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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
最終章 そして…………
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番外編 日本に帰ってから………7



ここまで完全に空気になっていた立花委員長を含む数名の男子達。

太郎達が何についてギャアギャア騒いでいるのかわかっていなかった。

そこで、委員長事立花が太郎に話しかける。


立花「なぁ、椿達はなんでこんな朝早くから騒いでいるんだ?」


太郎「あぁ、悪い悪い。たいした事じゃないのにマミがしつこくて。」


マミ「なに言ってるの?私がしつこいだって?それならさっさと香織がだけじゃなく私にも教えてよ。」


太郎「だから、その話はもう終わり。香織はともかく、なんでマミにも教えなくちゃいけないんだよ。」


マミ「教えてくれたっていいじゃない。べつに減るもんでもないでしょう?」


太郎「いや、マミに教えたら何か減りそうだから教えない。」


マミ「太郎、いいじゃん。私達幼馴染みでしょう?」


太郎「いや、俺はその幼馴染みに殺されかけたけど?」


マミ「ぐっ、そ、それは………」


立花「二人とも、もうそのへんにしてそろそろ学校に行かないか?」


太郎「あ、本当だ。もうそんな時間だ。じゃあ、速く行こうか。」


マミ「太郎の奴め~、後でまた聞くからちゃんと教えなさいよ!」


マナ「マミも相当しつこいけど、なんでそんなに気になるの?」


マミ「ふふふふ、それは内緒。」


マナ「なにそれ。意味合い不明。」


香織「ほら、マミもマナも早く行こう!」


香織がマミとマナの手を引っ張って学校に向かった。

男子達もそれに続いて学校に向かった。


男子達「う~ん、メチャクチャ違和感があるな。まだ通勤や通学してる人が多い。」


香織「はぁ、はぁ、はぁ。太郎お待たせ。」


太郎「まだまだ学校には入れないな。どうするか。」


太郎達は学校の近くまで来ていたが、まだまだ通学してくる生徒がいた為、建物の影に隠れて観察していた。


太郎「あ、そうだ。香織ちょっといいか?」


香織「なに、なんかあったの?」


太郎「いや、そうじゃなくて確か香織のスキルか魔法に俺達全員の姿を消すやつなかったっけ。」


香織「ん~、あ、あるある。」


太郎「じゃあ、それを使ってみんなで堂々と正門から入って教室に行くか。」


香織「うん、わかった。ちょっと待ってて。」


マミ「なに、香織はそんな魔法も使えるの?そんなのあったら、更衣室や女湯覗き放題じゃん!」


太郎「マミ、お前何そんなに興奮してるんだよ。しかも女湯?普通は逆だろう?」


マナ「太郎、マミは少し百合入ってるから。」


太郎「えっ?それマジで?マミ、お前に今から使う魔法はそんな事に使わせないからな。」


マミ「えーーーーーっ?なんで?ちょっとぐらいいいじゃん。」


太郎「マミ……………呆れて何も言えない。」


マミ「ねぇ、太郎ちょっとだけいいでしょう?ほんの先っちょだけだから。」


太郎「・・・・先っちょってなんなんだよ。」


マミ「大丈夫。痛くしないから。天井のシミでも数えてたらすぐに終わるから。だからお願い。」


太郎「・・・・覗くのに何で俺が痛いんだよ?」


マナ「マミ、その言い方はちょっと引くから。」


マミ「なにがいけないの?ねぇ、本当にちょっとだけだから。いいでしょう?太郎。」


太郎「マミ、お前の言い方はいやらしすぎる。だから絶対に使わせない。…………それより、何で今日に限ってマミは朝からそんなにしつこいんだよ。」


マナ「私もそう思う。……………なんかテンションが高過ぎるような。」


太郎「………………マミ、お前に何か今日は変だぞ?」


マミ「えっ?何が?それより太郎お願いだからちょっとだけいいでしょう?」


朝から様子がおかしいマミ。

太郎は鑑定スキルを使って、マミの様子を探っていた。

すると……………


香織「太郎、準備が出来たよ。」


太郎は鑑定を止めて、香織の所にいった。


太郎「香織、ご苦労さん。早速みんなに魔法をかけてくれるか?…………なぁ、香織。この魔法はどれぐらい持つんだ?」


香織「う~ん、多分私が魔法を解除しなければ何日かは持つはず。」


太郎は内心しまった。と思っていた。


太郎「その解除はどうすれできるんだ?」


香織「えーっと、それは私が解除!っておもったら解除できるよ。」


太郎「その解除するのに距離とかは、本人が近くにいないとダメなのか?」


香織「解除するのに?うん、別に本人が近くいなくても解除できるよ。」


太郎「そ、そうか。わかった。ありがとう、香織。」


太郎からの突然の感謝の言葉にビックリする香織。


香織「あ、うん。ど、どういたしまして。」


マミ「………………………チッ」


太郎「女の子なんだからそれはやめとけよ。そんなマナを両親が知ったら悲しむぞ?」


マミ「………………フッン!」


マナ「マミ、なんかやっぱりおかしい。」


太郎「そうだな。でも今は時間がないから後で詳しく調べようと思ってるから、マナも手伝ってくれるか?」


マナ「うん、大丈夫。私は最初からそのつもりだったから。」


太郎「ありがとう、マナ。」


マナ「それはこっちのセリフ。ありがとう、太郎。」


二人の話が丁度終わった所で香織が話かけてきた。


香織「もういいかな?」


太郎「待たせて悪かった。もうみんなに魔法をかけてくれ。」


香織「みんな!今から透明になる魔法をかけるけど、実際は見えなくなっているだけで、触られたり、ぶつかったりしたらバレちゃうから気をつけてね。」


みんなは静かに頷いた。

太郎はうるさいマミの口を手で塞いで暴れないようにしっかり確保していた。


香織「じゃあ、行くよー!」


香織が無詠唱で魔法を放った。

みんなの体が光だして、姿をけしていった。


太郎「これ、すごいな。」


太郎はしきりに感動していた。


太郎「じゃあ、行こうか。みんなはもうわかっていると思うけどおしゃべりはダメだからな。」


みんなは再度頷いた。しかし、何故か見えないはずなのに、消えた自分達の姿は見えていた。


香織「当たり前でしょう。自分の体も見えない、みんなの姿も見えないでは不便だから、そう言う魔法になってるの。」


みんなは、わかったような、わからないような感じでいたが、今はそれどころじゃないから、無理矢理自分をなっとくさせていた。


魔法だから、何でもアリなんだと。


そしていよいよ太郎達は学校に潜入?するのだった。


正門を通り抜け、学校に入っていった。



最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。


久々の更新でした。

読み返していたら、やはり誤字の多さにガッカリしました。

皆さんのスルースキルに感謝します。

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