番外編 日本に帰ってから………6
太郎がどうやって………高校生の太郎が親の力を借りずにどうやってこの億ションを手に入れたのかがメチャクチャ気になる三人は…………
マミ「太郎!嘘はダメだよ。このマンション、どうやって手に入れたの?」
香織「そうだよ。自分の家があるのに何でマンションなんか買う必要があるの?」
マナ「太郎、このマンションいくらしたの?」
3人の口擊は続く。
太郎「あ~、親父の命令で、放課後とか休みの日にいろんな会社の仕事をさせられた時、たまたま証券会社の仕事で株の買い方とか売り方を勉強をしていたら、『実際に自分の小遣いで株の売買をしてお金の大切さを見に染みて感じてみろ!』って言われて、自分の貯金で実際に株の売買をしたら、いつの間にか貯金が100倍に増えたから、税金対策で買ったんだよ。親父は、株の売買で損をすると思ってたみたいだけど、あの時悔しいそうにしてた顔がなんとも…………素人だから、絶対に損をして貯金が無くなってお金の大切さを教えようとしたみたいだけど………ぐふふふふ。」
マミ「100倍って・・・太郎、いくら貯金があたの?」
香織「あ、私も知りたい。」
マナ「召還される前の私の貯金は…………」
マミがマナの口をふさいだ。
マミ「そんな余計な事は言わなくていいの。」
マナ「むぐむぐ………」
太郎「えっ?じゅあ俺も教えないっと。」
マミ「あ、ずるい!太郎は教えないとダメ!」
太郎「何がずるいんだよ?マミが正直に貯金額を教えてくれたら、俺もちゃんと教えるよ。じゃないと教えなーい。」
香織「た、太郎。私はおしえるから、教えて。」
太郎「うん、いいよ。」
マミ「あーーーーっ!香織だけずるいよ!」
マミが言うずるいってなんですか?
香織「じゃあ、太郎耳貸して。」
香織は太郎の側に行き、自分の貯金額を耳打ちしようとしていたら…………
マミ「ダメーーーーーーーッ!」
マミが慌て太郎と香織の間に割って入った。………瞬動で。
太郎「ぐはっ!」
香織「痛いっ!」
太郎はぶっ飛び壁にめり込んだ。
マナ「マミやり過ぎ。あの壁、マミが弁償するんだよ。」
マミ「えっ?…………マジで。」
太郎「てててて、たっく一体何するんだよ?」
香織「ビックリしたぁー、マミ!何で邪魔するの?」
マミ「え、だって香織が太郎にキスしようとしてたから………」
「「はっ?」」
太郎と香織はマミが何を言っているのかがイマイチわからなかった。
マナ「マミ、何でそんなに邪魔するの?」
マミ「え、だって…………」
「「だってじゃないし!」」
太郎「とりあえず、マミこの壁の修理代、後で請求するからな。」
マミ「えーーーーっ。」
太郎「はぁ、えーーーーっ。じゃないだろう?」
マミ「だって、太郎今小金持ちなんでしょう?男のくせにそんな事でケチケチしないでよ。」
太郎「いや、絶対にお前に弁償させるから。それから小金持ちって何だよ。」
マナ「お金持ちより、お金を持ってない人?」
太郎「意味がわからない。それよりもうこの話はおしまい。そろそろみんな起きてくるし。」
「「「えーーーーーっ?」」」
太郎「えーーーーーっ?じゃないよ。それより今日はビックイベント?があるかもしれない日なんだから、入れ替わった後の事も考えろよ。」
「「「えーーーーーっ?」」」
太郎「ダメだこりゃ。」
太郎はガックリと項垂れた。それでもしつこく聞いてくる3人。
緊張感がまったくないこの4人は、異世界で肉体も精神も鍛えられた証拠なのか?
立花「みんな、おはよう。………みんな何してるんだ。」
香織、マミ、マナの3人は太郎を囲んで朝からギャーギャー騒いでいた。
このマンション、防音もしっかりとしているみたいですね。
しかし、太郎の今の貯金額がメチャクチャ気になります。
はぁ、・・・・羨ましい。お金欲しい。
って、心の声駄々漏れですみません。
マミ「太郎!早く教えなさいっ!」
なんでマミはここまでしつこいのか?そっなの理由も知りたいですね。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
自分で書いていて太郎の事が凄く羨ましいです。




