第406話 再会
太郎様は一人、王城に向かった。
しばらくしてお城の入り口たどり着くと、そこにはハデに壊された門が……………
太郎「みんないるみたいだな。……………しかし、ハデに壊したもんだ。誰だよ?」
マナです。
太郎「まぁ、多分マナあたりじゃないか。」
ピポンピポン!
さすが幼馴染み。
壊された門を抜け、お城に入っていく。
太郎「この城に入るのは何年振りか?」
太郎様は何がブツブツと言いながら、最初に召還された大広間に向かって歩いていく。
太郎「クソッ!あのクソビッチ王女。段々とムカついてきたぜ。」
大広間に到着した太郎様思わず…………
太郎「あっ。」
マナ「あ。」
マミ「た、太郎……………」
立花「つ、椿生きていたんだな。ぐっ。」
立花は太郎の幼馴染みだが、それだけの関係で、香織、マミ、マナのように特別親しい訳ではないんだが……………なぜか、感極まって泣き出した。
しかし、太郎様はそんな事より今マナの目の前でM字にされて縛られている裸の王様ならぬ、裸の王女がそこに転がっていた。
太郎「はぁ、俺がやろうとしてた事をマナが代わりにやったわけだ。」
マナ「うん。太郎の事ならなんでもわかる。このビッチには私達もムカついていたし。」
マミ「たろう~!」
マミが泣きながら走りだし、太郎に頭から抱きついた。
太郎「がはっ!」
マミ「太郎、太郎、太郎!」
マナ「マミ、太郎がかわいそうだよ。」
太郎「がっ、ま、マジか。肋骨何本か折れたぞ。ぐっ…………ヒール!………………………ふぅ。」
マミ「太郎、太郎、太郎、太郎に会いたかったよ。」
太郎「そうか。じゃあ会えてよかったな。」
床に倒れこんで、マミがお腹に頭を埋めながら泣いていた。
すると、なんの気配もなく、いきなり太郎様の頭を抱き締める人物が………。
マナ「太郎、会いたかったよ。太郎。」
太郎(いや~、マナさん、知らない間に随分と成長しましたね。…………はぁ、極楽、極楽!)
三人は再開した喜びを満喫していた。……………おもに、太郎様が。
太郎「で、マナ。あのビッチどうするの?ってか、まだ生きてる?」
マナ「うん、まだ生きてる。あと、処女みたいだから、太郎にあげる。」
太郎様一瞬考える…………いや、ほんの0.01秒だかけ。
太郎「え、いや俺今他の娘の相手が大変だからいらない。」
マナ「じゃあ、熱で熱した鉄の棒でも突っ込む?」
太郎「お前は相変わらず恐ろしい事言うよな。」
マナ「うん、でも太郎には絶対にしない。」
太郎「いや、そこに俺が登場する意味がわからん。…………おい、マミ。もう落ち着いたか。」
マミ「うん。…………ねぇ、太郎。私とマナをお嫁さんにもらって。他に何人でも奥さんや愛人がいてもいいから。」
マナ「太郎、私とマミをもらって。今ならあのクソビッチもついてくるよ。」
太郎「あ、あのクソビッチはイラネ。」
なんとも暫くぶりのハーレムです。
太郎「その話しはみんなが揃ったときな。あと、みんなに知らせたい事がある。」
そう、地球に。日本に…………帰れる。
但し、やらなくてはならない事があるので、全部終わったらの話しになるが……………
神様「太郎、そろそろ行こうか。」
マミ、マナ「おじいちゃん?え?なんで?」
神様が生きていてビックリするマミとマナ。
神様「あい変わらずかわいくて元気な双子達じゃ。」
太郎「え?知らなかった?香織のおじいちゃんは今神様なんだよ?」
マミ、マナ「か、神様?」
さらにビックリするマミとマナ。
太郎「詳しい話しは後で、とりあえずみんなと合流するから。」
そう、太郎はこの後に、やっと香織に会うことが出来る…………はず。
マナ「太郎、このクソビッチはどうする?」
太郎「ちょっと聞きたい事があるから、一応連れていく。そのあとは奴隷で。」
太郎様、かなり悪い顔になってます。
王女は結局、縛られたままで連れていく事になった。
この人達、悪魔だな。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。




