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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
最終章 そして…………
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番外編 日本に帰ってから………9




それぞれ、自宅に帰っていった。


太郎「どうでもいいけど、みんなどうやって家に入るんだろう?」


などとばかな事を考えながら、自室のクローゼットから制服を出して着替えた。


太郎「よく考えたら、制服なんて久しぶりだよな。………しかも、ちょっとキツイ。野生生活?を続けてたきら、少しは成長した?」


逆にズボンはブカブカで、上のブレザーが腕とか胸の部分がキツイ。


太郎「とりあえずいきますか。」


すぐにマンションから出て、学校まで軽く走っていく。


太郎「あれ?もう学校か。」


軽く走ったつもりだが、意外に早く学校についてしまった。


太郎「さすがにまだみんなは来ていないか。……………学校はどうなってるかな。」


少し気になり、みんながまだ来ていない事もあり、学校に再び侵入してあの後の状況を確認しに教室までいってみた。


太郎「うわっ!マジか。」


教室を覗いたら意外な事になっていた。


太郎「これは不味いのでは?」


教室内には、早くも警察官が何人かと、刑事らしき人物が何人かがすでにいた。


太郎「警察に連絡してから警察がこの学校にくるのが早すぎじゃないか。しかも、正門前とかにパトカーとか止まっていなかったし……………」


少し考えてからすぐに理由がわかった。


太郎「あ、裏門入ったら駐車場になってるんだっけ。」


でも、それでも警察が来るには早すぎる。


太郎「しかたがない。教室に入って警察が話をしているのを近くで聞くしかないか。」


少し危険だが、教室に侵入して刑事らしき人と教師の話を盗み聞きする。


刑事「では、突然生徒が消えた事に間違いないのですね。」


教師「私からはなんとも言えません。残りの………消えなかった生徒達の話では目の前で担任と一緒に消えたそうです。」


刑事「またか……………」


太郎(……………ん?またか?)


刑事2「やはり生徒達は同じような話をしています。」


刑事「不味いな………この事件にまた三ヶ日家の長女が巻き込まれている。」


刑事2「本当ですか。ではこの事件は…………」


刑事「前回は一人で目撃者も一人だったからあまり公にならなかったが、今回はそうはいかないだろう。しかも三ヶ日家の長男に続いて長女までが…………しかも目撃者が10人以上いるからな。」


太郎(あぁ、勇者のことか。(お兄さんか。))


刑事「すぐに署長に連絡をして本店(警察庁)の指示を受けるように言ってくれ。」


刑事2「はい、わかりました。」


一人の刑事が廊下に出て携帯で何処に連絡をしていた。


太郎(まいったな。これどうしよう?)


残されたクラスメイト達は、教室の端に集められ、警察から色々話をまだ聞かされていた。


太郎(とりあえず、正門に戻ってみんなに話さをしなくちゃ。………あと、勇者をテラから一回連れてこないとダメだな。)


俺はそのまま教室を出て正門に向かった。


正門前ではすでに何人かが集まっていた。

香織もその中にいた。…………あれ?香織の制服姿ってこんなに可愛かったっけ?


などと、またばかな事を考えていたら、香織に頭を殴られた。


香織「今頃私の可愛さに気がついたの?」


太郎(いや、なんで俺の心の中を読めるんだ?あと自分でかわいいとか言うか?)


香織「太郎、そんな失礼いな事思っているならまた殴るよ?」


太郎(なぜ、心の中を読む!なぜ疑問形?)


太郎「いや、それより今学校で大変な事になってるんだ。」


ざわっ。


太郎「みんなが集まってから話をするけど、…………香織、一度テラに戻ってお兄さんを一回連れてこないとかなり不味い事になってる。」


香織「なにそれ?」


太郎「とりあえず、みんなが集まってからな。」


あ~ぁ、面倒な事になった。


あ、先生が顔色真っ青にしながらやって来た。


行方不明の中で一番の責任者だから、事件のあとでの出来事に

不安と期待でいっぱいだった。


あ、違った。不安で押し潰されそうなんだろう。

かわいそうに。あとでよしよししてあげなくては。


香織に睨まれてしまった。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。



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