表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
新たなる旅立ち
465/538

領主からの報酬は?



太郎とスターシアは、街の一番のの宿屋にギルドから褒美としてタダで泊まっていた。


そこで一悶着があったが、無事太郎の貞操が守られた。


そう、スターシアが太郎と同じ部屋にしろと暴れたが、なんとか太郎が説得をして別々の部屋に泊まる事になった。


翌朝


「まったく、スターシアにはまいった。あそこまでしつこいとは。」


「太郎、おはようなのだ。」


部屋を出て、朝食をとる為食堂にきた太郎は少し驚いた。


「す、スターシア、おはよう……………って、なんだその食事の量は!」


そう、スターシアは朝からかなりの量の食事をしていた。


「ん?いや、人間の食べ物はやはり旨いからついつい。」


いや、ついついで食べられる量ではなかった。


「まぁ、ほどほどにしとけよ。今日はギルドに行って昨日の討伐報酬を受け取りに行くから。スターシアはどうする?」


「そんな事は決まっている。太郎と一緒についていく。」


「そうか。」


太郎も朝食を取り、ギルドに向かう準備をしていた。


「じゃあ、行こうか。」


ギルドに向かう途中、街の人々から昨日のお礼参りを言われたり、握手を求められたり、バグされたり、お尻を触られたり、泣いて拝まれたり、自分の娘や孫を紹介されたり、年頃の女の子からは交際や結婚を申し込まれたり、なかなかギルドまで到着できなかった。


普通なら、宿からギルドまで歩いて10分ぐらいだが、今回は1時間もかかってようやくギルドに着いた。


「はぁ、はぁ、なんでこんな事に…………途中、変な事されたような………あまりにも色んな事があったから忘れた。」


太郎が疲れきった顔をしてギルドに入ってきたのを、すかさずエリシアさんに見つかった。


「太郎様、大丈夫ですか?顔色があまりよくありませんが。」


「あ~、エリシアさん、おはよう。いやちょっとここまで来る途中、色んな人から話かけられて、なかなかギルドまで到着できなかったから。」


「そうだったんですか。太郎様がギルドにいらっしゃったら応接室に案内するようにギルマスから言われてますので、少しそちらで休ませれは?」


「ありがとう、そうさせてもらうよ。」


「では、こちらです。」


エリシアは太郎を応接室まで案内をした。


「では、こちらです。後でお茶をお持ちします。」


太郎とスターシアは応接室に入り、太郎はそのまま応接室にあるソファーにダイブした。


「はぁ~、疲れた。」


「太郎、大丈夫なの?」


「あぁ、少しこのまま寝かせて。」


「それならいいのだけど。」


トントン。と扉をノックし、お茶を持ったエリシアが入ってきた。

しかし、ソファーに倒れこんで寝ている太郎を見てビックリした。


「た、太郎様。大丈夫ですか?」


「太郎なら大丈夫。少し人混みに酔っただけだから。」


スターシアの説明で一安心のエリシア。


「太郎様、スターシアさん、お茶を飲んで少しお待ち下さい。後程ギルマスが来ますので。」


「あぁ、ありがとうエリシアさん。」


太郎はソファーにうつ伏せになった状態でエリシアにお礼を言った。


「そ、そんなお礼だなんて。太郎様、このお茶を飲めば少しは楽になると思います。」


「そうなの?じゃあ、頂くとするか。」


太郎は重い体を持ち上げ、お茶を一口飲んでみた。


「お、なんかスッキリするね。美味しいよ。ありがとう、エリシアさん。」


「お口に合って良かった。」


エリシアは少しホッとした。


「では、私はこれで失礼します。」


エリシアが出て行ってから10分ぐらい後にギルマスが太郎達が待っている応接室ににやってきた。


「太郎、昨日は本当にありがとう!これはギルドからの報酬になる。」


そう言って、太郎の前に皮袋をだした。


「ギルドからの報酬は、金貨200枚だ。ちょっと少ないと思うが、これ以外に領主様からも報酬が出る事になった。明日、俺と一緒に領主様の所に行ってもらう事になるが、大丈夫か?」


「領主ねぇ……………変な事に巻き込まれたりしないならいいよ。」


「それなら大丈夫だ。ここの領主様は貴族としては、かなりの人徳の持ち主で、平民種族問わず、優しい方だ。」


「そうなんだ。わかった。じゃあ、明日またギルドに来るよ。但し、空を飛んでくるから、ビックリしないでくれ。」


「わ、わかった。じゃあ、明日また同じ時間に待ってる。」


太郎は朝の出来事を思いだし、帰りは空から帰る事にした。


「じゃあ、明日。」


太郎は、応接室の窓を開け、ギルマスに手を振った。


「スターシアは宿屋まで歩きな。あ、そうだ。何か食べたい物があったら、このお金で食べてくれ。」


太郎は皮袋から金貨を10枚だしてスターシアに渡した。


「おぉ、太郎は話がわかるな。」


「じゃあ、俺は具合悪いから、今日は宿屋で1日寝てるから。」


「わかった。」


「じゃあ、ギルマスまた明日に。」


そう言い残し、太郎は空を飛んでいった。


「魔法で空を飛ぶとこを間近で初めて見た。」


ギルマスが驚いていた間に、いつの間にかスターシアもいなくなっていた。



最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。


更新の間隔が空いてしまいすいません。

あまり、体調が良くならなくて。(^_^;)

相変わらず誤字も多くてすいません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://yomou.syosetu.com/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ