日本に帰ってから………20
。
す
公安に連行されていく副大臣。
「わ、私にこんな事をしたら、他のヤツが黙ってないからな!」
もう、三流以下の悪役の台詞を吐く副大臣。それは、他にも仲間がいることを暴露しているようなものだが………
副大臣がイヤらしい顔をして総理にヤケクソ気味に話す。
「ふふふふっ。総理。あなたが総理大臣としていつまでいられるか楽しみですね。」
「連れていけ!そして今言った繋がりのある人物をすべて喋らせろ!あと、必ず何処かの大企業の名前や裏社会の大物やあるいは、何処の国の名前が出てくるはずだ。知ってる事を洗いざらい聞き出せ。一刻の有余が無いかもしれん。手段構わず絶対に聞き出せ!」
総理は、今度は法務大臣に耳打ちする。
「副大臣の口から出てきた人物は、手段を構わず全て逮捕または保護しろ。」
「そ、総理、それほちょっと無理があります。罪もない人物をいきなり警察が動くと。しかも、それがさっきのような副大臣みたいな大物ですと、世間やマスコミ、野党からの非難やバッシングなどが激しくなり、総理どころか政党も揺るぎかねません。」
「法務大臣。いいから良く聞いて欲しい。国民の生命や財産を守るためなのだ。…………だから迅速に、誰にも知られずに行動するのだ。今回の件は、公安と自衛隊の一部も一緒に行動する。逮捕理由は、国家反逆罪だ。……………それから、秘密裏に動く為、今回は一般の警察官や刑事は除外する。情報の秘匿を最優先する為だ。大至急日本の裏切り者やスパイ、工作員を聞き出し捕まえるんだ。もしその逮捕した人物に家族などいたら全員保護しろ。
取り調べで罪に加担していた場合は、同じく逮捕するんだ。
逮捕したあとは、できるだけ不正や横領、他の国との繋がりや証拠を見つけるんだ。もう一度言う、ここまでの事をしないと、日本と言う国が滅んでしまうのだ」
「わ、わかりました。至急対応します。」
「大変だと思うが、頼む。」
1人射撃訓練所から法務大臣は走って出てるいった。
「さぁ、今魔法を見てもらった皆は、魔法の存在を認めてくれたはず。一度、会議室に戻ってから、今の日本の現状を話したいと思う。」
静かに移動するみんなの顔は、かなり青ざめていた。
大なり小なり悪さをしている国会議員はいるからだろう。
しかし、今回はまったく問題が違う。日本と言う国がこれからも平和に存続していけるか、滅ぶか、のどちらかの状態になってしまった。
太郎達が転移してから帰ってきて、僅か二日間の出来事だった。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
文章力も無いのに、誤字脱字、話の流れ、セリフ等酷くてなってました。
これからは、よんでもらえる方々にストレス無く………ん?楽しんでもらえるようにがんばります




