番外編 日本に帰ってから………2
太郎「……………確かに委員長の言う通り、これはおかしいよな。」
太郎は委員長の腕時計を見て少し焦っていた。
香織「ねぇ、太郎どう言う事?」
太郎「……………委員長の腕時計では、時間は夜中の1時30分。そして、今日の朝に召還された日付になっている。」
ザワッ!
一瞬のどよめきのあと
先生「太郎君、それって………」
太郎「先生、間違いなく、今日の朝、俺達が強制召還された日になっています。」
先生「そ、そんな………」
香織「太郎、それが本当なら………」
太郎「うん、今俺達は家で寝てると思う。」
立花「なぁ、椿これが本当かどうかやっぱり何処かでちゃんと確認しないか?でないと、今後どうすればいいか決められない。」
太郎「そうだな。………誰か確認しに行く必要があるな。それに、なにか食料とか飲み物も手に入れないと………」
先生「わ、私が行ってきます。今なら学校の窓ガラスを割って職員室に行けば、私の机の中に少しだけお金がありますから、それを持ってコンビニに行けば……」
太郎「しかし、窓ガラスを割ってなんてしたら………この学校の警備はかなり厳しいはずです。」
香織「私なら魔法で扉の鍵を開けたり、警備の警報を切ったりできるけど、この世界で同じように魔法が使えるかどうか………」
太郎「とりあえず、こんな校庭のど真ん中で大人数でいると、警備に見つかるかもしれないから、一旦何処かに移動しないか?」
先生「そ、そうね。そうしましょう。」
香織「でも、どこに行けばいいの?」
太郎「あぁ、それなら………」
何か太郎に考えがあるみたいですが、一体どこに行くのでしょう?
太郎には秘密が多いです。




