太っ腹な太郎。
ギルマスと冒険者、それとギルド職員が、太郎が倒した魔物を確認するため、ゾロゾロと街から出て行く。
そして、太郎が倒した魔物の残骸がかあった。
「これ程とは…………」
ギルマスは唖然とした。
冒険者達は、一応生き残っている魔物いた場合に備えて戦闘になる準備をしていたが…………
「マジか…………」
「これを1人で………」
「信じられない。」
「死体の魔物にキズがほとんどない。」
これを見たギルマスは冒険者達に依頼を出した。
「冒険者達に依頼したい。まず、貴重な素材の剥ぎ取りと、食料になる魔物の解体をしてもらいたい。」
ざわつく冒険者達。だが、その中で一番の高ランク冒険者がギルマスに質問した。
「ギルマス、俺達は冒険者だ。先に依頼料はどうなるか教えてくれ。」
「そうたな。依頼料は解体し素材はすべて冒険者達物にする。それをギルドがすべて買い取る。これが依頼料だ。」
「太郎が倒した魔物だぞ、勝手にそんな事していいのか?」
「太郎はこの魔物達を勝手にしていいと言った。」
「これだけの数だと、一財産権になるのにか?」
「そうだよなぁ。だが、これだけの魔物がここにいると言う事は、当分ギルドから依頼が出る可能性が低くなる。ここで冒険者達に今のうちに稼いでもらいたい。」
「確かにこれだけの魔物なら、当分仕事が無くても暮らせるな。……………わかった。」
「そうだな。俺もやるぜ!」
「じゃあ、仕事すっか!」
冒険者達は魔物の解体を開始した。
この解体作業と死骸の処分に1ヶ月かかったが、ギルドも冒険者もホクホクになった。
「太郎、お前にギルドからとこの地を納めている領主から報奨金が出る。明日の昼には用意するから明日にまたギルドに顔を出してくれ。……………それから、お前のランクを上げるから、カードを受け付け出してくれ。」
「わかった。それでランクはいくつ上がる?」
「本当はSランクにしたい所だか、これは3人のギルマスと、3か国の国から認められればならない。だからAランクになる。」
「いきなりAかよ。…………まぁ、わかった。また明日にギルドに顔を出すよ。」
こうして、今回は太郎の活躍によって街は救われた。
「さて、エリシアさんとスターシアを探すか。」
今回の太郎の活躍はまたたくまに各国に知れわたる事になり、王宮でも英雄の誕生の話で盛り上がっていた。
このあと、太郎はその王宮から呼び出しを受けるのだった。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
この1週間、風邪を引いてしまい、大変でした。
熱は出るは、喉が腫れるや・・・・
一番辛いのは、今だに喉が痛い事です。
皆さんも風邪には気をつけて下さい。
しかし、38度を越える熱がでるとは……………(;つД`)




