番外編 日本に帰ってから………10
10分後にはみんなが集まっていた。…………早い。
香織「で、太郎どういう状況なの。」
太郎「不味い事に、もう警察が現場検証を始めてた。」
ざわっ
マミ「なにそれ、早くない?」
マナ「早い。」
太郎「そう、早すぎる。」
先生はこの話を聞いて気を失ってしまった。
あわててマミマナが支えた。
太郎「はぁ、香織、前にも同じ事があったよね?」
香織「・・・・・?」
太郎「いや、お兄さんだよ。」
香織「あ~、そんな事もあったね。」
太郎「香織、実の兄にそれはないと思うけど………まぁ、今はそのことは置いて。で、話を元に戻すけど、今かなりの人数の警察が、俺達の教室で取り調べや、聞き取り、現場検証を始めていた。その中で、香織のお兄さんの話が出てきていた。」
香織「なんで、お兄ちゃんの話が出てきたの?………それより太郎はその話をどこで聞いたの?」
太郎「みんなが来る前に暇だったから、教室内がどうなっているかみてきたんだよ。そうしたら、刑事らしき人物が香織のお兄さんの事を話をしていて、同じ状況で行方不明になったから、関連があると思ってるみたいなんだ。」
みんなは黙って俺の話を聞いていた。
香織「でも、パトカーとか全然みないけど、なんで?」
太郎「それは、裏門から入って、駐車場に止めたみたい。」
香織「そっかあ。校舎裏は駐車場になってる所があったね。」
太郎「それで、今俺達がノコノコ姿を表していいかどうか悩んでるんだ。もし俺達の存在を明らかにしたら、お兄さんもいないと色々うるさくなりそうで…………」
香織「だから、お兄ちゃんを連れて来るのね。」
太郎「俺達だけだと、お兄さんの事を根掘り葉掘り聞かれそう…………………あっ!」
香織「な、なに、どうしたにの?」
太郎「すっかり忘れてた。……………香織、よろしく頼む。」
香織「え、え、え、な、何の事?」
太郎「香織、お前の魔法があれば万事解決する。」
香織「・・・・・えっ?」
何かこの地球でも御都合主義的なチートな能力を香織が持ってるようですね。
はぁ、何でも持ってる香織がうらやましい。
お金に、地位に、美人な顔に、抜群なスタイルに、頭の良さに、スポーツ万能で、さらに能力に、魔法に、そして………………
こんな女の子は現実にはいない。…………はず。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
なんかグダグダになってきてるような…………(T_T)
今回は短めです。




