第42話 道中からタンドリア
えー、誤字脱字が無いよう点検しましたが、それでもあるなら本当にスルーして読んで下さい。
四人のリーン、マリー、ニーナ、シーバの順で、馬車の操作を教えてもらいながらタンドリアに向かっている。
みんな馬車の操作がうまく(ニーナだけ少し危ういけど、僕よりは上手い。)、本当に手取り、足取り、腰取りだった。
馬車を曳く馬の馬具の調整を教わり(これが下手に付いてると、馬に負担がかなりかかり、正しい付け方をしないと、馬がすぐにバテるそうだ。)
餌は水と塩、あとは乾燥した藁だ。
二頭立ての馬車だから馬の手入れも大変で(でも、1番働いているからちゃんとしないとね。)、この辺りも教えてくれたのはいいんだけど、そんなにくっつかなくても教えてくれそうな気がするけどなぁ~。背中に大きなおもちが2こも。柔らかい。
少しの間、幸せに浸っていた。
(わっ~。マリーてこん大きいの?)
バシッ!
「って~~、先生マジ痛いです、どこたたいてるんですか。ぐっう、はぁ~、痛い、マジ痛い、痛苦しいっ!」
マリー「太郎さん、大丈夫ですか?ちょっと待って下さい。これなら少しは楽になると思いますよ。」
「マリーは突然、両手であそこをスリスリさすってくれた。」
(うわっー、そんな事されたら先生が、先生が。)
「椿君、まだわからないのですか?マリーにそんな所を手で擦られてうれしそですね。気持ちよさそうですね。もしかして、マリーみたいな美人で胸の大きな子がいいのすか。気持ちいいですか?それともまた叩かれたいですか。」
「っ~~~てぇ~。先生なんですか。僕はなにもしていないのにあんまりですよ。」
バタンッ!今度は頭を叩かれた。
「椿君が女の子相手にテレデレ緊張感がない顔をしていたからです。す絶対にイヤらしい事を考えていたのでしょう?」
「(うっ、バレてる。なぜだ?)いえちゃんと馬車の操作を教わってましたよ。気のせいですよ。それから身体強化した体で生身体を叩かないで下さい。。メチャクチャ痛いんですから、下手すると死んじゃいますよ。」
「だって~……………。」
(あれま?先生がすねだした。ほっとこう。)
「さぁ、もう休憩はおしまいです。出発しましょう。」
今度はシーバが隣で馬の操作の仕方のコツを教えてくれた。試しに手綱を付かんで。)
「お~~っ!なんかなんか。」
「何言ってるの?」
(先生が突っ込みを入れてきた。)
「いや~、だからなんか上手くできたかも?って意味ですよ。なんかなんか。」
「それより、いくら安全な街道でも、盗賊や魔物ぐらい少しは出るのに。でも昨日は盗賊はでたけど。」
(先生、盗賊は昨日この四人を助けた時に現れたし、昨夜は、200人を越える敵?と対戦しましたが、なにか?)
「椿君、何か言いたい事が随分とあるみたいな顔をしてるわよ。」
(あります。ありますとも。でも言えない。言ったら何されるか。)
かなり日が傾いてきた、間に合うかな?
「あっ、太郎様壁が、街がみえてきました。」
「ふぅ、何とか間に合いそうだね。」
「ふぁ~あ、これでやっとベッドで寝れるわ。」
(先生、ほとんど寝てたのにまだ寝る気ですか?)
「四人は今日は遅いから、明日の朝に奴隷商に行って解放手続きをしようね。」
「「「「はい、太郎様。」」」」
「おぅおうっ!ヒュウヒュウ!モテまくりの椿君。」
「今時そんな冷やかしなんてしませんよ。しかし、昨夜の戦いで、さんから様だけど、もうすぐみんなを解放するからスルーだ。」
「えっ?そうなの?」
「勝手にやってて下さい。それよりリーン、さっきの話の続きは宿で部屋が取れたらその時に話をしてくれるかな?」
「はい、いつでも大丈夫です。」
(さって、もうすぐタンドリアだ!異世界の街が生で見れるなんて。)
馬車が門に近ずくと、門は開いていた。と言うより壊れて開いていた。
(これは、おかしい。あっ、そう言えばレーダーを見てなかった。)
(どれどれ、……………………。レーダーには誰も映らない。おかしい、絶対に変だ。)
「先生っ!タンドリアが…………」
「おそらく昨夜私達を攻撃してきた人達の仕業かもしれません。」
(あ~っ、異世界の町並みや人々の生活が見れないなんて。)
タンドリアは誰1人いなく、ボロボロになった町並みだけが残っていた。
みなさん、今回も短くてすみません。
また、感謝やご意見などありましたら気軽にどうぞ。




