やっぱりファンタジーは最高の世界
さて、これから呑んだくれているヤロー達を、恐怖のドン底に落としてやる。
「ビックエアー」
風魔法を適当に名前を付けて魔法を発動する。
辺り一面地面から上空に風が巻き起こる。
「「うわっーーー!」」
「「ぎゃーーー!」」
「なんだこの風は!」
「飛ばされちまう!」
「た、助けてくれーー!」
「誰か何とかしてくれ!」
とかなんとか叫びながら50人近くのヤロー達が空高く舞い上がった。
「うわっーーー!」
「うるさいな。もうちょい高度をあげるか。」
更に風魔法を放つ。
「…………………………!」
「………………!」
だいぶ静かになった。
「少しの間、景色でも眺めてろ。………そんな余裕はないか。」
俺は心の中で大爆笑していた。
なにせ、大の男達が高度2000メートル上空でまるで壊れた人形のように風に巻き込まれているからだ。
「あと、30分もしたら下ろしてやるから。」
さて、あと30分何をしていようか?
この場を離れる訳にはいかないからどうしよう。
なんか、段々面倒くさくなってきたので、空を飛んでいる奴等を下ろしてやる事にした。
静かに下ろしたから、音も出ない。
しかし、男達はみんな気絶していた。
「あれ?やりすぎた?」
あれぐらいで気を失なうなんて、あんたら衛兵に冒険者だろう?そんなんじゃいざって言うときにドラコンと戦えないぞ。
「…………………………そう言えばうちのドラコンは無事に服を買えたのだろうか?ったく、エリシアさんには嫌われるし、ヤロー共には笑われるし、あと何より香織になんて説明会すればいいのか?」
せっかく夢と魔法がと剣の世界、その名もファンタジーな世界。………なんの捻りもないが、何回も遊びに来たくなる世界だ。
せっかくだから、ファンタジーの定番の馬車で移動し、この世界を満喫したい。
ドワーフの国、エルフの国、獣人の国、魔族の国、神界、天界(あるのかな?)等々楽しみがいっぱい。
あと、勇者とか英雄もいるのだろうか?あ、あと魔王も!
色んな事がありそうで妄想が広まる。
あ、でも王族や貴族達はご遠慮します。
もし、イヤでも会う事になって気に入らない奴等だったらすぐに消えてもらおう!
さぁ、いつ帰ってくるんだエリシアさんとスターシアは?
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
何回も読み返しては誤字をが見つかるし話やセリフの言い回しなどがおかしい場所が多々あり、読んでくださる方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今回は短めです。




