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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
最終章 そして…………
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番外編 日本に帰ってから………30



次々と飛来してきたミサイルをすべて撃ち落とした太郎と香織の次の攻撃が始まった。


事前に精査した敵国のミサイル基地や軍事施設を、無力化していった。


すべてが終わった。あとは自分達の今の立ち位置を、総理大臣に、国として聞いてみたた。


「君たちは異世界転移前と同じ立ち位置として保証する。但し、あの強制転移は2度と起こらないよう、神様にお願いし監視も頼んだ。」


「そうですか。俺達やっと家に、学校に帰る事ができるんですね。」


「はぁーーーーーーーっ、やっと終わったね。」


「神様、総理、ありがとうございます。」


「おじいちゃん、よろしくお願いね。」


「わかったわかった。仮にまたその様な事が起こったら、必ず儂が助けに行くので大丈夫じゃ。」



この話はクラスのみんなにも伝わっていて、太郎と香織より先に自宅に帰っていた。

太郎と香織の二人で、4か国を相手に戦争をして日本を守ったとは知らずに。


太郎達は何年も異世界にいた為、外見はすっかり大人になっていたおり、そのままでは高校生として色々と不都合が生じるため神様が転移前と同じように体にもどしてくれた。…………ただ、一部の女子から不満が出ていた。



「ねぇ、おじいちゃんはこれからどうするの?」


「儂か?儂は天界に帰るぞ。」


「それで、私達のこのチートはどうなるの?」


「あ、それ俺も聞きたかった事だ。」


「そのままで大丈夫じゃ。この世界にいれば、その内自然と無くなるからの。」


「もしまた同じように異世界に行くことがあって、その世界に魔法と言う概念があったら、無くなってもまた復活するはずじゃ。」


「じゃあ、普通にこの世界で生活をしていたら、自然と無くなる訳ですね。わかりました。」


「まあ、それならいいか。」


「じゃあ、儂は帰るからの。またな。」


「うん、おじいちゃん、またね。」


「神様、本当にありがとうございました。国の代表としてお礼を申し上げます。」


「うん、うん。」


「じゃあ、神様。ありがとうございました。」


「うん、うん。太郎もまたの。」


そう言うと神様は突然消えた。


「またの?……………」


「さぁ、太郎帰ろう?」


「うっ、うん。そうだね。それでは総理、失礼します。」


「じゃあ、太郎の家に先に行くね。」


「うん。頼むよ。」


すると、やはり神様と同じように太郎も香織もその場から消えた。




香織は転移魔法を使い、先に太郎の実家に来ていた。



「香織、送ってくれてありがとう。」


「お安いご用です。」



普通は逆なんですが。



「なぁ、香織。神様が最後の挨拶の時に、またね。って言ってたよな?あれ香織にも言ってたから、俺なんか嫌な予感がするって言うか、なにかのフラグのような気がするんだけど、香織はどう思う?」


「あ、あぁ~、あれね。あれは間違いなくまたどこかの世界に飛ばされるか、転移されられるね。フラグどこじゃなく、確定だよ。」


香織はなぜかやけに機嫌が良くニコニコしていた。


「香織、また知らない世界に飛ばされたら嫌じゃないの?


太郎はうんさりした顔で聞いてみた。まぁ、あの表情でさっしがついていた太郎。


「うん、別に。だっておじいちゃんがいるし、太郎も一緒だし、それに私達、最初頃にに比べたら信じられないくらいにチートだから。」



香織は笑った。そして太郎は香織のあまりにも無邪気な返答に、


「ああぁ、ダメだ。異世界転移確定だよ。……………まぁ、香織と二人なら何とかなるか。 」


半分呆れモードで、項垂れていたら、太郎と香織の足元が突然光だした。


あまりにも眩しい光に太郎は目をつぶってしまった。


香織はなぜか歓喜した顔で眩しい光を見つめていた。


「キタァーーーーーーーッ!」


香織が叫ぶ。そしてゆっくりと浮かんできた魔方陣に歓喜した。


(これでまた何年も遊べる。太郎と一緒にまた冒険が始まるんだ。)


光をが弱まり太郎が目を開けた先の地面に魔方陣がハッキリと浮かび上がっていた。


香織は満面の笑顔でそれを見つめていた。


「いや、少しはゆっくりさせて欲しかった。……………今度はどこだよ。」



二人はそのまま光の粒子に包まれて消えていった。



いや、本当なにも聞いていないから、このあとどうするの?


とりあえず、香織と神様の予告通り、またどのかの世界に、強制転移された二人だった。


そして、また新たな冒険か始まる?

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。


やっと番外編か終わりました。

最後は、まったくファンタジーじゃなくなってしまいました。


それでも番外編を最後まで読んでくれる方々に感謝します。

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