魔王の名前が判明。そして謎の?美少女二人。
「国王、魔王の名前を是非教えて欲しい。」
国王は一瞬とまどった。もしかして太郎は魔王の名前も知っているのではないか?と思ったが、それならわざわざ魔王の名前をあえて聞いてくるはずはないのでは…………一応聞いてみる事にした。
「魔王の名前か。太郎、お主は魔王の名前を実売知っているのではないか?」
しかし、太郎の返事は以外とそっけない答だった。
「知らないから聞いている。」
国王はもう一度聞いてみた。
「太郎、魔王の名前を知る意味があるのか?魔族との交流があった太郎なら知っているのではないか?」
太郎の返事は同じだった。
「知らないから聞いているのだ。ただ、もしかしたら………とは思っているのだが。」
「そのもしかして知っている名前を言ってみて欲しい。それが違うのなら魔王の名前を教えよう。」
「そうか…………俺が知っている。と言うか、多分そう言う名前じゃないかな。と言うのが2つある。」
国王はまさか?と思いつつ太郎に聞いてみた。
「ほう、聞いてもいいか。なぜ2つも名前があると?」
「もし、本当に俺が知っている名前だとしたら二人の名前が思い浮かぶ。そして、その名前次第で対応が変わるから、予め名前を知りたいんだ。しかし、俺の知っている名前と違うのならそれはそれでまた対応が変わる。それで魔王の名前が知りたいんだ。魔族との交流があったが、魔王の名前は聞いていないんだ。」
「そうか。なら、太郎が思う魔王の名前を言ってみてはくれんか?」
「…………多分だぞ?…………一つ目ははセイラもしくはアルテイシア。2つ目はミネバもしくはオードリーバーン。」
会議室が凍りついた。
(な、なぜその名前を知っている。この男は一体何者なんだ。)
国王をはじめ、会議室にいた人物達はビックリしていた。
「国王?どうした?俺の言った名前は間違っていたか?」
国王はゴクリと唾を飲み込んだ。
「太郎、お主は一体何者なのだ?」
「何者もなにも、ただの冒険者だが。」
(嘘だ。ただの冒険者がそこまで詳しいはずがあるもんか!コイツは絶対何かを隠している。)
太郎は少しキレた。
「どうなんだ!あっているのか?間違っているのか?早く教えてくれ。じゃないと手遅れになるかもしれないんだぞ!」
「そうだな。太郎、お主が言った名前の中に正解がある。儂ははっき正直者驚いてる。なぜなら名前だけでなく、姓まで知っているのだからな。」
太郎はあれ?と思った。
なぜなら、太郎自信は名前かしか言っていないと思っていたからだ。
「それはどう言う事か説明をしてくれないか?」
「太郎、お主は名前が2つと言っていたが、実は名前と姓を言っていただ。」
そんな偶然があるんだ。と太郎は思っていた。
「それで魔王の名前はなんて言うんだ?」
「セーラ・ダイクーンだ。」
太郎の頭が一瞬ショートした。
「セーラ魔王と言われている。」
太郎の頭は一瞬処ではなかった。いまだショートしていた。
思考が止まってから回復するまで1分はかかった。
その間、会議室はシーーーーーーーンとしていた。国王をはじめ誰もが話を切り出せずにいた。
やっと太郎の思考が復旧した。
「わ、わ、わかった。そ、それならそれなりの対応が可能だ。すぐに魔族の国行き、魔王の治療をしに行ってくる。」
あきらかに動揺をしている太郎だった。
「そ、そうか。では儂らは各国の国の首脳陣に呼び掛ける事にしよう。太郎、魔王の治療を…………いや、この世界の平和の為に魔王を救ってくれ。」
「わかっている。俺もまだまだ冒険者を続けたいからな。」
そう言い残し、太郎は瞬間移動で姿を消した。
国王はすぐに部下達に動くよう指示をだした。
国王や最重要や大臣達は会議室を飛び出し、それぞれの仕事にとりかかった。
ただ1人を残して………。
「俺はどうすればいいんだ?」
哀れギルマス。
しかし、1人取り残された会議室にある人物二人が入ってきた。
「あら?お父様達はもういらっしらないのですね。」
美少女二人が会議室に入ってきた。
(マジか!)
ギルマスはこの二人の美少女を知っているようだった。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
誤字脱字の指摘を沢山頂きありがとうございます。
しかし、あんなに沢山あるとは…………文章力が無いからせめて誤字や脱字を減らさないと皆さんが読んでくれなくなる。と、上から目線ですみません。




