番外編 日本に帰ってから………15
太郎は内心かなり焦っていた。
(まさか自衛隊まででてくるとは………)
実家に潜入しようとしたら自衛隊が実家を取り囲むよう動いていた。
(普通、一般の家を自衛隊が守るように動く事はないばず。なんでだ?)
太郎は走りながら色々考えていた。しかし、答えがみつからなかった。
(早くみんなと合流しないと。)
いつもの太郎なら、ここまで焦る事はない。
しかし、自衛隊が動くと言う事は、国がかかわっている事は確かだ。
(なぜ国が……………)
とにかく早くみんなと合流しなくては………との焦りから太郎は大変なミスに気がつかなかった。
太郎は地球上に住む人間の能力をはるかに上回る速度で走っていたが………香織が付与した透明化等の魔法が解けていた。
太郎は、焦りでその事に気がつかずに自動車並みの速度で走ってた。
(さっきから、なぜかあっちこっちから視線を感じる……………まさかっ!)
太郎は慌てて走る事を止め、すぐに気配を消して、目の前にあるマンションの屋上にジャンプした。
(まじヤバいな。色んな人に目撃されたな。)
太郎は、マンションの屋上で項垂れていた。
こんな感じで…………orz
自分のマンションまで、あと歩いて10分。しかし、いまいるマンション以外高い建物がなかった。
しかし、今いる場所から自分のマンションは見えている。
(どうしよう。……………ここから試しに飛んでみるか。……いや、普通届かないだろうけど、俺なら……………届くかな?)
太郎さん、とりあえず早くマンションに帰りましょう。
(みんな、無事でいればいいけど。)
いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
久々の更新ですが、内容が短くてすみません。




