いざ!魔族の国へ!
太郎は一度、宿屋にいる魔族達の所まで瞬間移動をしてきた。
いきなり強力な結界がはられた内部に突然姿をあらわした太郎に、警備にあたっていた騎士団と中でソワソワと待っていた魔族は驚いた。
「ひっ!」
「うわっ!き、貴様は………あぁ、太郎殿であったか。」
「国王の許可をもらって、今から魔族の国に行き魔王の治療に行ってきます。そこの魔族は一緒に来てもらいたい。」
「あ、え!もしかして魔王様は病気から救ってくださるのですか?」
「そうだ。まだまだ俺は冒険者をやっていたいからな。」
騎士団と魔族の二人は達の言っている意味がいまいちわかっていなかった。
「とにかく国王の許可をもらったから今すぐに魔族の国に行くぞ。」
「あ、ありがとうございます。これで私達の国も………」
「いや、まだ助かはわからないがな。とにかく行って状態を見ないと。」
「それでも今のままより助かる可能性はあります。太郎殿、よろしくお願いします。」
「ま、そう言う訳だから騎士団のみんな、今からこの二人を連れて行ってくる。」
「はっ!わかりました。では、我々はこの国に今だに潜伏している魔族に問いかけ、保護をします。なので、できれば1人協力をお願いしたいのですが。」
「う~ん、確かに魔族から呼び掛けてもらった方がいいか?」
「あ、それでは私がこの国に残ります。仲間をみつけて現状を説明してみます。」
「そうだな。では後を頼む。」
太郎は1人の魔族を残すことにした。
いざ、出発になった瞬間に太郎がとんでもない事を言った。
「なぁ、ところで地図あるか?俺、魔族の国がどこにあるか知らなかったよ。」
…………………………えっ?
その場にいたみんなは、一瞬思考が止まった。
「えーっと、地図は無いです。」
1人の騎士団の男が答えた。
「マジか!」
(((((いやいや、こっちがマジか!でっすから!)))))
この世界を知らない太郎だった。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
相変わらず誤字が減らなくてすみません。
それから、今回も短文ですみません。




