番外編 日本に帰ってから…………24
ス~っと1階から地下3階まで、通り抜けていく太郎達。
地下3階に到達した時に目にしたのは、先生と大勢の大人達。
そして、1人のおじさん(この国の総理大臣)と先生がなぜか言い合っていた。
太郎達はその様子を少し伺っていた。
「お父さん、生徒に戦争の道具なんかにはさせませんから。」
いきなりとんでも発言が。
「わかってくれ。彼らがいれば、我が国は近隣諸国から日本を………国民を守れるかもしれないんだ。」
「だからって、まだ未成年でしかも高校生なんですよ!それをなんとも思わないんですか?」
(さっき、先生はあのおっさんをお父さんって言ってなかったか?)
(太郎、あの人は総理大臣だよ。なぜ、先生のお父さんかは知らないけど。)
(それより、私達を戦争の道具とかなんとか言ってたよね。)
(確かに言ってました。)
(ちょっと詳しく聞いてみるか?)
(えっ?ちょ、近く太郎一体何をするの?)
(いや、直接あの総理大臣に話を聞いてみるだけだが。)
(どうやって話をするの?)
(いや、普通に。)
(太郎、あんたまさか魔法をといて姿を笑わす気?)
(だってそうしないと話ができないじゃないか。)
(((はぁ~。)))
(えっ?なに?)
(こんな所に侵入したのがバレたら間違いなく捕まるよ?………太郎なら捕まらないと思うけど、全国指名手配されるわよ。)
(大丈夫まかせて。みんなはそのままでいて。)
(((了解~)))
太郎は先生の背後に迫り、先生に耳打ちした。
(先生。)
いきなり耳打ちされて、ビクッとする先生。それを見ていた総理大臣は。
「どいうした。」
「私の生徒が代表で話がしたいそうです。」
「………………?言ってる意味がわからないんだが。」
「今、ここに私の生徒がいます。話がしたいそうなのて、身柄の保証をして欲しいそうです。」
「今、その生徒は近くにいるのか?」
「はい。ただ、捕まえようとしても無駄だから、話し合いに応じるか、もし応じない場合は、先生を…………私を連れてこの場から逃げるそうです。」
「総理、ここは防衛大臣だけを残して話し合いに応じるべきかと。」
そう総理に耳打ちした人物は、総理大臣の懐刀の副総理兼財務大臣だった。
総理は少し思案してから
「今から、防衛大臣と少し話がある。それ以外の人は悪いが、特別会議室で待機しててくれ。話は後で包み隠さず話をしてみんなの意見を聞かせてもらいう。」
副総理と防衛大臣を残して、みんなは地下2階にあるとされている、特別会議室に移動した。
残ったのは、侵入した太郎達4人と先生、総理大臣、副総理、防衛大臣だ。
「そろそろいいだろう。姿を見せてくれ 。」
「なんだバレてたのか。」
太郎か魔法を解いて、みんなの前に姿を見せた。
「「「お~~っ!」」」
姿を見せた瞬間、総理大臣達が思わず声を上げて驚いていた。
「太郎君じゃないか。久しぶりだな。」
「あれ?おじさん!こんな所で何してるの? 」
「椿くん、おじさんって?」
「え?この人、俺の叔父になる人だよ。 」
「「「「えーーーーーーーっ?」」」」
そしてこっちでも。
(((えーーーーーーーっ?)))
以外すきる展開にこの先とうなる事か。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。るふ
こんな素人が書く小説350000pv突破しました。
本当にありがとうございます。
まだまだ番外編は続きますので、これからもよろしくお願いします。
それから、感想や意見なども是非お待ちしています。




