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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
新たなる旅立ち
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魔王と対面する。




物凄いスピードであっという間に魔族の国、魔王城の上空に到着した。


「な、なんて早さだ!信じられない。


魔王の1人、名前はラルが驚いていた。


(ラルって……………グフはどうした?とツッコミを入れてみたい。)


などと心の中で1人でごちる太郎。


「太郎、この後はどうするの?」


「そうだな。…………う~ん、ラル!どこに降りればいいと思う?」


「それでしたら魔王城の正面に広場がありますからそこに降りましょう。私はすぐに警備をしている人達に話をして説明してきます。」


「大丈夫なのか?」


「まぁ、一応大丈夫かと。多分下で警備している奴らより階級は上ですから。」


「そのラルの階級は聞いていいか?」


「自分は大佐になります。」


「な、なるほど、なるほど。…………………じゃあまかせるよ。」


「何ですか、その間は?………まぁ、良くわかりませんがちょっと行ってきます。少しお待ち下さい。それと神竜様、背中に乗せて頂き、ありがとうございます。私は今凄く幸せです。みんなに自慢します。」


スターシアの背中に乗せてもらった事がよほど感動したのか、やたらにスターシアに対して敬や敬うしい。


「では、少しお待ち下さい。」


スターシアから飛び降りた。

さすが魔族。この高さから難なく降りていった。


「まだまだ私も捨てたものじゃないね。…………ね、そう思わない?太郎!」


(知るかっ!俺はこの世界の人間じゃないから神竜の凄さが良くわからん。でも、ここでそれを言ったらすねるからな。)


「そ、そうだな。スターシアって、凄いって改めて思ったよ。」


「でしょ?でしょ?ふっふふふふ。」


上機嫌なスターシア。


しばらく、スターシアの何処が凄いかの話に付き合っていたら、ラルからOKと言われる。


「じゃあ、スターシア頼む。」


「わかったわ。」


魔王城前の広場にゆっくりと降りて行く。


「太郎さん、魔王様との面会許可がでました。すぐにお願いします。」


「随分簡単に面会の許可がおりたな?」


「はい、自分も少しビックリしました。早速魔王様の寝室まで行きましょう。」


(いきなり寝室かよ?しかも魔王の。)


「スターシア、少し待っててくれ。」


「早く帰ってきてね。今大変な事になりかけているから。」


神竜、スターシアの周りに魔族の人達が集まりだしていた。


「わかった。ちょっと行ってくる。」


「さぁ、こちらです。」


魔王城に入って行く。外見は普通の綺麗なお城だ。

魔王って言うぐらいだから、もっと禍々しい感じかと思っていたが、真逆です綺麗で清潔感のある白いお城だ。


中に入ると、さらに豪華な飾り付けときらびやかな大きなシャンデリアが目にはいる。


そして、さらに凄いのが………………


「太郎様お待ちしていました。すぐに魔王様を診てください。」


入り口入ると、両脇に凄い数のメイドさん達。


その代表らしき人物にさも俺を知っているかのように話し書けてきた。


「私はメイド長ハモンと申します。」


(もう、何でもこいだ!しかもこの美人なメイド長は絶対にラルの奥さんだ。うん、間違いない。)


「あのう、ハモンさん。ちょっと変な質問をしていいかな?」


「はい、私で答えられる事でしたら。」


魔王のいる寝室に向かって歩きながら質問をしてみた。……………………いや、一応確認だけなんだけど。


「ハモンさんって、もしかしてラルさんと………………」


「はい、ラルは私の旦那様になります。」


やっぱりか!なんだ、この世界は?ガン○ム関係が多すぎる!


しばらくすると、魔王の寝室前まできていた。


「今、こちらで魔王様がおやすみになっておられます。」


「わかった。さっそく容態をみてみよう。」


「お願いいたします。」


魔王の寝室の扉が開かれる。


「魔王様、勇者太郎様がこられました。」


………………………………。


(…………………………?はい?勇者?)


大きなベッドには、金髪で少し痩せ細っているが、凄く美人な女性がいた。


(あ、これヤバイかも。それに、勇者が魔王の病気を治しにくるなんて…………………ベッドの両脇には、厳つい人物が三人もいる。)


「勇者太郎様、こんな形でお会いする事をお許し下さい。」


(………………………はい?なんで謝るの?)


「い、いや別に俺は気にしていないから。それより、勇者?の俺によく会う気になったな。」


「勇者太郎様、私は別に勇者様に敵意はありませんから。」


「ふむ、それは俺も一緒だ。しかし、なんで俺が勇者なんだ?今初めて言われたけど?」


「それは、私のこの目が……………魔眼が教えてくれます。」


「鑑定眼か…………………。それで、オッドアイなんだ。」


「はい、よく御存じで。」



(まぁ、だいたい漫画かラノベの定番だからな。)


「それより、さっきから殺気を漏らしながら見つめているその三人は何なんだ?」



そう、寝室に入る前からエライ殺気を感じていたからな。




一体この三人は……………………。


(面倒事の匂いがプンプンする。)


三人が動き始めた。


(…………………………なんだかな~。今メチャクチャに帰りた気分だな。)


こうして魔王と初めて会う。





最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。

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