表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
新たなる旅立ち
459/538

太郎の二日酔い




あれからどれぐらいの時間がたったのだろうか。


太郎は、ギルドに併設されている坂場でアルコール抜きのエールを飲みながら、エリシアさんとスターシアの帰りを待っていた。


しかし、太郎はここでやらかしてしまった。


アルコール抜きのエールが気に入り、何杯もお代わりをしたため、テーブルにうっぷしていた。


実はこのアルコール抜きのエールは0,1%のアルコールが入っていた為(アルコール抜きじゃないじゃん)、酔ってしまい、寝てしまった。』


やはり、高校生。アルコールには弱かったようだ。


時間は過ぎる。

気がつけば、翌朝になっていた。


「え、…………うっ、きぼぢわるい。」


二日酔いになってしまった太郎ほ、慌てトイレに駆け込んだ。


20分くらいすると、青ざめた顔で、いかにも二日酔って感じでヨロヨロ歩きながら、今までの座っていた席に戻ろうとしたが。


そこには綺麗に片付けられたテーブルに、違う冒険者が座って、ウエイトレスに注文している所だった。


ま、マジか…………


座る席が無くなった太郎は、仕方がなく空いている席を探す。


太郎がふと周りを見渡すと、朝のギルドと酒場は、山手線の通勤ラッシュを思わせるほど、冒険者で人が溢れていた。


二日酔いで頭が痛い太郎は、周りの冒険者が少しでも大声で話をしているときは、太郎の頭に響いて、床に座り込んでしまうほどだった。


「あ、まずい。早くギルドかる立ち去らなければ。」


太郎は自分に『ヒール』を唱えたが、一向に良くならなかった。

「それより、早くギルドから外にでなくちゃ。こんな所にいたら、死んじゃうよ。」


太郎さん、二日酔いぐらいでは死なないと思いますが。


太郎は人混みを掻き分けて、ギルドから出ようとする。


あと少し……………そこで、無慈悲な事が起こった。


「みんな、集まってるか。これからギルド強制依頼をみんなにやってもらう。」


ガヤ、ガヤ、ヒソ、ヒソ。


辺り一面が静かにギルマスの話を聞こうと静かになった。


太郎はそんな話は耳に入らず、ギルドの出入口までやっとこれた。そして、扉に手をかけると、『カラン、カラン』


ギルマスの話を聞くために、かなり静かになっていたギルド内いた冒険者とギルマスが一斉に太郎を見た。家政婦は見た。


そんな事も気にせず、太郎は外に出ようとしていた。


擦ると。一斉にギルド内から


『おいおいおいおいおい。待て待て待て待て待て待て!』


それでも太郎が外に出ようとすると。ギルマスから大きな声で(よりにもよって)

「太郎、お前に緊急指定いらいがあるから、帰るな!」


「は、はぁ、はぁ、…………はい?」


ドカッ、ドカッ、ドカッ、とギルマスは太郎に近寄り、はいくつばっていた太郎はギルマスに捕まり、首根っこの所の副を掴み、ギルマスの横に立たされた。


(うっ!もうダメだ。頭痛いし、気持ちや悪い。)


ギルマスは満足そうな顔をして、集まってる冒険者達に話を始めた。


「昨日、西にあるハイ&ロー森にあるダンジョンから魔物が溢れ出てきた。ギルドはこれをスタンピードと決定し、有力冒険者、高ランク冒険者は直ちに現場に向かい、討伐の準備を。今現状は、入り口を塞いでいるが

、突破されるのも時間の問題だろ。」


ある冒険者が

「これって強制ですよね。依頼料はいくら出るんですか?」


「今回のスタンピードの数がまだ正確に出ていないため、今回はランクごとの基本依頼料プラス自分で倒した魔物の数で依頼料になる。これには拒否権は無い。それから、中ランクの冒険者は高ランクの冒険者の補助と交代要員として、全線に出てくる。」


太郎は、小さい声で、無意識に魔法をとなえた。


「キュア」


太郎が何を思ったのか、治療魔法を自分にかけた。するとみるみるうちに、顔色も良くなり、頭の痛さや、気持ち悪さも一瞬で消えた。


「うわっ~、マジ助かった~。」


ギルド内にいる冒険者達やギルド職員達か太郎のセリフに。


「「「「「「え?」」」」」」


「さて、気分も良くなったし、ちゃんと、宿屋のベッドでぐっすらと寝るか。」


「寝かせるか!太郎、お前今まで話を聞いていなかったのか?」


何の事かわからず、


「はい。なんの話ですか?」


「はぁ~~。思いっきり溜め息をつくギルマス。」


「俺、帰って寝たいから。それじゃあ。」


ギルマスが鬼の形相で


「ギルドの出入口をすべて塞げ!」


ギルマスの一声で機敏に動く、冒険者や職員達。


「な、なんの権利があってこんな嫌がらせをするんだ!」


「太郎、まずは話を聞け。」


「嫌ですよ。もうくたくただし、メチャクチャ眠いし。早く外に出さして下さい。自由な冒険者の名が泣きますよ?」


「いうから、とりあえず話を聞け。この話は全冒険者に対する緊急指定以来だ。さらに、お前には個別で指定依頼が入っている。」


「緊急指定依頼?個別指定依頼?」


「だから、話を聞けって行ってるんだ!」

ゼハァ、ゼハァ、ゼハァ。


「はいはい、わかりました。」


太郎は出口近くの壁に寄りかかった。しかし、ギルマスから、


「太郎!お前はこっちだ!」


なかなか話が進まなくていいのか?


そのダンジョンでは、大変な事になっていた。






最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。


誤字脱字などありましたら、スルーして読んで下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://yomou.syosetu.com/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ