神山様とは知り合いだけど、俺は普通の人気だから、そこは間違いないでくれ。」
「普通の人間…………ふふふふ。そうですか、そうですね。だろう様はちょっとつよい普通の人間ですね。」
「魔王セーラ、絶好にわかってないだろう?」
「だろう様、私の事はセーラとお呼び下さい。」
「じゃあ、おれも太郎で頼む。」
「それは…………そうですね。普通の人間なのですからね。でもせめて太郎さんと言う言い方でお許し下さい。」
「あぁ、それでかまわない。じゃあ、さっさと始めるか。まず裸になってくれ。全身を診てみないと、何処が悪いか、原因は何か、を調べないと治療ができないからな。恥ずかしいと思うが我慢してくれ。」
魔王セーラは顔を真っ赤にして一枚、二枚、と服を脱ぎ出す。
最後は下着だけになったが、躊躇わず、一気に脱ぎ捨てた。
そして、ベッドに横たわった。
(うわっー、綺麗な体だ。胸も大きいし、何より美人な上にプロポーションまで最高だ。)
エロい目でつい見てしませった太郎は、小太郎も元気になってきていた。
(いや、それより早く状態を診なくちゃ。)
太郎はセーラの体を隅隅まで見る。
太郎の鑑定眼がある場所に異変を感じた。
改めて、 頭、顔、両腕、両足、お尻、背中、胸、口の中…………他は異常がないが、向かって腹部の左下の部分が赤く表示される。
(ここって、盲腸だよなぁ~。でも盲腸って流行り病じゃないし。とりあえず、この部分を散ら(治療)して様子をみるか。)
太郎はお腹に手をあてて、魔法を発動する。
「クリーン、エクストラキュア、エクストラヒール!」
部屋の中が光輝いた!
しばらくすると、光も収まり、あらためて太郎は鑑定眼を使い、治療した場所を診た。
(大丈夫そうだな。………うん?)
しかし、やがて鑑定眼で見ていた治療した場所にまた赤くなりだした。
「なっ!」
思わず声を上げた太郎。
(エクストラヒールまで使って治らないとは。他に違う原因があるって事か。やはり盲腸じゃないな。流行り病だから当たり前だが。)
「太郎さん、やはり治らないのですか?」
不安そうに聞くセーラ。
「これは、病気じゃないかもしれない。それで、ちょっと話を聞きたいだけどいいか?体調が悪ければ、他の奴等に聞くから大丈夫だけど。」
「私は大丈夫です。何でも聞いて下さい。但し、わたしが知っている事しかお答えできませんが。」
「そりゃそうだ。」
太郎が一瞬笑った。その笑顔を見逃さなかったセーラは脳天を撃ち抜かれた。
「あわわわわ。」
「セーラ、大丈夫か?」
「ひゃい!だいひょうふです。」
まっいっか、と太郎は気にせずセーラに質問をした。
「セーラ、最近呪いもしくは呪われるとか、禁呪や禁術、あるいは手を出したらいけない物や、壊さしたりとか、そんなような事が最近なかったか?」
「そ、それは……………。」
口ごもるセーラ。
(やはり、その類いか。ちょっと面倒だな。)
簡単にはいかない案件になってきた太郎は、「ふぅー。」とため息をついた。
最高まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
ここまで続けて書く事ができたのは……………自分の力です。(ウソ) 。
皆様がこの素人が書いている小説を読んでくださるから、モチベーションが上がり、書き続ける事ができています。
最初に書いた時より少しはましになったかとおもいますが、相変わらず誤字脱字は減りません。
せっかちな性格なのが禍しているのかも。ブクマや評価をくれた方々にも感謝です。
これからもよろしくお願いします。




