キズついたレコード、執事と言えばセバスチャン。
誤字の修正とセリフを一部追加しました。
その後は騎士団長に領主邸まで案内をしてくれるとの事で、馬車に乗り込み街にやっと入れた。
しかし、俺はここでギルマスに爆弾を落とす。
「ギルマス、そう言えばさっきの指名依頼って誰が受けるんですか?」
ギルマスは怖い顔に似合わずキョトンとしていた。
別段だが、ギルマスはAランクまで上がった猛者だ。
しかし、40歳手前で魔物との戦いで左足を負傷し、それが後遺症になってしたい冒険者を引退した時に、前のギルマスから声がかかり今に至る。
(ここでもテンプレか。)
太郎は内心思いながらギルマスの様子を見ていた。
しかし、なかなかギルマスが現実の世界に帰ってこない。
仕方がなく、頬にビンタを一髪かました。
「ぶふぁ!」
あ、ギルマスが横に飛び、馬車の壁にぶつかった。
「ダハッ!な、何がおきた?」
あ、ダメだこりゃ。
ギルマスは体勢を立て直し、俺に一言。
「太郎、さっきのダンからの以依頼を受けてくれ。」
「え?なんで?」
「は?」
「いや、だからなんで俺なの?」
「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや……………」
「いやいやかましいっ!」
ギルマスがキズついたレコードのように同じ言葉を繰り返すので殺気を少し強めて怒った。
しかし今どき例え話にキズがついたレコードの話をしてもわかるやつはどれぐらいいるのだろう?
「いや、太郎マジでお願いします。」
ギルマスが震えながら頼み込んできた。
この人本当にAランク?
あまり虐めてもかわいそうだから、受けることにした。
レコードを使えば簡単にわかるから、1日で終わるだろう。
しかし、今日はスターシアが静かだと思ったら、原が減ったからと狩りに出掛けたらしい。
「いつの間に?」
まあ、スターシアはほっとこう。
「わかった。……………その依頼を受けるよ。」
「本当にか?はぁーーーっ助かった。太郎、ありがとうな。」
「いや、指名依頼を無視するは、訳にはいかないからな。」
そんな雑談をしていたら、大きな屋敷の前で馬車が止まる。
門で検兵士に軽い査を受けつて、さらに馬車は屋敷に向かって走り出した。
大きな玄関前の中央に位置する池をぐるりと周り馬車が玄関前に着いた。
「やっとついたな。報奨金をもらう為来たのになぜか変な事に巻き込まれているし。」
それはこっちのセリフだ。
愚痴をギルマスに向かって言いながら馬車を降りた。
すると、1人の執事のような老紳士とさきほどの騎士団長が一緒立っていた。
「二人ともお疲れさん。この執事は………」
(どうせセバスチャンとか言うだろうなあ。執事と言えばセバスチャン。)
「この人は執事のセバスチャンだ。何かある時は彼を頼ってくれ。私は先に領主様に今回のことを話さなければならないからちょっと失礼するよ。」
「あ、はい。わかりません!」
「「「え?」」」
三人の声がキレイにハモった。
「ちょっとなんで執事の名前はセバスチャン一択なんだ?」
「「「はっ?」」」
あ、またハモった。
「いや、こっちは太郎が何を言っているのかがまったくわからんぞ?」
三人とも首を縦に頷く。
そりゃそうだ。
これは単に俺の中では執事=セバスチャンって決まってるんだ。
あれ?でもなんで執事=セバスチャンなんだろう?
アニメやマンガの影響だろうか?
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
今回も短いです。
すみません、体調が……………
でも、休みの日以外はなるべく毎日更新したいです!
はい、願望100%入ってます。




