番外編 日本に帰ってから………15
太郎は香織に姿と気配と動く時に出てしまう音などを魔法で消してもらいマンションを後にした。
太郎(なんでこんな大きな話しになってるんだ!)
太郎は身体強化した体で自分の家(本当は屋敷)に走っていた。
いくら姿を消していていても、実体はあるから人や自転車、車など避けながら走る。
太郎(何も無ければもっとスピードが出せるのに。異世界にいた時の方が…………いや、せっかく日本に帰れたんだからこんな事を思ったらフラグになりかねないよな。)
さらにスピードを上げる太郎。
段々と大きな家が見えてきた。(くどいようだけど、庶民からしたら大きな屋敷です。)
太郎(さて、どうやって家に入るか。)
思案するまでもないと思うが・・・・
太郎(フェンスや扉や窓はセンサーがあるから………飛び越えてとりあえず屋根に。)
太郎は軽く屈んでジャンプした。
(タンッ)
無事屋根に着地をした途端に、いきなり大きな音が鳴り出す。
ビィーーー、ビィーーー、ビィーーー、ビィーーー。
太郎は慌てて屋根から飛び降り、家から離れ隠れて警報が鳴る家の様子をうかがった。
太郎(あっ焦ったっー!屋根にまで防犯装置があるなんて知らなかった。)
いくらお金持ちの屋敷とはいえ、犯罪件数が世界的に低い日本でのこの厳重な防犯体制は異常だ。
太郎(おかしい。ここまで防犯装置は無かったはず………えっ!まさか!)
ファン、ファン、ファン!ウゥー、ううぅーーー!
太郎(警察が一分もしないうちに駆けつけるとかありえないだろう?普通は警備会社が来るはず……………はっ?)
ゴゥ~~~、ゴゥ~~~!
太郎(なんで自衛隊の装甲車が一緒なんだ。)
ありえない事だらけで、一瞬混乱する太郎。しかし、すぐに危険を察知した太郎は家から離れ、マンションに戻る事にした。
太郎が隠れていた場所や家(屋敷です。)の周りにはなぜか自衛隊の隊員達が次々にあらわれ周りを警戒していた。
太郎は行きの時よりスピードを上げてマンションまで走った。
太郎(やっぱり何かがおかしい。
早くみんなと相談して何とかしないと。それと、この様子だと先生も心配だ。一応、香織の家も確認したいけど、今は現状を話さなければ。)
まさかこんな大事になってるとは思わなかった太郎は、ただひたすらマンションに向かった。
いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
夏ですから、文句を言っても仕方がないですが・・・・毎日暑いですね。
やっと、小説も書けるようになってもこれでは前みたく毎日更新が厳しいです。
暑い日がまだ続くかもしれませんが、みなさんも体調には気をつけて夏を(あと少しですが。)過ごして下さい。




